電気代節約の実態調査:半数以上が「無理をしている」と感じる中、本当に効果的な対策とは?

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調査概要

この調査は、2026年8月4日から8月18日にかけて実施され、293人の男女から有効回答を得ました。回答者の年代は20代から70代まで幅広く、世帯構成や住居タイプも多岐にわたります。

電気代の負担感と実際の費用

過去1〜2年間で電気代の負担が増えたと感じている人は、「かなり負担が増えた」25.6%と「やや負担が増えた」52.6%を合わせて78.2%に上ります。

直近の夏(冷房を使う時期)の1か月の電気代で最も多かったのは「1万〜1万5千円未満」で33.8%でした。2万円以上かかっている家庭も11.9%存在します。

電気代の負担は増えた? 夏はいくらかかった?

実施された節約対策とその効果

何らかの節約対策を実施している人は全体の94.2%に達します。最も多かった対策は「エアコンの設定温度を見直した」(54.6%)で、次いで「サーキュレーター・扇風機を併用した」(41.0%)、「エアコンの使用時間・部屋数を減らした」(33.4%)が続きました。これらの対策は、現在の環境の中で工夫や我慢を伴うものが上位を占めています。

家庭で実施した電気代の節約対策ランキング

しかし、これらの対策が電気代にどの程度影響したかを尋ねると、「ほとんど変わらなかった」と回答した人が38.6%で最多でした。月1千円以上安くなったと実感した人は25.3%にとどまっています。

さらに、「節約対策によって生活の快適さや健康面で無理をしている」と感じる人は、「かなりある」7.2%と「少しある」45.7%を合わせて52.9%にも上ります。半数以上の人が無理を感じながらも、その努力が請求額に反映されていない実態が浮き彫りになりました。

節電対策で、電気代と暮らしはどう変わった?

本当に効果的な節約対策は「設備・契約の見直し」

実施した対策別に電気代の削減効果を見ると、上位には「太陽光発電・蓄電池の導入」(1千円以上安くなった86.7%)、「古い家電を省エネ家電に買い替えた」(同60.0%)、「電力会社・料金プランを見直した」(同45.5%)が並びました。これらはいずれも、設備や契約そのものを変更する対策です。

どの節電対策が、実際に効いた?

一方で、実施率が最も高かった「エアコンの設定温度を見直した」で1千円以上安くなった人は26.9%、最も効果が低かった「待機電力を減らした」では17.9%でした。

この結果を「工夫・我慢系」の対策と「設備・契約系」の対策で比較すると、その差は顕著です。

  • 工夫・我慢系のみを実施した人:1千円以上安くなった割合は19.2%、無理をしていると感じる人は58.6%。

  • 設備・契約系を実施した人:1千円以上安くなった割合は48.6%(工夫・我慢系の約2.5倍)、無理をしていると感じる人は44.4%。

このことから、設備や契約に手をつけた人の方が、より大きな金額の削減を実感し、かつ無理を感じる度合いが少ないことがわかります。

工夫・我慢だけより、設備・契約の見直しが効いた

節約できない理由と今後の検討事項

節約対策が十分にできない理由として最も多かったのは「我慢するのが健康面で心配」(25.9%)でした。猛暑の中での節電は熱中症のリスクと直結するため、これ以上の節電は難しいと感じる家庭が多いようです。その他、在宅勤務やペット、楽器のために室温を保つ必要があるといった声も寄せられました。

今後さらに電気代が上がった場合に検討したいこととしては、「電力会社・プランのさらなる見直し」が36.5%で最多となりました。現在の実施率が7.5%であることを考えると、効果的な対策への関心が高まっていると言えるでしょう。

十分に対策できない理由と、これから検討したいこと

体験談から見る節約の難しさ

具体的な節約の体験談では、試行錯誤の様子がうかがえます。

  • 「こまめに抜き差しした結果、コンセントが劣化しただけだった」(40代・持ち家戸建て)

    • 待機電力削減のためにコンセントを抜いていたものの、電気代はほとんど変わらず、コンセントが劣化してしまったという失敗談です。
  • 「こまめに消すより、つけっぱなしのほうがよかった」(50代・持ち家戸建て)

    • 短時間でのエアコンのオンオフは、部屋を再び冷やすためにかえって電力を消費することがあります。設定温度を調整し、扇風機を併用する方が快適さと節約を両立できたとのことです。
  • 「28度設定にしたら、暑くてイライラする夏になった」(30代・持ち家戸建て)

    • 我慢しすぎた結果、快適さを損ない、精神的な負担につながってしまった事例です。
  • 「サーキュレーターで、29度設定でも快適になった」(30代・持ち家集合住宅)

    • 家電の賢い併用で、設定温度を無理なく維持し、快適さを向上できた成功例です。
  • 「電気代を減らそうと外で仕事をしたら、交通費で相殺された」(60代・持ち家集合住宅)

    • 節約のために行動しても、思わぬ出費が発生し、結果的に効果が薄れてしまうこともあります。

コンセントを抜き続けたが、電気代は変わらなかった

まとめ:頑張っている対策ほど、金額には表れにくい実態

今回の調査からは、多くの家庭が日々の工夫や我慢によって電気代を節約しようと努力しているものの、その努力が必ずしも請求額に比例するとは限らないという実態が見えてきました。特に、設備や契約そのものを見直す「設備・契約系」の対策は、「工夫・我慢系」の対策と比較して、より高い節約効果と低い無理の実感が得られることが示されています。

暑さを我慢するだけの節電ではなく、電力会社や料金プランの見直し、省エネ家電への買い替えなど、根本的な対策を検討することが、無理なく持続可能な節電につながるかもしれません。

全ての集計結果データは、以下のURLから閲覧可能です。

電気代・節電対策に関するアンケート調査

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