青森県産業の活性化と持続的発展を目指す
eiiconは、青森県から「令和7年度 あおもりオープンイノベーション共創プログラム推進業務」を受託しており、青森県内企業におけるオープンイノベーションの機運醸成を支援しています。このプログラムは、県内産業全体の活性化と持続的発展に繋げることを目的としています。社内だけでは解決が難しい課題や新たなビジネス創出に対し、先進的な技術やノウハウを持つ県外企業とのマッチングを通じて具体的な事業共創を推進し、支援機関のネットワークを活かして多角的にサポートしています。

本報告会では、参画した県内企業3社「株式会社ジョイ・ワールド・パシフィック」「十武建設株式会社」「ブナコ株式会社」と、全国のスタートアップ(パートナー)企業3社による計3つの共創プロジェクトが、インキュベーション期間を経て得られた最終成果を発表しました。
本プログラムの詳細については、以下のリンクをご確認ください。
AOMORI OPEN INNOVATION PROGRAM 2025「Blue Ocean」
成果報告プロジェクトの詳細
1. 和紙技術を活かす、農業用マルチシートの新スキーム開発
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参画企業:株式会社ジョイ・ワールド・パシフィック × 日本製紙パピリア株式会社
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成果報告概要:青森県の農業が直面する異常気象や労働力不足といった課題に対し、和紙技術を応用した農業用「和紙マルチ」の開発で共創を進めました。実証実験とデータ分析を重ね、高温抑制や病害虫・雑草の発生抑制効果が確認されています。今後は、青森からサステナブルなスマートアグリを広めることを目指しています。
2. 杉由来の次世代資材を開発、循環型社会をつくる『SUGI ROAD』
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参画企業:十武建設株式会社 × 株式会社エヌ・シー・コーポレーション
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成果報告概要:杉の樹皮(バーグ)を用いた特許舗装「SUGI ROAD」と、ホタテ貝殻を配合した防草砂「ウィードバリア」を組み合わせた取り組みです。景観性と防草性の両立を目指し、試作、効果検証、市場調査が実施されています。今後は、「改良型SUGI ROAD」の新規成約、施工、効果確認、物流構築などを進め、持続可能な社会づくりに貢献していく予定です。
3. 天然木ブナの灯りがもたらす、眠りと癒し効果の実証
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参画企業:ブナコ株式会社 × PGV株式会社
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成果報告概要:天然木ブナを透過する赤い光が睡眠環境に与える影響について実証実験が行われました。パッチ式脳波計とAIを用いて睡眠の質の変化を分析し、夕焼けのような灯りの効果が脳波によって可視化されました。この成果を基に、スリープツーリズムや寝つきに特化したサービスの商品化を目指しています。
今後の展望
今回の最終報告会には、オープンイノベーションや新商品・新技術開発に関心を持つ県内企業、大学、自治体、産業支援機関など多数が参加しました。報告された3つのプロジェクトは、今後も共創活動を継続し、新たなビジネス創出を目指していくとのことです。
なお、本最終成果報告会は、「令和7年度あおもりオープンイノベーション×アグリイノベーション最終成果報告会」として、「あおもりアグリ・イノベーションプロジェクト」の中間報告と合同で開催されました。この合同開催は、青森県の強みである農林水産分野のイノベーション推進と、アグリ関連産業の生産性向上を目的にしています。
「あおもりアグリ・イノベーションプロジェクト」については、以下の青森県HPで詳細をご確認いただけます。
あおもりアグリ・イノベーションプロジェクト


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