洗足学園小学校でAI復習支援サービス「まなりぴ」の試使用を実施 – 児童の理解度把握と学習効果向上に貢献

テクノロジー

洗足学園小学校でAI復習支援サービス「まなりぴ」の試使用を実施

洗足学園小学校(所在地:神奈川県川崎市高津区)、青山学院大学(本部所在地:東京都渋谷区)教育人間科学部 教育学科 北澤 武教授、および株式会社エスシーシー(本社:東京都中野区)は、共同でAI復習支援サービス「まなりぴ」の試使用を実施しました。

この試使用は、校務に追われる教員が児童一人ひとりに寄り添う教育を実現するための次世代教育DXの一環として行われました。

AI復習支援サービス「まなりぴ」とは

「まなりぴ」は、青山学院大学との共同研究から生まれた、学習端末上のAIパートナーとの対話を通じて児童生徒が学習内容を「自分の言葉で説明する」ことを促す、AI復習支援サービスです。AIパートナーが児童生徒一人ひとりの理解度に合わせて最適な問いを投げかけることで、知識の受動的なインプットに留まらず、思考を整理し「自分の言葉で説明する」アウトプットの機会を創出します。これにより、学習内容の深い理解と記憶の定着をサポートします。

「まなりぴ」は一目で理解度を把握することができ、児童生徒一人ひとりに個別最適な学習指導の実現に貢献するとされています。

まなりぴHPはこちら

新機能「理解度チェック機能」で学習状況を可視化

今回の試使用では、2026年6月に追加された新機能「理解度チェック機能」が中心的に使用され、その効果が検証されました。

理解度チェック機能は、テスト受講者の点数を一覧表で確認できる機能です。初回の点数と最新の点数を比較できるため、点数の推移から学習の定着度を把握できます。この機能の特長は、正答率だけでなく、児童生徒がどのように解答したかまで確認できる点にあります。

理解度チェック画面

学習テーマ一覧・理解度一覧画面

試使用の概要と評価

今回の試使用は、2026年6月15日から2026年6月26日の期間で、洗足学園小学校の5年生75名を対象に、理科の授業で実施されました。児童は休み時間や家庭学習で自由に「まなりぴ」を使用しました。期間終了後には、教員と児童へのアンケートおよび教員へのインタビューが行われ、使用感が評価されました。

教員からの評価

教員からは、実用性と持続可能性の両面で高い評価が得られました。

  • 実用性の面:

    • 児童の理解度を正答率だけでなく解答内容も確認できるため、理解度を把握しやすくなったと評価されました。

    • AIが児童自身の言葉で説明した内容を採点し、理解が不足しているポイントを可視化することで、児童がどこでつまずいているかに気づくきっかけとなり、学習の定着や記述力・表現力の向上にもつながる可能性が感じられました。

  • 持続可能性の面:

    • 動画をアップロードしてから理解度チェック機能で問題を作成するまで、教員の手間がかからずスムーズに行える点が評価されました。

児童からの評価

児童からは、心理的なハードルの低さに対して好意的な声が多数寄せられました。

  • 「チャット形式で、恥ずかしがらずに復習ができる」

  • 「相手がAIなので、質問がしやすい。」

また、「まなりぴは理科の勉強に役立つ」という質問に対しては、83%の児童が肯定的に回答しています。気軽に復習や質問ができることが、学習内容の定着を支える重要な要素の一つであると考えられます。

アンケート結果「理科の勉強に役立つ」

アンケート結果「質問しやすい」

「まなりぴ」が持つ今後の可能性

今回の試使用を通じて、「理解度チェック機能」が教員の児童の理解度把握に有効であることが確認されました。また、児童にとっては「まなりぴ」が授業の復習に役立ち、学習に対する心理的ハードルが下がる結果が表れています。

「まなりぴ」は、自分の言葉で説明することで「理解を深める」と同時に、「自己理解力(メタ認知力)の向上」や「学習意欲・自信の向上」など、理解を深める過程で様々な可能性をもたらすことが期待されます。教員にとっても「見取り力の強化による個別最適な指導の実現」が期待されています。今後も青山学院大学との共同研究を通じて、これらの可能性が実証されていくでしょう。

「まなりぴ」を実際に使用している児童の様子や、現場の教員が感じた手応えなどの詳しい内容は、公式HPにて紹介されています。

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