敷布団への切り替え理由:寝心地よりも「部屋の広さ」と「衛生面」
調査では、マットレスから敷布団に切り替えた最大の理由として、「部屋のスペースを有効活用したかった」が28.2%で最も多く、次いで「マットレスの処分や買い替えが面倒だった」が15.5%となりました。

この結果から、寝心地の追求以上に、生活の利便性、すなわち居住空間の効率化やメンテナンスのしやすさを重視して敷布団を選ぶ傾向が強いことがわかります。
睡眠の質の変化:8割以上が維持・向上を実感
敷布団に切り替えてからの睡眠の質の変化については、「変わらない」が44.8%、「やや良くなった」が32.0%、「明らかに良くなった」が8.8%と回答しました。合計すると、約85%が睡眠の質を維持または向上していることが判明しました。

「敷布団にすると体が痛くなるのでは?」という懸念に反し、多くの方が睡眠の質を落とすことなく生活できていることが示されています。
敷布団のメリット:衛生的で部屋が広く使える
敷布団に切り替えて「良かった」と感じている点では、「布団を干せるので衛生的になった」(28.7%)と「部屋が広く使えるようになった」(28.1%)がほぼ同率で上位を占めました。

天日干しができることによる衛生的な安心感が、マットレスにはない大きな付加価値として支持されていることがわかります。
敷布団の課題と対策:上げ下ろしと体の痛みへの工夫
一方で、敷布団に切り替えて「困っている・後悔している」点としては、「毎日の上げ下ろしが面倒」(22.0%)と「底つき感があり体が痛い」(20.6%)が挙げられました。

これらの課題を解決するために、敷布団に追加で使っているアイテムについても調査が行われ、「敷きパッド・ベッドパッド」(28.9%)が最も多く、次いで「マットレストッパー(薄型マットレス)」(14.7%)、「除湿シート」(12.8%)が続きました。

「敷きパッド」で寝心地を調整するほか、「除湿シート」や「すのこ」といったカビ・湿気対策アイテムを導入し、敷布団の弱点を補いながら快眠環境を整えている実態がうかがえます。
高い継続意向:約8割が敷布団生活を継続または検討
今後、再びマットレスに戻す可能性について尋ねたところ、「当面は敷布団を続ける予定」が35.9%、「条件が合えば戻したい(価格・サイズ等)」が26.0%と回答しました。

約3人に1人が敷布団生活を続ける意向を示しており、一時的な避難策ではなく、自発的な選択として敷布団ライフを定着させている層が一定数存在することがわかります。
現代の寝具選び:空間の自由と清潔さを賢く手に入れる戦略的選択
今回の調査結果から、現代の「脱マットレス派」は、単にコストを抑えるだけでなく、「空間の自由」と「清潔さ」を賢く手に入れるための戦略的な選択として敷布団を選んでいることが明らかになりました。敷布団に切り替えても睡眠の質が維持・向上している人が大半である一方で、課題は「毎日の手間の軽減」と「クッション性の補完」に集約されています。この結果は、今の時代には「敷布団の機動性」と「マットレスの寝心地」を兼ね備えた、ハイブリッドな寝具スタイルが求められている可能性を示唆しています。
「マットレスこそが至高というこれまでの常識が、ライフスタイルの多様化によって変化しています。特に掃除のしやすさや部屋のマルチユース(寝室を日中リビングとして使うなど)を重視する層にとって、敷布団という寝具は非常に合理的な選択です。調査で懸念されていた『底つき感』や『上げ下ろしの負担』については、厚手の敷きパッドや軽量のマットレストッパーを組み合わせることで、いかようにも工夫できます。固定概念に縛られず、自分の住環境と身体に合った『いいとこ取り』の選択をすることが、今の時代の快眠への近道といえるでしょう」と、マットレスおたく運営者の竹田浩一氏はコメントしています。

調査概要
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調査期間: 2026年4月27日〜2026年5月2日
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調査対象: これまでにマットレスから敷布団に切り替えた経験がある全国の男女181名
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調査方法: インターネット調査
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実施機関: 「マットレスおたく」(ムーンムーン株式会社)
関連情報
マットレスに関するより詳しい情報は、以下のサイトも参考にされてください。


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