高まる観光需要と深刻な人材不足
日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2026年4月の訪日外国人旅行者数は369万2,200人と、2026年単月として過去最高を記録しました。また、2026年1月から4月までの累計では1,437万人を突破するなど、インバウンド需要は高い水準で推移しています。
しかし、この好調な観光需要の裏側では、宿泊・観光業界全体で慢性的な人材不足が続いており、特に「調理部門」の人手不足が深刻な問題となっています。地方の旅館やホテルでは、料理長が不在であったり、宴会料理に対応できなかったりするケースが増加しています。採用難が原因で客室の販売を制限したり、稼働したいにもかかわらず人員不足のために営業規模を縮小せざるを得ない状況も発生しています。料理の提供が宿の価値を大きく左右する旅館業において、料理人不足は経営に直結する重要な課題となっています。
シニア人材活用の現状と「じじすけ」の挑戦
近年、シニア世代の就労意欲は高まっており、総務省統計局のデータでは65歳以上の就業者数が20年連続で増加しています。人手不足の解消策として高齢者人材を積極的に活用する企業も増え、「シニア即戦力化」は社会的なテーマとして注目されています。厚生労働省も高齢者雇用を後押しする助成金制度を整備するなど、国の支援も進んでいます。
にもかかわらず、健康状態に問題がないベテラン料理人であっても、年齢を理由に選考の機会すら得られないケースが依然として多数存在します。長年培った経験と技術を持つ70代の料理人たちが、年齢だけを理由に現場復帰の機会を失っている現状は、日本特有の課題の一つとも言えます。

「じじすけ」は、この「高齢料理人の就労問題」と「観光業界の人材不足」という二つの社会課題を結びつける新たな取り組みとして誕生しました。まだまだ現役で活躍できる料理人と、即戦力を求める宿泊施設をマッチングすることで、技術継承と人材不足解消の両立を目指しています。
現在、「じじすけ」には全国で約60名のベテラン調理師が登録しています。調理歴50年以上の料理人をはじめ、外資系ホテルの宴会料理長経験者、アメリカでの就労経験を持つ寿司職人、フレンチレストラン経営経験者、温泉旅館料理長経験者など、多岐にわたるキャリアを持つ料理人が在籍しています。このサービスは紹介料が無料であり、雇用形態についても正社員、契約社員、業務委託、短期ヘルプなど、ホテル・旅館側のニーズに応じて柔軟に対応することが可能です。
採用商店株式会社の代表である大橋 恵氏は、次のようにコメントしています。
「調理師は、70代になっても十分に即戦力として活躍できる、数少ない職業の一つだと考えています。今後、調理師の高齢化はさらに加速していくでしょう。元気なシニア料理人を活かす仕組みづくりに取り組む柔軟な企業も少しずつ増えてきましたが、まだまだ十分ではありません。こうした動きがもっと広がり、高齢料理人が当たり前に活躍できる社会になることが、人材不足という社会課題の解決につながると確信しています。『じじすけ』はその小さな一歩です。」

採用商店株式会社 概要
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代表取締役:大橋 恵
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所在地:福岡県福岡市中央区舞鶴2丁目1-20
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事業内容:調理師専門の人材紹介
サービス詳細については、以下のURLをご覧ください。
https://jijisuke.com/


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