360度生活行動データとAIで生活体験を革新、「HAUS UPDATA」第3弾実証事業が始動

テクノロジー

「HAUS UPDATA」のこれまでの成果

「HAUS UPDATA」は、これまでに2回の実証事業を行ってきました。第1弾では、IoT機器などから得られるデータを通じて、家庭内の生活行動や商品の使用状況を継続的に把握できることが確認されました。

第2弾では、モニター世帯や参画企業を拡大し、生成AIを活用したチャットボットを導入。生活行動データに基づいた個別の生活サポートの有効性が検証されました。これらの検証の結果、生活行動データをもとに暮らしをいくつかの「生活モード」に分類したところ、生活リズムや行動傾向は、性別や年代といった属性だけでは十分に説明できないことが明らかになりました。また、同じ世帯でも時期によって生活モードが変化することも確認されています。

生活モードのクラスタ解析イメージ

第3弾実証事業の目的と具体的な取り組み

第3弾実証事業では、これまでの成果を踏まえ、パーソナライズをさらに進化させ、一人ひとりの暮らしに寄り添う生活サポートを検証します。具体的には、「生活者一人ひとりに寄り添う生活体験」と「企業の生活者理解」の両立を目指し、以下の3領域に実証を拡張します。

1. データの拡充による生活者理解の深化と生活体験の高度化

これまでの実証で得られた知見を基に、参画企業の拡大によって、取得・連携するデータのさらなる多様化を図ります。AIが生活リズムや行動の変化を捉え、その時々の状況に合わせて、メッセージングアプリ上のAIチャットボットを通じて、ライフバランスのサポート、家事の意思決定のサポート、つながりのサポートといった生活サポート情報を提供します。これにより、生活者が自身の生活行動データを身近に活用し、日常的かつ継続しやすい体験を提供することを目指します。

360度生活行動データとAIを活用したロンジェビティ支援システム

2. データ活用による豊かな暮らしの実現に向けた取り組み

本実証を通じて取得・分析される生活行動データを活用し、生活者一人ひとりの暮らしをより深く理解することで、豊かな暮らしと人生の実現に資する住まいとサービスのあり方を検証します。これまで把握が難しかった生活実態や潜在ニーズを可視化し、住まいを提供するだけでなく、住む人の暮らしや人生の変化に寄り添い続ける新たな居住価値の創出を目指します。

3. マンションブランド「LIVIO」における商品企画・居住後サービスへの活用検証

蓄積された生活行動データをもとに、ライフスタイルごとの住まい方や居住者ニーズが分析されます。この分析結果は、住空間の設計や共用施設計画などの商品企画に反映されるとともに、入居後も継続的に暮らしをサポートする情報提供サービスの検討が進められます。これにより、住宅の供給にとどまらず、暮らしの変化に応じて価値を提供し続ける「LIVIO」ならではの住まい体験の実現を目指します。

本実証事業は、スマートホームの普及拡大を見据え、生活者には継続的な生活・健康サポートを、企業には実行動データに基づく生活者理解を両立させ、双方に価値をもたらすスマートホーム活用モデルの確立を目指しています。スマートホームが単に住宅設備や家電をコントロールする仕組みに留まらず、生活者と企業が連携しながら新たな商品・サービスや体験を生み出す基盤へと発展していくことが期待されます。

第3弾実証事業の概要

  • 期間: 2026年8月から12月

  • 対象: 「HAUS UPDATA」の取り組みへの参加を承諾したモニター100世帯程度

  • 方法:

    • IoTセンサーとIoT家電を設置し、参画企業の商品を配布して、モニターの生活行動データを収集

    • 収集したデータを、電通独自のセキュアなデータ基盤上で分析し、生活習慣・趣向を把握

    • 生成AIがモニターそれぞれの生活習慣・趣向に合わせて日用品の購買レコメンドや生活サポートを実施

    • 生成AIとの対話内容や生活者の回答内容を踏まえ、各社の提供サービスへフィードバック

  • HAUS UPDATA運営事務局: 株式会社電通、日鉄興和不動産株式会社、株式会社CAPCO AGENCY、株式会社電通マクロミルインサイト、設備機器メーカー1社

  • 主な参画企業と役割(順不同):

    • 日鉄興和不動産:本実証事業の運営(推進)主体、企画案検討

    • 電通:HAUS UPDATA/本実証事業の企画設計・結果検証、データ連携基盤・生活者理解アルゴリズム・生活者向け生活サポートダッシュボード・共創AIの開発、情報・サービス提供支援

    • CAPCO AGENCY:本実証事業の運営(推進)主体、ペット共生領域の実証

    • 電通マクロミルインサイト:本実証事業の運営(推進)主体

    • 電通デジタル:共創AIの開発

    • シャープ:IoTデバイス「のせログ」の開発・データ連携

    • オウガ・ジャパン Lumi United Technology Co., Ltd:IoTセンサー「Aqara」データの連携

    • ライフログテクノロジー:食事・運動・バイタル管理アプリケーション「カロミル」の提供、データ連携

    • マイベスト:生活行動データと連携した日用品比較機能の開発協力、商品評価・ランキング・選び方データの連携

    • NTTドコモ:HEMS機器の設置と生成AIによる電力使用サポート機能の検証

    • 美和ロック:スマートロックの連携

    • SWITCHBOT:IoTセンサー「SwitchBot」データの連携

    • ビデオリサーチ:テレビ視聴データの連携

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