旅先で働く「おてつたび」が若者からシニアまで広がる、夏休みは10代の申込数が前年同期比9.7倍に急増

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若者からシニアまで広がる“旅先で働く”「おてつたび」、夏休みは10代の申込数が前年同期比9.7倍に

「お手伝い」と「旅」を組み合わせた人材マッチングサービス「おてつたび」が、幅広い世代に利用を広げています。2026年6月には、全体の申込数が前年同月比1.7倍に増加し、特に50代以上では同2.1倍に伸びました。さらに、夏休みシーズンにあたる2026年6月から7月にかけては、10代の申込数が前年同期比9.7倍と大幅に増加しており、若年層からの関心の高さが際立っています。

学生が夏休みに旅先で働く選択肢が拡大していることを示す画像。みかん収穫と旅館での接客をする若い女性が描かれ、10代の申込数が前年同期比9.7倍に増加したと伝えています。

「おてつたび」とは

「おてつたび」は、人手不足に悩む地域事業者と、働きながら旅を楽しみたい旅行者をマッチングするサービスです。旅行者は現地までの交通費を自己負担しますが、旅先で働くことで報酬を得られるため、旅行の経済的負担を軽減できます。また、地域の人々との交流を通じて、地域の文化や暮らしをより深く体験できるのが特徴です。

地域事業者側は、地域外からの働き手に対して報酬と宿泊場所を提供することで、全国各地から働き手を募ることが可能です。募集期間は最短1泊2日から最長2ヶ月未満まで柔軟に設定でき、働き手が休日や空き時間を利用して地域を観光することで、地域経済の活性化にも貢献します。

「おてつたび」の仕組みを説明する図。旅をしながら働きたいユーザーと人手不足の地域事業者を、住み込み短期バイトという形でマッチングするサービス。地域事業者は給与や宿泊場所を提供し、ユーザーは働きながら旅を楽しむ。

「おてつたび」の主な特徴を伝える図。仕事で報酬を得て地域を旅し、無料で宿泊できる3つのメリットを提示。報酬、交通費、宿泊に関する詳細情報も記載されています。

「学生のうちにしかできない経験」を求める若者の声

大学生にとって夏休みは、授業のないまとまった時間を確保しやすい時期です。「おてつたび」では、数日から数週間程度、受け入れ事業者が用意する宿泊場所に原則無料で滞在しながら、日本各地の宿泊施設や農家、観光施設などで働き、報酬を得ることができます。旅行と短期アルバイトを組み合わせ、普段訪れる機会の少ない地域へ足を運び、地域の人々や暮らしに触れることが可能です。

実際に2026年夏に「おてつたび」へ申し込んだ学生や、経験者からは、夏休みの過ごし方、旅費、普段の学生生活ではできない経験を求めたことなどが参加のきっかけとして挙げられています。

  • 「大学生になり初めての夏休み、なにか新しいことに挑戦したいという気持ちでいました。知らない場所に訪れてその土地の魅力を深く知り、お手伝いをして貢献できるという、私にとって理想的なサービスだと思い、利用しました」10代・学生

  • 「大学の夏休みが想像以上に長く、何か新しいことをしたかった」20代・学生

  • 「いろいろな場所へ行きたかったが旅費がなく、働きながら旅ができることに魅力を感じた」20代・学生

  • 「普段のアルバイトや授業ではできない経験をしてみたかった」20代・学生

  • 「国内をお金がない中で旅をしたいけれど、何か人の役に立てる形で旅がしたい。学生の時間のあるうちに、社会人になってから経験できないようなことを体験したいと考えました」20代・学生

  • 「大学の夏休みを使って今回おてつたびに参加するのですが、期間が1ヶ月なのでリゾートバイトのような2ヶ月から3ヶ月働くことができなかったので、少しの間働けるおてつたびを使おうと思いました」10代・学生

  • 「リゾートバイトに比べて比較的短期で働ける点に魅力を感じた」10代・学生

  • 「自分が今まで関わることができなかった地域で働き、第二の故郷にしたい」10代・学生

  • 「夏休み中に住み慣れていない新しい場所で地域の人々と交流したい」10代・学生

  • 「大学のゼミで紹介していただき、ぜひ知らない土地で新しい経験をしたいと思った」10代・学生

  • 「その地域ならではの魅力や課題を知り、現地の人との会話を経験したい」10代・学生

マスクを着用した女性が、白い胡蝶蘭が咲き誇る温室で作業している様子。多くの胡蝶蘭がラッピングされており、出荷準備中か販売されているように見えます。

マスクと黄色の和装を身につけたスタッフが、和室のダイニングルームで個別の鍋料理の準備をしている様子。畳敷きの部屋には複数のテーブルが並び、各席には小鉢や食材が丁寧に配置され、お客様を迎える準備が整えられている。

夏休み後半からシルバーウィークへ。全国各地で参加者を募集中

8月に入った現在も、夏休みを活用した学生からの申込みは続いており、9月のシルバーウィークに向けて参加先を探す動きも見られます。「おてつたび」では数日間から参加できる募集もあり、全国各地の宿泊施設、農家、観光施設、キャンプ場などで、さまざまなお手伝いを掲載しています。

「夏休み中にまだ何か新しいことをしたい」「9月の連休を使って知らない地域へ行ってみたい」と思ったタイミングからでも、自分の日程に合った募集を探すことができます。

静岡県伊東市:海と山に囲まれた伊豆高原で、観光も楽しめるリゾートのおてつたび

  • 受入事業者:株式会社伊豆ドリームビレッジ

  • 募集日程:2026年9月11日(金)〜9月28日(月)

  • お手伝い内容:レストランでの配膳・下膳、食器洗い、接客、調理補助、清掃など。

  • ここならではの体験:大室山のすぐ近く、海と山に囲まれた伊豆高原でのおてつたびです。伊豆シャボテン動物公園や伊豆ぐらんぱる公園などのグループ施設を無料で利用でき、仕事の合間には温泉や観光も楽しめます。宿泊先から海を望める環境も魅力です。

  • 募集ページhttps://otetsutabi.com/plans/21134

伊豆高原でのレストランのお手伝い募集。大室山が目の前で、伊豆シャボテン動物公園などグループ施設に無料入園可能。海が見える環境で、温泉や食事付き。学生や未経験者も歓迎のリゾートバイトです。

長野県南佐久郡小海町:標高約1,450m、八ヶ岳山麓のキャンプ場で過ごす初秋

  • 受入事業者:シャトレーゼキャンプリゾート小海

  • 募集日程:2026年9月17日(木)〜9月27日(日)

  • お手伝い内容:キャンプ場の受付・案内、キャンプサイトや施設の清掃、レンタル品の管理、場内整備など。

  • ここならではの体験:標高約1,450mの八ヶ岳山麓にあるキャンプ場でのおてつたびです。満天の星空や天然温泉、キャンプなど、自然に囲まれた環境ならではの時間を過ごせます。学生歓迎・未経験OK・複数名採用で、友達同士で参加できるのも特徴です。

  • 募集ページhttps://otetsutabi.com/plans/21086

「初秋の標高1450m八ヶ岳山麓のキャンプ場で温泉、星空、スイーツが楽しめるアウトドア施設」のウェブページ。キャンプファイヤー、露天風呂、星空、デザートビュッフェなど、多様な体験ができるリゾートの魅力を伝えている。

夏休みに参加できる学生歓迎おてつたび特集はこちら:https://otetsutabi.com/theme/summer-break-students?source=top_page

数日間の滞在が「第二の故郷」に。参加後も続く地域とのつながり

「おてつたび」を経験した大学生の中には、参加をきっかけに地域との関係が続いたり、その後の進路や働き方を考えるきっかけになったりした人もいます。

  • 熊本県天草市の旅館に初めて一人で参加した大学生は、4日間の滞在を「本当に第二の故郷ができた感覚」と振り返っています。旅館の方々との交流が参加後も続き、その後、友人を連れて再び現地を訪れました。

  • 三重県答志島の家族経営の旅館に参加した大学生は、受け入れ先から「私たちのことはお父さん、お母さんって呼んでね」と迎えられ、一緒に年末年始を過ごしました。参加後も成人式を祝うメッセージが届くなど、交流が続いています。

  • 愛媛県のイチゴ農家でのおてつたびを経験した大学生は、地域で働いた経験をきっかけに農業や地方での仕事への関心を深め、西日本での就職や将来的な就農も選択肢として考えるようになりました。

「お手伝い」という役割を持って地域に入り、地域の人と一緒に働き、暮らしに触れる。そうした経験を通じて、一度訪れて終わる旅先が、「また行きたい」「また会いたい」と思える場所へ変わっていくことも、「おてつたび」ならではの特徴です。

いちご畑のビニールハウスの中で、両腕を広げて採れたてのいちごを見せる人物の後ろ姿です。収穫の喜びが伝わってくるような、明るい雰囲気の画像です。

木目調の食卓に、肉料理、野菜、ご飯、鍋の具材など様々な料理が並べられています。奥には薪が積まれた壁が見え、和やかな夕食の風景を捉えています。

学生インターン座談会記事はこちら:https://note.com/otetsutabi/n/ne472a90db376?sub_rt=share_sb

地方で働く旅が「関係人口」の入り口に

「おてつたび」の平均滞在期間は約2週間です。旅行者は地域で実際に働くことで、単なる観光では得られない人とのつながりや地域との関係性を築いていきます。このような体験が、短期的な人手不足の解消だけでなく、地域と継続的につながる「関係人口」の創出にもつながっています。

実際に行われたアンケートでは、次のような結果が出ています。

  • 80%の人が「おてつたびがなければ訪れる予定はなかった地域(市町村)」に滞在

  • 49%は「滞在するまでその地域(市町村)のことを知らなかった」と回答

  • 70%は「地域(市町村)に訪れるのは“初めて”」と回答

  • 85%の人が「いつかまた滞在した地域を訪れたい」と回答

「おてつたび」参加者へのアンケート結果。80%が「おてつたび」なしでは訪問予定がなかったと回答し、51%が滞在地域を知っていた。おてつたびが新たな地域訪問や認知に繋がっていることがわかる。

おてつたび利用者の地域滞在に関するアンケート結果を示すグラフ。70%が初めての訪問で、85%がその地域に再訪したいと回答しています。

登録ユーザー数11万人突破。登録事業者数も47都道府県2,900以上

2026年8月現在、「おてつたび」の登録者数は110,000人以上、登録事業者数も2,900以上となりました。物価高騰により旅費を抑えたいというニーズや、テレワーク等の普及により時間や場所にとらわれないライフスタイルが実現しやすくなったこと、さらに地方移住への関心の高まりから「おてつたび」を「お試し移住」として活用する動きも広がっています。

この画像は、登録ユーザー数と登録事業者数の過去から未来への推移を棒グラフで示しています。2026年8月13日時点での登録ユーザー数は110,000人、登録事業者数は全国で2,900事業者となっており、どちらの数値も2021年7月から2026年7月にかけて着実に増加している成長傾向が読み取れます。

全国各地で生まれる移住・定住、起業の事例

「おてつたび」をきっかけに、実際に就職や二地域居住、地方への移住・定住につながった事例も生まれています。

  • 広島県三原市(人口約8万人):おてつたびを通じて広島との縁が生まれ、2022年11月に広島県三原市へ移住。現在は三原市観光協会に勤務しています。

  • 徳島県鳴門市(人口約5.5万人):徳島県鳴門市に移住し、地域ブランド「鳴門らっきょ」の魅力を広めたいと起業。現在は、鳴門らっきょを使った加工品の開発・販売に取り組んでいます。

  • 奈良県川上村(人口約1200人):おてつたびで訪れた奈良県川上村の老舗旅館「朝日館」で、板前をしていた若旦那と出会い結婚。現在は若女将として旅館を支えています。

  • 愛媛県今治市大島(人口約5000人):都内で出張料理人をしていた男性が、愛媛県大島での旅館でのおてつたびを機に、東京と愛媛の二拠点生活を開始。現在は愛媛で3週間、東京で1週間、料理人として働いています。

  • 鳥取県琴浦町(人口約1.5万人):東京生まれ・東京育ちの女性。おてつたびを通じて鳥取に通ううちに縁が深まり、2023年9月に琴浦町へ移住。現在は地域おこし協力隊として活動しています。

  • 山形県西川町(人口約5000人):大学を休学中におてつたびに参加し、そのまま山形県西川町に定住。西川町役場の「つなぐ課」で1年間、会計年度任用職員として勤務しました。

「おてつたび」を通じて、地方への移住、定住、二拠点居住、そして就職に至る多様な事例を紹介。観光協会勤務、地域ブランド起業、旅館の若女将、二拠点料理人、地域おこし協力隊、役場勤務など、新たなライフスタイルを見つける人々が増加している。

「おてつなぎ」記事はこちら:https://media.otetsutabi.com/

「おてつたび」のサイトを見る:https://otetsutabi.com/

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