元TikTok Japan責任者がInMobi/Glanceの日本・韓国トップに就任
グローバルなテクノロジー企業であるInMobiは、日本における経営体制を大幅に強化することを発表しました。元TikTok Japanゼネラルマネージャーのアージュン・サーワル氏が、シニア・バイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャー(日本・韓国担当)に就任します。サーワル氏は東京を拠点に、InMobi Advertising事業と、Glanceのエージェンティックコマース・プラットフォーム事業を統括します。

サーワル氏はMeta、Google、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経てTikTok Japanのゼネラルマネージャーを務めるなど、テクノロジー業界で20年以上の経験を持ち、APAC地域で広告、コマース、コンシューマーテックの立ち上げと成長を牽引してきました。
AIが購買体験を革新する「エージェンティックコマース」とは
今回の人事は、AIが消費者に代わって商品を発見し、提案し、購買まで導く「エージェンティックコマース」への注力を強めるInMobiの方針を反映したものです。従来のオンラインショッピングでは、ユーザーが検索窓にキーワードを入力するところから買い物が始まっていました。しかし、Glanceのエージェンティックコマース・プラットフォームは、検索よりも前の段階でユーザーの関心に基づいた商品を提案します。スマートフォンのロック画面など、ユーザーが日常的に目にする画面にパーソナライズされた商品を表示し、そのまま購入までシームレスに導くことで、新たな購買体験を提供します。
日本市場をAI・エージェンティックコマース戦略の重点市場に
InMobiは、日本をAI・エージェンティックコマース戦略の重点市場と位置づけています。日本はモバイル市場が成熟しており、イノベーションが活発で、品質や顧客体験に対する期待が高いという特徴があります。Glanceは、この日本市場で得られる実績と知見を、アジア各国への展開の土台と考えています。今後、通信事業者、デバイスメーカー、メディアなどとのパートナーシップをさらに強化していく計画です。
Glanceはソフトバンク株式会社との戦略的パートナーシップにより、日本で急速に拡大しています。現在、Galaxy S26シリーズやAQUOS R10などのフラッグシップ端末でサービスが提供されており、今後はスマートフォンにとどまらず、コネクテッドTV(CTV)などのデジタル接点へと体験を拡大していく予定です。
InMobiは日本で15年以上にわたり事業を展開し、国内モバイル広告市場で強固な事業基盤を構築してきました。現在、国内の主要パブリッシャー約150社と連携し、国内有数のアプリ内広告向けSSP(Supply Side Platform)として継続的に上位に位置付けられています。
強化された経営体制
日本市場における事業成長を加速させるため、InMobiは経営体制を強化しました。
| 氏名 | 新役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| アージュン・ サーワル (Arjun Sarwal) | シニア・バイス・プレジデント兼 ゼネラルマネージャー(日本・ 韓国担当) ※InMobi Advertising/Glance エージェンティックコマース事業を統括 | TikTok Japan カントリーヘッド兼ゼネラルマネージャー、Meta、Google、マッキンゼー・アンド・ カンパニー |
| 天野 耕太 | Head of Agency Business (北アジア担当) | Apple、Liftoffでの経験を通じ、 エージェンシーとのパートナー シップおよび日本の広告 エコシステムに精通 |
| 泉 亮介 | Head of Client Business (北アジア担当) | Amazon、AppLovin、Twitterで 20年以上にわたり広告・ レベニュー事業を統括 |
トップからのコメント
InMobiおよびGlanceの創業者兼CEOであるナビーン・テワリ氏は、日本市場への強いコミットメントを表明しています。

「日本は長年にわたり当社にとって重要なパートナーであり、その関係を私たちは非常に大切に考えています。AIが日常生活の一部となる中で、イノベーションと同じくらい『信頼』が重要になります。日本は品質と顧客体験において世界の基準を築いてきました。市場を深く理解し、確かなリーダーシップを備えたアージュンとともに、Glanceを拡大し、人々にとって価値あるAI体験を築いていける体制が整いました。私たちは日本と、その技術エコシステムに引き続き強くコミットしていきます。」
また、新任のシニア・バイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャー(日本・韓国担当)のアージュン・サーワル氏も、日本市場でのビジョンを語っています。

「日本は世界で最も成熟したモバイルファースト市場のひとつであり、顧客体験においてグローバルな基準を示す存在です。私たちのアプローチは2つの原則に基づいています。ひとつは、消費者のニーズを先回りして考え抜かれた体験を届ける『デジタル・おもてなし』。もうひとつは、パートナーの皆さまとの真の『共創』です。Glanceのエージェンティックコマース体験と、InMobiの信頼される広告ケイパビリティを組み合わせることで、消費者の商品との出会い方、そしてブランドの消費者との関わり方を再定義できると考えています。」
今後の展開
サーワル氏のリーダーシップのもと、Glanceはスマートフォンで提供してきたAI体験を、コネクテッドテレビ(CTV)やその他のデジタル接点へと拡大していく計画です。これにより、消費者の「発見」「購買」「ブランドエンゲージメント」を横断する、つながったAIエコシステムの構築を目指します。あわせてInMobiは、北アジアにおける広告事業でもダイレクトセールスおよびGo-to-Market戦略を強化し、日本・韓国・台湾での成長を加速させます。
InMobiとGlanceについて
InMobi
InMobi Groupは、エージェンティック・コマースと広告の未来を切り拓くグローバル・テクノロジー企業です。エージェンティックAIを核とする広告プラットフォームと、エージェンティック・コマースの新たなモデルを開拓する生活者向けプラットフォーム「Glance」を通じて、データ、機械学習、生成AIを活用し、ブランドがターゲット層に的確にリーチし、生活者がより直感的に商品と出会える体験を実現します。
公式サイト:https://www.inmobi.com/
公式X:https://x.com/InMobi
Glance
Glanceは、生成AIを活用してショッピング体験を再定義する、革新的なAIサービスを開発・提供するコンシューマーテクノロジー企業です。スマートフォンやテレビ、各種アプリなど、さまざまなデバイス上で予測技術、視覚処理、リアルタイム連携を組み合わせた独自のAI基盤を用いて、購買体験に新たな可能性をもたらしています。GlanceはGoogle、Jio Platforms、Mithril Capitalの出資を受けており、InMobiグループの非連結子会社として事業を展開しています。
公式サイト:https://glance.com/


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