オマーンの風土を日本の懐石へ
広大な砂漠に漂う乳香の香り、市場に並ぶスパイス、日々の暮らしに根付くデーツ、そしてアラビア海の豊かな恵み。江口直樹氏は、オマーンでの生活を通じてこれらの食材や食文化に触れてきました。今回の食事会では、それらを日本の伝統的な懐石料理の感性と技法によって昇華させ、一夜限りの懐石コースとして提供されます。
単に中東料理を和風にアレンジするのではなく、オマーンの風土や食の記憶を日本の懐石という文法で表現することを目指した試みです。
料理人・江口直樹氏について
江口直樹氏は、元公邸料理人として在スロバキア日本国大使館で腕を振るい、モルディブの五つ星リゾート「ソネバ・フシ」の日本食レストラン料理長、東京・銀座の天ぷら店「銀座天春」料理長などを歴任してきました。現在は家業である「懐石料理 紀仙」の料理長を務める傍ら、オマーンと日本の二拠点を中心に、世界各国で日本料理の普及やコンサルティングを手掛けています。
オマーンでの生活の中で出会った、日本とは大きく異なる気候や食材、そして食卓を囲む文化が、今回の特別なコース料理へと結実しました。
「中東×懐石」が織りなす味わい
当日は、オマーンをはじめとするアラビア地域の食材や料理をモチーフに、二つの食文化が互いを高め合う、この日だけの特別な献立が用意されます。メニューの一例としては、以下のようなものが挙げられます。
-
デーツの白和え: 濃厚な甘みを持つデーツを、繊細な和の白和えとして再解釈した一品です。
-
ハムールの焼き霜造り 乳香の香り包み: 中東を代表する白身魚「ハムール」に、芳しい乳香の薫香をまとわせています。
-
オマーン風シュワ ― 肉の和スパイスロースト ―: オマーンの伝統的な肉料理「シュワ」を和のスパイスと技法でローストしたものです。
これらの料理を通じて、アラビアの風土を日本の懐石料理の技法でどのように表現するのか、その答えを江口氏の一皿から感じ取ることができるでしょう。
食卓で結ばれる日本とオマーン
今回の食事会の根底には「結び」というテーマが流れています。地理的には遠く離れた日本とオマーンですが、客人をもてなし、ともに食卓を囲むことを大切にする文化には、深い共通項があります。料理を入口にすることで、言葉やビジネスの枠を超え、その土地の暮らしや美意識の深層に触れる機会となるでしょう。
一皿の上でアラビアと日本が出会い、同じ食卓を囲む人と人とが心を通わせる、オマーンという国をより身近に感じ、日本と中東の間に新しい温かな絆が生まれる特別な一夜となることが期待されます。
開催概要
-
イベント名: オマーンの出会い~アラビアの風土を日本で再構築する、一日限りの結びの膳~
-
日時: 2026年9月29日(火)19:00~
-
会場: 懐石料理 紀仙(東京都足立区竹の塚5-5-10)
- 東武スカイツリーライン「竹ノ塚駅」東口から徒歩約5~6分
-
料理: 江口直樹氏による「オマーン×日本」をテーマとした特別懐石コース
-
定員: 12席(先着順)
-
参加費: 20,000円(税別)
- 9月15日(火)以降のキャンセルについては、100%のキャンセル料が発生します。
-
申込: 事前申込が必要です。以下のGoogleフォームよりお申し込みください。
-
主催: 懐石料理 紀仙
-
共催: NPO法人ZESDA


コメント