日本HPと楽天が「Rakuten AI for Desktop」を提供開始、ハイブリッドAIで新たなPC体験を実現

テクノロジー

ハイブリッドAIがもたらすメリット

「Rakuten AI for Desktop」は、利用シーンに応じてオンデバイスモードとクラウドモードを切り替えることが可能です。

オンデバイスモード

PCに内蔵されたAI演算能力を活用し、インターネット接続に依存しないAI体験を提供します。高いプライバシー性を保ちながら、文章のリライト、要約、翻訳といった日常的なタスクを安全に実行できます。

クラウドモード

楽天が提供する専門AIエージェントや「楽天エコシステム(経済圏)」との連携が可能になります。これにより、買い物、旅行の計画・予約、モバイルサービスの利用案内、「楽天ポイント」の確認など、多様な日々のタスクを一つのインターフェース上でリアルタイムに支援します。

ワークフローを効率化する機能

「Rakuten AI for Desktop」は、デスクトップ環境での作業をよりスムーズにするための複数の機能を搭載しています。

  • AIチャットウィンドウ: 楽天エコシステムのAIエージェントと対話するための中心となる画面です。「楽天市場」や「楽天トラベル」など、70を超える楽天エコシステムのサービスに関する問い合わせを、一つのチャット画面から行えます。

  • フローティングアイコンおよびシステムトレイ: AIアシスタントへのアクセスを容易にするため、画面上の任意の場所やシステムトレイに配置可能です。

  • コンテキストアクションバー: 要約、翻訳、文章のリライトといった作業を効率化するため、自動提案機能とインラインメニューを提供します。

ワークフロー効率化機能の紹介

提供開始時期と利用方法

「Rakuten AI for Desktop」は、法人向けHP製PCには2026年7月29日より提供が開始されています。コンシューマー向けには2026年10月以降の提供が予定されています。

利用を開始するには、タスクバーまたはスタートメニューの「Rakuten AI」アイコンをクリックし、公式サイトからアプリケーションをダウンロードします。その後、アプリケーションを起動し、設定画面からオンデバイスモードをインストールすることで利用可能です。

より詳細な情報は、「Rakuten AI for Desktop」公式サイトで確認できます。
https://ai.rakuten.co.jp/offers/hp

「Rakuten AI 7B」について

「Rakuten AI 7B」は、楽天が独自に開発した70億パラメータの日本語基盤モデルです。フランスのAI企業Mistral AIが公開するオープンLLM「Mistral-7B-v0.1」を継続学習することで開発されました。日本語向けに最適化された拡張形態素解析器を採用しており、処理効率とコスト効率に優れています。

「Mistral-7B-v0.1」に関する詳細はこちらで確認できます。
https://huggingface.co/mistralai/Mistral-7B-v0.1

両社の協業の背景

今回の発表は、2025年11月に発表された日本HPと楽天の協業に基づくものです。両社は、日本HPのPCブランドとしての強みと革新的なハードウェア、そして楽天独自のAIおよび「楽天エコシステム」の提供価値を組み合わせることで、AIを統合したデバイスとソリューションを提供し、お客様の日常生活を支援していくことを目指しています。

日本HP代表取締役社長執行役員の岡戸伸樹氏は、「お客様は、よりスマートで安全性が高く、日常的に使用するデバイスにシームレスにつながるAI体験を求めています。楽天との協業により、私たちは日本のお客様が仕事や創作活動により安心して取り組めるよう支援するハイブリッドAI体験を提供します」と述べています。

楽天のChief AI & Data Officer(CAIDO)のTing Cai氏は、「AIとの対話は、人々にとって欠かせないものになりつつあります。私たちのビジョンは、オンライン・オフライン問わず、どこにいても常にAIがそばにあり、利用できる環境であるという安心感を提供することです」とコメントしています。

日本HPに関する詳細情報は、公式サイトをご覧ください。
https://www.hp.com/us-en/home.html

楽天グループに関する詳細情報は、公式サイトをご覧ください。
https://global.rakuten.com/corp/

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