S-CADE.、清水エスパルスとフィジカル強化サポートを締結 – 全カテゴリーで一貫したデータ活用を推進

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S-CADE.、清水エスパルスとフィジカル強化サポートを締結

慶應義塾大学発のスタートアップ企業である株式会社S-CADE.は、Jリーグ創設時からのオリジナル10クラブである清水エスパルスとフィジカル強化サポート契約を締結しました。

この提携により、S-CADE.は自社開発の次世代ハイブリッド測定デバイス「Voltono X」の提供、フィジカル測定代行の実施、そしてスポーツデータ統合分析プラットフォーム「CORISEアナリティクス」の提供という3つのサービスを通じて、清水エスパルスのU-12(ジュニア)からトップチームまでの全カテゴリーにわたるフィジカル強化を包括的にサポートします。

清水エスパルスは、「将来トップチームで活躍できる選手を育成する」という理念のもと、U-12からユースまで一貫した育成体制を構築してきました。S-CADE.の測定・分析サービスは、この理念と連携し、各カテゴリーで蓄積されたフィジカルデータをクラブ全体で共有・活用できる仕組みを構築します。

S-CADE | 清水エスパルス

S-CADE.が清水エスパルスに提供する3つのサービス

本サポート締結において、S-CADE.は以下の3つのサービスを通じて、清水エスパルスの全カテゴリーのフィジカル強化を包括的にサポートします。

1. Voltono X 提供

スプリント・アジリティ計測とジャンプ計測を1台に統合した次世代ハイブリッド測定デバイス「Voltono X」が提供されます。高精度LiDARセンサーを搭載しており、グラウンドに置くだけで即座にセットアップが完了します。反射板の設置や光軸合わせは一切不要です。重量は約170gで防水仕様のため、屋外練習場でも日常的に利用できる設計です。Bluetooth接続により、データはすぐにプラットフォームへ集約されます。

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2. フィジカル測定代行

S-CADE.のスタッフが現場に出向き、全カテゴリーのフィジカル測定を代行実施します。設置・測定・データの三段階で品質を保証する設計により、測定者や環境が変わっても同一基準のデータを安定して取得できます。「測って終わり」ではなく、測定直後に選手がスマートフォンで自身のデータを確認・活用できるフィードバックまで完結します。U-12の選手からトップチームのプロ選手まで、同じ基準で測定を受けられることが大きな価値となります。

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3. CORISEアナリティクス 提供

フィジカル測定、コンディション、ジャンプ力など、多岐にわたるデータをプラットフォームに集約して一元管理する「CORISEアナリティクス」が提供されます。自分好みのダッシュボード、即時帳票生成、カテゴリー間の縦断比較により、U-12からトップチームまで一貫した「成長の軌跡」を可視化します。エクセルライクな操作性で、専門知識がなくても現場スタッフ自身が直感的にデータを扱うことができます。

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ジュニアからトップチームまで ― 一貫したフィジカルデータの「縦の軸」

本パートナーシップにより、U-12からトップチームまで、同一基準のデータで選手の「成長の軌跡」を追跡することが可能になります。選手が各カテゴリーを上がるたびに、蓄積されたフィジカルデータが次の強化指針となります。ユース時代のスプリントタイムとトップ昇格後のデータを比較するなど、長期的な成長の軌跡を科学的に追跡することができます。

測定品質の保証 ― どのカテゴリーでも、同じ精度のデータを

S-CADE.が最も重視したのは「測定品質の均一化」です。U-12の小学生からトップチームのプロ選手まで、同じ基準で測定されなければ、カテゴリー間の比較に意味がありません。S-CADE.は、設置・測定・データの三段階で品質を担保する独自の仕組みでこれを実現します。

  • STEP 1:設置チェック
    Voltono Xの高さ・距離・角度を規定値で固定し、環境要因による誤差を入口で遮断します。

  • STEP 2:測定チェック
    NG例の定義とやり直し条件を事前に明確化し、現場ごとの「揺れ」をプロトコルで封じます。

  • STEP 3:データチェック
    測定現場での再測判定と測定後の異常値検査を行い、二重の確認で欠損や誤記を捕捉します。

CORISEアナリティクスによるデータ活用

S-CADE.のフィジカル測定・即時フィードバック分析システム「CORISE」を軸に展開するCORISEアナリティクスは、清水エスパルスの全カテゴリーで取得されたデータを一つのプラットフォームに集約します。

  • 即時フィードバック
    測定後、選手がスマートフォンでデータを確認した直後に、前回との差分、カテゴリー内での評価、個別最適化されたトレーニングメニューが提示されます。これにより、「今すぐ練習したい」というモチベーションを逃しません。

  • プロファイル分析
    選手個人の強み・弱みを詳細に可視化します。「この選手はスプリント加速に課題がある」「ジャンプ反応力は同年代トップ水準」といった具体的な強化指針が提示されます。

  • 縦断・横断の比較分析
    U-12からトップチームまでの縦断比較に加え、カテゴリー内・学年別の横断比較も可能です。個人の成長軌跡とチーム全体のフィジカル水準を多角的に把握できます。

  • 帳票・ダッシュボードの即時生成
    測定後すぐにチーム全体のフィジカルレポートを自動生成します。指導者がデータを分析するための時間ではなく、コーチングに時間を使える環境を実現します。

今後の展望

S-CADE.は清水エスパルスとのサポート締結を通じて、Jリーグクラブにおける一貫したフィジカル強化サポートのモデルケースを構築します。選手のU-12からトップ昇格までの全データを継続的に蓄積し、日本サッカー界にとって貴重な育成データベースを形成することを目指します。清水エスパルスでの成功モデルを基に、他のJリーグクラブへのサービス展開を加速させていく計画です。

コメント

株式会社S-CADE. 代表取締役 山口翔大氏

「Jリーグ創設時から日本サッカーを牽引し続けてきた清水エスパルス様と、このたびフィジカル強化サポートを締結できることを大変光栄に思います。私たちS-CADE.は、競技現場のアナログな課題をテクノロジーで解消することを使命に、研究と開発を重ねてまいりました。U-12からトップチームまでの全カテゴリーにおいて、現場が抱える課題を科学の力で解決していくことを全面的にサポートできるのは、私たちにとって何より嬉しいことです。測定デバイス・測定代行・分析プラットフォームの三位一体で、エスパルス様が30年以上にわたって築き上げてこられた一貫した育成体制を、データの面から支えてまいります。一人ひとりの選手がジュニアからトップへと駆け上がる、その成長の軌跡を科学的に可視化し、伝統あるエスパルス様の理念の実現に全力で貢献してまいります。」

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株式会社エスパルス GM 反町康治氏

「S-CADE.様にサポートいただき、トップチームとアカデミー双方のフィジカルデータ測定に取り組んでいただいていることを大変心強く感じています。エスパルスは、育成型クラブとして『個の成長』がチーム強化につながるという考えを大切にしています。そのためには、感覚だけでなく客観的なデータも活用しながら選手の成長を支えていくことが重要と考えています。S-CADE.様は高い専門性を有するだけでなく、測定結果を選手育成へどう生かすかという視点も共有いただける存在であり、大きな魅力を感じています。また、クラブとしてはトップチームとアカデミーを切り離して考えるのではなく、一貫した育成・強化環境を整えることを目指しています。育成年代からトップと同じ視点・基準で自分を知り、成長を積み上げられることは、選手にとって非常に価値ある経験になるはずです。この取り組みが、選手自身の成長意欲をさらに引き出し、より高いレベルへ挑戦していく文化作りにつながることを期待しています。」

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