採択の背景:AI SaaSのグローバル展開と堅牢なインフラの必要性

Leachは2024年11月の創業以来、「生成AIを、まるごと届ける。」をコンセプトに、AIシステム、AI受託開発、生成AI顧問サービスを提供してきました。累計40社以上(個人支援含む)の導入支援実績を持つ中で、特に経理・バックオフィス領域におけるAI自動化のニーズが急増しています。これに伴い、「突合.com」と「Saturn」の利用企業数および処理データ量が拡大しています。
帳票PDFの大量配信、OCR前処理、AI推論、さらにはfreeeやCORECなどの外部SaaSとのAPI連携を安定的に稼働させるためには、堅牢かつ高速なエッジインフラが不可欠です。今回の「Cloudflare for Startups」への採択は、インフラコストの最適化と、上場企業や金融機関レベルのセキュリティ要件を満たすための戦略的な一歩として位置づけられています。
Cloudflareとは:世界を支えるグローバルインフラ

Cloudflareは2009年に米国で設立され、2019年にはニューヨーク証券取引所(NYSE: NET)に上場したインターネットインフラ企業です。同社は、CDN、DDoS攻撃対策、WAF、DNS、ゼロトラストセキュリティ、サーバーレスコンピューティング(Workers)、オブジェクトストレージ(R2)、AI推論基盤(Workers AI)など、多岐にわたるサービスを統合的に提供しています。

Cloudflareのインフラは、世界120カ国以上、330都市以上にデータセンターを展開し、世界のインターネットトラフィックの約20%を中継しています。Fortune 1000企業の約30%が利用しており、その規模と信頼性は高く評価されています。
Cloudflare for Startupsプログラムの概要

「Cloudflare for Startups」は、成長フェーズにあるスタートアップのインフラ基盤を支援するためにCloudflareが運営するグローバル支援プログラムです。採択企業には以下のリソースや特典が提供されます。
-
Cloudflareクレジットの付与(最大250,000ドル相当)
-
Enterpriseプランへのアップグレード(最大3ドメイン)
-
Advanced DDoS Protection、Bot Management、Advanced WAFなどのセキュリティ機能
-
CDN、ロードバランシング、Argo Smart Routingなどのパフォーマンス機能
-
Workers、R2、Workers AIなどのコンピュート/ストレージ/AIリソース
-
優先サポートチケットおよび専任テクニカルサポート
-
スタートアップコミュニティおよびパートナーエコシステムへのアクセス
審査では、プロダクトの技術的独自性、スケーラビリティニーズ、事業成長ポテンシャル、チームの技術力が総合的に評価されます。提供されるリソースや金額は、2026年時点のCloudflare公式情報に基づいています。
LeachにおけるCloudflare活用方針:エッジコンピューティングでAI SaaSをグローバル展開
Leachは、コーポレートサイト(leach.co.jp)をはじめ、「突合.com」と「Saturn」のインフラとしてCloudflareを全面的に採用しています。今回の採択により、以下の活用を加速させます。
-
Enterpriseセキュリティの全面適用:Advanced DDoS Protection、Bot Management、Advanced WAFを全プロダクトへ適用し、上場企業・金融機関レベルのセキュリティ要件に対応します。
-
Cloudflare Workersによるエッジ処理への移行:「突合.com」のOCR前処理・PDF正規化処理、「Saturn」のCOREC→freeeデータ変換処理をWorkersへ移行し、APIレスポンスタイムを大幅に短縮します。
-
R2による帳票PDFストレージの刷新:S3互換かつエグレス料金無料のR2を採用し、PDF帳票、請求書、納品書、図面データなどの保管・配信コストを大幅に削減します。
-
Workers AIによるエッジAI推論:軽量な文書分類や表記ゆれマッチングなどのAI処理をWorkers AIで実行することで、低レイテンシ・低コストを実現します。
インフラ投資の重要性:スタートアップの「守り」と「攻め」を両立

スタートアップにとって、インフラ基盤は持続的な成長を支える上で非常に重要です。今回の「Cloudflare for Startups」採択は、以下の3つの側面で大きなインパクトをもたらします。
-
守り:インフラコストの最適化とセキュリティ基盤の強化により、持続的な成長基盤を構築し、開発リソースをプロダクト開発に集中させることができます。
-
攻め:レスポンスの高速化、グローバル配信、エッジAIの活用により、世界中のユーザーに高速で安定した体験を提供し、競争力を強化します。
-
信用:上場企業や金融機関のセキュリティチェックシートへの対応力が向上し、厳格な要件にスムーズに対応できることで、ビジネスチャンスの拡大と資金調達における優位性を確保します。
三位一体体制で事業を推進

Leachは現在、以下の3つのプログラムに採択されており、各レイヤーの強みを組み合わせた事業推進体制を構築しています。
-
インフラ層:Cloudflare for Startups(CDN、セキュリティ、エッジコンピューティングの支援)
-
AI実行層:E2B for Startups(AIエージェント向けサンドボックス実行環境の支援)
-
事業支援層:東京都アクセラレーションプログラム(事業戦略、販路拡大、PR支援)
この三位一体の支援体制により、AI SaaSプロダクトの開発スピード、技術的堅牢性、事業成長のいずれにおいても競争優位性を確立していきます。
Cloudflare採用によるユーザーメリット

Cloudflareの採用は、Leachのユーザーにも直接的なメリットをもたらします。「突合.com」と「Saturn」のレスポンス速度向上、稼働率改善、エンタープライズ級のセキュリティ担保が実現されます。また、インフラコストの削減は、サービスの価格競争力維持にも繋がり、ユーザーへの価値として還元されます。
株式会社Leachについて

株式会社Leachは、2024年11月に設立された生成AI専業のスタートアップです。月5万円から利用できる「生成AI顧問サービス」で累計40社以上(個人支援含む)を支援するほか、書類突合AIクラウド「突合.com」やAI搭載業務自動化プラットフォーム「Saturn」を開発・運営しています。
代表取締役の冨永 拓也氏は、東芝研究所での9年間の経験を経て独立。AWS全12資格の国内最短級取得、東京大学共同開発「東芝版AI技術者教育プログラム」第2位など、数々の実績を持っています。
会社概要
-
会社名:株式会社Leach(Leach, Inc.)
-
所在地:〒108-0014 東京都港区芝5-36-4 札の辻スクエア 9F
-
代表者:代表取締役 冨永 拓也
-
設立:2024年11月13日
-
事業内容:生成AI顧問サービス、自社AIサービス開発・運営、業界特化型AI業務OS開発、ソフトウェア受託開発
Leachに関する詳細情報は、公式サイトをご覧ください。
https://leach.co.jp/ja
関連リンク
-
Cloudflare, Inc.:https://www.cloudflare.com/
-
Cloudflare for Startups:https://www.cloudflare.com/forstartups/
-
Cloudflare Workers:https://developers.cloudflare.com/workers/
-
Cloudflare R2:https://developers.cloudflare.com/r2/
-
Cloudflare Workers AI:https://developers.cloudflare.com/workers-ai/
-
書類突合AIクラウド「突合.com」:https://xn--8pr380g.com
-
AI搭載業務自動化プラットフォーム「Saturn」:https://saturn.leach.co.jp
-
E2B for Startups:https://e2b.dev/startups
-
東京都アクセラレーションプログラム:https://startup-station.jp/m3/acceleration-program/


コメント