hokan、AIエージェントと業務システム連携の新技術基盤「MCPサーバー」を試験公開 – 保険営業のAIネイティブ化を推進

テクノロジー

AIと業務システムを繋ぐ「MCPサーバー」が試験公開

株式会社hokanは、AIアプリケーションと自社サービス「hokan®︎」を連携させ、AIの利活用を最大化する「MCP(Model Context Protocol)サーバー」を試験公開したことを発表しました。

この技術基盤は、Anthropic社が提唱しOpenAIやGoogleなども採用するオープン規格「MCP」に対応しており、ChatGPTやClaudeなどのAIアプリケーションと外部システムを標準化された方法で接続します。

これにより、保険代理店が日常的に利用する様々なAIアプリケーションから「hokan®︎」のデータへ統一的にアクセスできる環境が整い、AIを活用した業務効率化の幅が広がることが期待されます。

hokan、AIエージェントと業務システムを繋ぐ技術基盤「MCPサーバー」を試験公開

「AIネイティブな保険営業」実現への第一歩

今回の「MCPサーバー」公開により、情報の検索・入力・更新といった日常的な往復作業の削減、対応漏れや記録遅延の抑制による業務品質の平準化、さらには業務の属人化解消といった効果が見込まれます。

将来的には、「hokan®︎」のユーザーは、複雑なシステム操作をすることなく、AIエージェントへの自然な指示を通じて、顧客データや案件情報を適切な権限管理のもとで参照・更新できるようになる見込みです。

hokanは、AIによる個別業務の効率化だけでなく、業務システムを横断的に操作し実務を複合的に代行する「AIエージェント」の活用を、保険代理店業務における重要な進化の方向性と位置づけています。今回の試験公開はその第一歩となります。

背景:進化するAIトレンドと保険業界の課題

2025年から2026年にかけて、ビジネスシーンにおけるAI活用は、人間が都度指示を送る「チャット型」から、AIが自律的にタスクを遂行する「エージェント型」へと移行しつつあります。

金融業界全体でAIの利活用が進む一方で、保険業界では保険金請求管理などの事務領域での活用が中心であり、顧客接点における高度な活用事例はまだ発展途上にあります。

また、金融庁の「AIディスカッションペーパー」などでも、適切なガバナンスと安全性の確保が重要な論点として挙げられており、こうした要件を満たす接続基盤の整備が求められています。

hokanは、保険業界が「人」を資本とする考えのもと、現場のオペレーションに深く根差したAI活用の研究と実証を重ねてきました。特に、データ入力や確認に多くの工数が割かれがちな保険販売業務において、AIが人間のパートナーとして業務システムを直接扱える環境こそが、業務効率化を一段引き上げる鍵であると考えています。

この考えに基づき、AIとデータソースを接続するためのオープン規格であるAnthropic社の「MCP(Model Context Protocol)」を採用し、外部のAIエージェントから標準化された方法でスムーズに「hokan®」を操作できる基盤を構築することで、保険実務の「AIネイティブ化」を強力に支援していく方針です。

「hokan®︎ MCPサーバー」の具体的な特長

今回の試験公開は、外部のAIアプリケーションやAIエージェントから「hokan®」を直接操作するための基盤整備の初期段階です。この基盤を通じて、ユーザーは以下のような効果を実感できると期待されています。

  • 自然な指示によるCRM操作: ChatGPTやClaudeなどMCP対応AIアプリケーションから「hokan®」の操作を呼び出す仕組みが構築されました。ユーザーは複雑な画面操作をすることなく、「面談記録を登録してToDoを作成」といった自然な指示だけで、正確なデータ更新や情報取得が可能になります。

  • 幅広い業務領域に対応: 顧客情報、予定管理、ToDo、案件(プロジェクト)、VOC(お客様の声)など、幅広い領域をMCPサーバー経由で操作できます。これにより、個別の業務効率化に留まらず、顧客対応から後線事務に至る一連の業務を横断的にサポートする基盤が提供されます。

この試験公開は、中長期的なAI活用ロードマップの核として位置づけられており、今後も継続的な機能拡充が進められる予定です。

※本件は技術基盤の試験公開であり、実際の製品実装および効果は今後の運用設計や体制により異なる可能性があります。

執行役員CTO 新井 翔太氏のコメント

執行役員CTOの新井 翔太氏は、「AIエージェントが業務システムを直接操作する時代に向けて、私たちはAPIを『人が操作するもの』から『AIが扱うもの』へと再定義する必要があると考えています。今回のMCP対応は、その第一歩となるものです。保険代理店の現場では、入力や確認といった反復作業に多くの時間が費やされており、ここを根本から解放するには、AIが直接システムを操作できる基盤が不可欠です。私たちは、保険代理店の皆様の『AIネイティブ』な業務環境づくりを、技術で支えてまいります」と述べています。

保険代理店向け顧客・契約管理サービス「hokan®︎」について

「hokan®︎」は、主に保険代理店を対象とした顧客・契約管理システムです。見込み客から保全までの情報を一元管理し、情報の集計・分析まで行うことができます。

2018年のリリース以来、顧客基盤を拡大し、2022年には全国47都道府県の代理店・支店に導入実績があります。使いやすさ、カスタマイズの柔軟性、サポート力、そして保険募集人の要望に沿ったプロダクトアップデート力が特徴です。

改正保険業法に伴い増加している事務処理の効率化に貢献し、生命保険、損害保険、企業内代理店、銀行系代理店など、多様な代理店で利用されています。

「hokan®︎」の詳細については、以下のページをご覧ください。

※hokanおよびhokanロゴは、株式会社hokanの商標または登録商標です。

株式会社hokanについて

株式会社hokanは、「保険業界をアップデート(更新)し、アップグレード(革新)する」ことをミッションに掲げ、保険代理店向け顧客・契約管理サービス「hokan®︎」を提供しています。

保険業界におけるソフトウェアサービス提供の知見を活かし、最新技術を業界に適用することで、誰もが正しく適切に保険商品を享受できる社会の実現を目指しています。

コーポレートサイト: https://www.corp.hkn.jp/

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