アンリツ、未来社会を支える技術の知見を集約した技術論文誌『アンリツテクニカル』第101号を発刊

テクノロジー

広範な研究テーマを網羅

第101号では、アンリツが培ってきた“はかる”技術を起点として、多岐にわたる分野の研究成果が掲載されています。具体的には、通信計測、食品・医薬品の品質検査、先端材料・デバイス、AI・セキュリティ、EVパワートレイン評価、計測アプリケーション開発基盤といったテーマが深く掘り下げられています。

6Gの未来を展望する特別講演録

本号の大きな特徴の一つとして、情報通信研究機構(NICT)の原井洋明氏による「6Gとその先の社会」をテーマとした特別講演録が収録されています。これにより、次世代通信技術がもたらす未来社会の具体的な姿や、それを支える技術の広がりについて、読者が深く理解を深めることができるでしょう。

主要論文のハイライト

掲載されている一般論文からは、社会の様々な課題解決に貢献する最新の技術動向と具体的なソリューションが紹介されています。

次世代eCall向け試験ソリューション開発

欧州では2026年1月からNG eCall型式認定が義務化され、自動車の緊急通報機能には高度な適合試験が求められています。アンリツは、このNG eCallに加え、Hybrid eCallにも対応し、業界初のEN18052:2025対応試験ソリューションを提供しています。

画像認識AIにおける評価技術の動向と紹介

画像認識AIは、医療や品質検査など、精度が非常に重要となる分野で活用が広がっています。本論文では、精度だけでなく、解釈性や信頼性も含めて評価する考え方を示し、説明可能AI(XAI)や不確実性の定量化といった、実応用を見据えた評価技術が紹介されています。

省人化・省力化を追求したX線検査機の開発

最新のX線検出器と画像処理技術を活用し、省人化・省力化を追求したX線検査機が開発されました。高感度で誤検出の少ない検査と、1回のテスト搬送で検査設定を可能とする機能により、食品工場の品質確保と検査準備の効率化に貢献します。

シミュレーションと実電源を融合したEVパワートレイン評価の技術実証

脱炭素化の進展を背景に、電気自動車(BEV)開発の効率化が求められています。本論文では、HILS(Hardware-in-the-Loop Simulation)と双方向直流電源を融合した「Power HIL」の技術実証が紹介されています。これにより、実車完成前でも実車相当のパワートレイン性能評価が可能となり、開発効率化、コスト削減、実車評価における手戻り低減への貢献が期待されます。

論文誌の入手方法

『アンリツテクニカル』第101号は、以下のリンクから全ページを一括でダウンロードできます。また、過去に発行された論文誌のアーカイブも公開されており、アンリツの技術の歴史と進化を辿ることができます。

アンリツの公式サイトはこちら: https://www.anritsu.com/ja-JP

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