株式会社三十三銀行、AI活用「bellSalesAI」導入で面談記録作成時間を最大60分以上削減へ

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株式会社三十三銀行、AI活用「bellSalesAI」導入で営業業務を革新

株式会社三十三銀行は、ベルフェイス株式会社が開発・販売するSalesforce入力エージェント「bellSalesAI」の導入を発表しました。このシステム導入により、面談記録作成にかかる時間を大幅に短縮し、職員が顧客との対話により集中できる環境を整えることを目指します。

三十三銀行がSalesforce入力エージェントbellSalesAIを導入し、面談記録作成時間を最大60分削減。顧客との対話に集中できる環境を実現したことを示す画像です。

導入前の課題:記録作業の負荷と応対品質のジレンマ

三重県・愛知県を地盤とする地方銀行である株式会社三十三銀行では、これまで営業活動において複数の課題を抱えていました。

  1. 記録作成の高負荷: 長時間におよぶ面談中のメモと会話の同時作業は職員にとって大きな負担でした。また、帰店後の手入力による面談記録作成は、断片的なメモと記憶に頼るため時間がかかり、記録内容を充実させようとすればするほど、さらに多くの時間を要していました。
  2. 顧客応対品質の向上: 会話とメモの同時作業は、顧客との会話への集中を妨げ、重要な発言を聞き逃すリスクがありました。顧客応対に集中することと、記録を充実させることの間にトレードオフが生じていたのです。
  3. 記録品質のばらつき: 手入力による面談記録は、職員間で記録レベルに差が生じやすく、銀行全体での記録品質の均質化が求められていました。

これらの課題を解決し、「面談記録作成の負荷を大幅に軽減し、顧客応対に全力で集中できる」環境を実現するため、同銀行は新たなシステムの導入を検討しました。

3製品の比較検証とbellSalesAI選定の決め手

株式会社三十三銀行は、約3ヶ月間にわたり3製品の比較検証(PoC)を実施しました。その結果、録音感度、要約精度、操作性、サポート体制など多角的な評価を経て、bellSalesAIが最も高い総合評価を獲得し、正式導入に至りました。主な選定理由は以下の3点です。

  1. 要約精度の高さ: 面談中の音声を比較的離れた距離でも高感度に録音・文字起こしし、記録・要約の精度が高い点が評価されました。必要な情報を的確に抽出し、要約完了までのスピードも検証製品の中で最速でした。
  2. 営業店職員からの高評価: スマートフォンアプリの操作性が直感的で、要約精度の高さと相まって、PoCに参加した営業店の職員から特に高い評価を得ました。これが利用頻度の多さなどの定量評価にも繋がり、実務への定着が見込めると判断されました。
  3. サポート体制の充実: ベルフェイス株式会社が事前に導入マニュアルを整備・提供したことで、導入前の確認や説明にかかる工数が大幅に削減されました。また、他行での導入実績に基づく迅速かつ丁寧なサポートも、導入の決め手となりました。

導入効果と今後の期待

PoC期間中には、すでに顕著な導入効果が確認されています。

  1. 面談記録作成工数の大幅削減: 営業店のアンケートでは、面談記録作成1件あたり平均10~30分の削減(手入力30~45分に対し30~60%程度の削減)が実現しました。特に本部では平均30分~60分、最大では60分以上の削減を達成した職員も複数おり、記録作業に費やしていた時間を顧客対応や提案活動に充てられるようになりました。
  2. 面談内容の正確な記録と顧客対応品質の向上: bellSalesAIが高い精度で面談内容を自動で記録・要約してくれるため、職員はメモと会話の同時作業から解放され、顧客との対話に集中できるようになりました。営業店アンケートでは「記録はアプリに任せ、顧客との会話に集中できた」「お客さまの発言なども抽出してくれるので、面談時の記憶が鮮明に甦る」といった声が寄せられています。
  3. 記録品質の標準化と活用範囲の広がり: 当初は個人渉外の投信・保険面談記録を主な対象としていましたが、PoCでは営業店の法人渉外担当者や本部の顧客渉外部門でも高頻度で利用されました。また、本部では会議の議事録としても活用が広がり、想定を超えた形で組織全体への浸透が進んでいます。

株式会社三十三銀行 DX戦略部の山本 浩詞 氏は、「bellSalesAIの導入により、行員は面談に集中でき、面談内容も迅速かつ正確に要約されるため、帰店後の面談記録作成時間が大幅に削減されます。その分、次回の面談に向けた最適な提案の準備に時間を充てることができます。行員の経験の多寡にかかわらず、顧客が発する重要なキーワードを効率よく拾い上げることができ、銀行全体として営業生産性の向上と提案力の向上を同時に実現できると期待しています」とコメントしています。

将来に向けた展望

株式会社三十三銀行は、現在の第3次中期経営計画で「DXの推進による営業スタイルの変革」を掲げています。bellSalesAIの活用を通じて得られる面談データをもとに、顧客一人ひとりに最適化したネクストアクションの提案などを通じ、将来的にデータドリブンな営業組織への変革を目指していくとのことです。

bellSalesAI(ベルセールスエーアイ)について

bellSalesAIは、営業担当者の商談情報をAIが自動で抽出し、構造化することで、Salesforceへの入力を効率化するサービスです。主な特徴は以下の通りです。

  • Salesforce入力効率化に特化しており、AIが商談会話から必要項目を自動で抽出します。

  • 対面での商談にはスマートフォンアプリ、Web商談にはPCアプリで簡単に操作できます。

  • 独自のAIが高精度で情報抽出・構造化を行います。

bellSalesAIに関する詳細については、以下のウェブサイトをご参照ください。
https://bsai.bellface.co.jp/

株式会社三十三銀行 会社概要

  • 商号: 株式会社三十三銀行

  • 所在地: 三重県四日市市西新地7番8号

  • 代表者: 取締役頭取(代表取締役) 道廣 剛太郎

  • 設立: 2021年5月1日

  • 資本金: 374億円

  • ホームページ: https://www.33bank.co.jp/

ベルフェイス株式会社 会社概要

  • 商号: ベルフェイス株式会社

  • 所在地: 東京都港区新橋6-13-10 PMO新橋9F

  • 代表者: 代表取締役 中島 一明

  • 設立: 2015年4月27日

  • 資本金: 9,148百万円(資本準備金含む)

  • 事業内容: Salesforce入力エージェント「bellSalesAI」の開発・販売

  • ホームページ: https://bellface.co.jp/

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