GMOペパボ、1つのAPIキーで14社のAIモデルを統合する『ロリポップ!AIゲートウェイ』を提供開始

テクノロジー

AIモデル導入・運用の課題を解決

AIの業務活用が急速に進む中で、多くのAIプロバイダがそれぞれの特徴を持つAIモデルを提供しています。業務の精度向上やコスト最適化のためには、用途に応じた複数のAIモデルを使い分ける必要性が高まっています。しかし、プロバイダごとに異なるAPI仕様への対応、複数の契約管理、利用コストの把握、チームの利用状況監視といった運用上の負担が課題となっていました。

海外ではAIゲートウェイサービスが普及していますが、日本円でのコスト管理や日本語でのサポートに対応したサービスは不足しているのが現状です。

GMOペパボは、これまで「ロリポップ!レンタルサーバー」で培ったサーバー運用の知見を活かし、AIを使う人やAIエージェントのための国産インフラを継続的に提供してきました。今回の『ロリポップ!AIゲートウェイ byGMOペパボ』は、これらの実績を基盤に、AIモデルの導入・運用における日本の事業者の課題を解消するサービスとして開発されました。

『ロリポップ!AIゲートウェイ byGMOペパボ』の主な特徴

統一APIによるスムーズな導入

既存のAnthropicおよびOpenAI対応のアプリケーションやツールは、APIエンドポイントとAPIキーを差し替えるだけで利用を開始できます。1つのAPIキーで14社のAIプロバイダが提供するモデルにアクセス可能です。

コストを最適化する最安モデルの自動選択

ユーザーが指定したモデルの中から、トークン単価(入力・出力の合計)が最も安いモデルを自動で選択し、リクエストを振り分けます。プロジェクトごとに優先モデルや代替モデルをカスタマイズ設定することもできます。

円建てでのリアルタイムコスト可視化

すべての利用料金が日本円で表示され、ダッシュボードでリクエストごとのトークン消費量、利用モデル、コストをリアルタイムで確認できます。

チーム単位での予算管理と利用制限

プロジェクトごとにAPIキー、予算、利用ルールを分離して管理できます。APIキーごとに月次クレジット上限(チームや用途ごとの予算管理)、モデル制限(利用可能なモデルのホワイトリスト指定)、レートリミット(1分あたりのリクエスト数制限)などのガードレール(利用制限ポリシー)を設定できます。

既存APIキーも活用可能(BYOK対応)

自身が保有するAIプロバイダのAPIキーを登録し、ゲートウェイ経由で利用することもできます。APIキーは暗号化されて管理されます。BYOK利用時のAIモデル利用料は、利用者のアカウントに直接請求されますが、プロジェクト管理、コスト可視化、ガードレールの機能は利用可能です。

企業利用を考慮した高度なセキュリティ

APIキーの暗号化管理やリクエスト/レスポンスのログ管理など、企業利用に求められるセキュリティ要件に対応しています。

セマンティックキャッシュによるトークン消費削減(2026年内提供開始予定)

同じ趣旨のリクエストが複数回送信された場合、過去のレスポンスをキャッシュから返すことで、トークン消費量とAPIコストの削減を目指します。完全一致ではなく意味の類似度に基づいて判定するため、表現が異なる同趣旨の質問にも対応する見込みです。

今後の展望

今後は、対応モデル・プロバイダの継続的な追加に加え、利用量に応じた後払い課金プランや、エンタープライズ向けのSLA保証プランなど、幅広いニーズに対応するサービスの拡充を進める予定です。

将来的には、『ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ』が提供する「動かす(AIエージェントクラウド)」「届ける(デプロイナウ)」「つなぐ(ゼロトラストリンク)」「使う(AIゲートウェイ)」で構成されるAIインフラ全体を統合管理する基盤として、国内の事業者・開発者がデータ主権を確保しながらAIを活用できる環境の提供を目指していくとのことです。

GMOペパボのAI戦略

GMOペパボは「AIエージェントと、もっとおもしろくできる。」を掲げ、ホスティング、EC、ハンドメイドマーケットなどの各サービスにおいてAIエージェント対応を推進しています。

GMOペパボ Aiエージェントと、もっとおもしろくできる。

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