「五番目の季節『まだなつ』」の到来と食の課題
気候変動の影響により、夏の暑さが長引き、日本の季節は従来の四季から「五季」へと変化していると言われています。この夏と秋の間の時期を、味の素株式会社は「五番目の季節『まだなつ』」と名付け、この季節を快適に過ごすための「五季そうさまプロジェクト」を2025年に始動しました。
プロジェクト2年目となる今年は、長引く暑さに加え、秋に向けて大きくなる寒暖差という「まだなつ」特有の気候変動が、人々の食生活に与える影響に焦点を当てています。

「まだなつ」に顕著な寒暖差と献立の悩み
近年の気象データを見ると、「まだなつ」の時期には気温の乱高下が激しくなり、昼夜や日をまたいでの寒暖差が大きく広がることが確認されています。例えば、2025年の東京の気温データでは、8月の真夏日が続く中、9月に入ると寒暖差が顕著になりました。2026年においては、8月下旬からすでにその傾向が見られ、わずか数日のうちに最高気温が10℃以上急降下したかと思えば、数日後には真夏日を記録するといった激しい変動が起こっています。


このような寒暖差は、人々の食のニーズや行動に変化をもたらしています。2026年8月に実施されたアンケート調査では、約63.3%の人が寒暖差によって「献立を決めるのがむずかしい・面倒」だと回答しました。さらに、「春の寒暖差」と比較すると、「まだなつ(9月ごろ)の寒暖差」の時期の方が献立を決めにくいと感じる人が約3倍にものぼるという結果が出ています。


献立に迷う理由としては、「夏の定番メニューには飽きているが、秋冬のメニューにはまだ早いと感じるから(28.6%)」や、「昼は暑いのに朝晩は涼しいなど、1日の中で体感が変わり、何を食べたいか決めにくいから(22.4%)」といった回答が上位を占めました。また、「さっぱり系にするかスタミナ系にするか、その日の献立に迷うか」という質問に対しては、約57.2%の人が「ある」と回答しており、この時期は体感・体力・食欲が激しく変化し、気分のゆらぎが生じやすいことが明らかになっています。


新しい食習慣『変わり目ごはん』の提案
これらの「まだなつ」における食の課題を解決するため、「気候にあわせて、おいしくお変わり!『変わり目ごはん』」という新しい食習慣が提案されています。この『変わり目ごはん』は、同じ食材を活用しながら、調理する直前の気分に合わせて「さっぱり系」にも「スタミナ系」にも自在にレシピを変化させることができるのが特徴です。

例えば、前日や昼に食材を購入したものの、いざ調理しようとしたら気温や気分が変わってしまった、という状況でも、その場の気分に合ったレシピにポジティブに切り替えられるように工夫されています。料理人の東山広樹さんが監修し、極力消化に負担をかけず爽やかに食べられる「さっぱり系」と、カロリーや栄養をしっかり補給する「スタミナ系」の両方のレシピが開発されました。

また、今回は「まだなつ」の食の課題解決というプロジェクトの趣旨に賛同した株式会社紀文食品とのコラボレーションも実現し、紀文食品の製品を活用したレシピも紹介されています。
『変わり目ごはん』レシピ例
共通食材① なす・豚ひき肉
同じなすと豚ひき肉を使って、気分に合わせた2種類のメニューが楽しめます。
-
さっぱり系: なすと豚ひき肉の地層蒸し〜香味ねぎ塩レモン〜
なすとひき肉を重ねて電子レンジで蒸すだけの簡単レシピ。「ほんだし®」の旨みとねぎ塩レモンの爽やかさが特徴です。
レシピ詳細: https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/card/805902/

-
スタミナ系: 地層蒸し麻婆茄子
「丸鶏がらスープ」のコクが利いた特製麻婆だれと卵黄が絡み合う、ご飯が進む濃厚な麻婆茄子です。火を使わずに手軽に調理ができ、スタミナチャージにぴったりです。
レシピ詳細: https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/card/805903/

共通食材② きのこ・豚バラ肉
きのこ・豚バラ肉をベースにした、見た目も楽しい2つのレシピです。
-
さっぱり系: 豚きのこドームの“だしおろし”ぶっかけ
ドーム型に盛り付けられた見た目も楽しい一品。「ほんだし®」を利かせた和風おろしとレモンで、豚バラ肉ときのこの旨みをさっぱりと味わえます。
レシピ詳細: https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/card/805900/

-
スタミナ系: 卵黄とろ〜り!豚きのこの“スタミナ”ドーム
「コンソメ」のうま味が利いた特製ガーリックだれで、インパクト抜群のスタミナメニューに。卵黄が豚肉ときのこに絡みつき、食欲をそそります。
レシピ詳細: https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/card/805901/

株式会社紀文食品コラボレシピ
- The SURIMIと秋なすボード だしマヨ焼き
紀文食品の「The SURIMI」のうま味と、だしマヨ、チーズがほどよくマッチした、ボリューム満点の簡単メニューです。

これらのレシピは、料理人の東山広樹さんが監修しました。東山さんは、会員制レストランの主宰や食品会社・飲食業のレシピ開発を手掛けるほか、年間400軒超の飲食店を食べ歩き、料理のおいしさを追求しています。

『変わり目ごはん』を支える製品
『変わり目ごはん』のレシピには、味の素の様々な製品が活用されています。
-
「ほんだし®」
香り・コク・味わいに優れた3種のかつお節を使用した、香り高く美味しい和風だしの素です。さっと加えるだけで、和食の味付けを簡単手軽に仕上げます。

-
「丸鶏がらスープ™」
鶏肉とがらをじっくり煮出した本格鶏がらスープの素です。あっさりしながらもコクがある深い味わいで、中華料理だけでなく様々な料理に活用できます。

-
「味の素KKコンソメ」
じっくり煮込んだお肉と香味野菜のコクが詰まった洋風スープの素です。いつものスープや煮込み料理を一層美味しくします。

今後の展望
日本では、夏にはそうめん、冬には鍋といった季節ごとの食ジャンルがありますが、「まだなつ」においては、この『変わり目ごはん』が献立で迷う人々の悩みを解決し、新しい定番となり得ると考えられています。今後も他社とのコラボレーションを強化しながら、継続的にアイデアを展開していく予定です。


コメント