大口径管路の常時漏水監視に対応 IoTノイズロガー「SmartEAR®+eC」提供開始

テクノロジー

SmartEAR®+eCの概要と特長

「スマートイヤー」製品は、水道管に設置し、漏水音を24時間365日監視するIoTノイズロガーです。管種や口径を問わず設置でき、取得した音圧や周波数データに基づいて相関解析を行い、漏水箇所を特定します。

今回提供が開始された「スマートイヤー+eC」は、従来の標準モデルをベースに、大口径管路や重要幹線の監視に適した機能が強化されています。最大2,000mmまでの管径に対応し、音響データに加えて水圧・水温データも取得できるため、より多角的な情報に基づいた監視が可能です。

SmartEAR®+eC製品本体

両モデルともにコンパクトな設計で、スマートフォン専用アプリ「SmartEAR®-GO!(スマートイヤー・ゴー)」を使用することで、現地での設置作業を容易に行えます。また、LTE-M/NB-IoT通信とWebブラウザからアクセス可能な専用クラウドシステム「POSEYEDON® Cloud(ポセイドンクラウド)」により、遠隔からの「一元管理」と「データの可視化」を実現します。

SmartEAR®ロガーネットワークのシステム概要図

主な特長と導入メリット

  • 常時監視による早期検知: 24時間365日の監視体制により、定期調査では見逃されがちな漏水を継続的に検知します。

  • 大口径・幹線対応の強化: スマートイヤー+eCは、最大約1,000mのセンサー間距離と大口径管路(最大2,000mm)に対応し、導水管・送水管・幹線などの重点監視に適しています。

  • 面的監視と重点監視の使い分け: 標準モデルのスマートイヤーは中小口径管路の「面的監視」に、スマートイヤー+eCは重要区間や長距離区間の「重点監視」に効果を発揮します。

  • 設置・運用の柔軟性: 管路への加工が不要で、短時間での設置・移設が可能です。監視エリアの変更や段階的な導入にも柔軟に対応します。

  • データ活用による業務効率化: クラウド上でのデータ一元管理により、異常検知から対応までの一連のプロセスを効率化します。

SmartEAR® 製品比較表

導入実績と今後の展開

スマートイヤー製品は国内外で導入が進んでおり、国内では15の水道事業体で約300台が稼働しています。海外では130カ国以上で累計4万台以上の導入実績があり、都市単位での広域監視にも活用されています。開発元のセバは70年以上にわたり漏水調査機器を提供し、相関解析技術に基づく製品開発を継続しています。

スマートイヤー+eCによる大口径・幹線の重点監視と、スマートイヤーによる面的監視を組み合わせることで、管路ネットワーク全体の包括的な監視体制の構築が可能です。初期検証から段階的な導入、複数年度での展開など、事業体の状況に応じた柔軟な導入スキームに対応し、持続可能な管路管理の実現に貢献します。

J21水道DX対面セミナーにて製品を初展示

ジャパン・トゥエンティワン株式会社は、2026年7月24日に東京・日本橋で開催される「J21水道DX対面セミナー」にて、スマートイヤー製品およびソリューションの講演と展示を行います。コンパクトで現場での設置や設定が容易な実機に加え、Webブラウザから直感的に操作・確認できる専用クラウドシステムなど、「スマートイヤー+eC」を実際に体験できる機会となります。

また、同社が取り扱う水道DX推進製品もまとめて紹介される予定です。参加申し込みは以下の専用登録サイトから行えます。

J21水道DX対面セミナー開催概要

  • 正式名称: 第3回J21水道DX対面セミナー「衛星・AI・IoTがもたらす施設管理の新潮流」

  • 開催日: 2026年7月24日(金)

  • 時間: 13:00-17:30(受付開始 12:30より)

    • セミナー終了後、意見交換会(会費制・飲食伴う)が予定されています。
  • 受講対象者: 地方自治体・水道事業体・水道企業団・組合や官公庁等で、上下水道管理の関係者またはその行政に関わりのある方

  • 受講料: 無料(先着順・意見交換会を除く)

  • 参加申込み方法: 専用サイトでの事前登録制(一人ずつ登録が必要です)

  • 会場: ミーティングスペースAP 日本橋

    • 〒103-0027 東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント6F

    • 会場URL

ジャパン・トゥエンティワン株式会社は、人工衛星を活用した漏水検知システムなど、上下水道施設の維持管理に資するさまざまな製品・サービスを提供しています。これからも海外の先進的なDX技術の導入を通して、水道事業体における維持管理の高度化・効率化を推進し、上下水道事業の持続可能な発展に貢献していく方針です。

セバ(SebaKMT®)について

SebaKMT®は1951年創業のドイツメーカーで、水道管路の漏水検知および監視分野における主要テクノロジー企業です。70年以上にわたり、世界中の水道事業体やサービス会社向けに、水損失を早期に検知・特定し、削減するための測定および監視ソリューションを開発してきました。精密な測定技術、自動化されたネットワーク監視、インテリジェントなデータ分析を融合し、漏水検知の全分野を網羅しています。2012年より、イギリスのグローバル計測器メーカーであるメガー社(Megger)のグループとなっています。

ジャパン・トゥエンティワン株式会社について

1992年9月に創業し、世界中のイノベーション商材を通して社会課題を解決することを理念に掲げています。イスラエルを中心に世界最先端のハイテク企業とパートナーシップを結び、日本市場における技術や製品のビジネス開発と販売を行っています。主な製品には、自動車の後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」、衛星画像データを活用した水道インフラ管理・更新のための「アステラ製品」などがあります。「モビリティ事業」「スマートインフラ事業」「EC・ソフトウェア事業」「ヘルスケア事業」の4つの事業領域を展開しています。

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