アドバンテックが機能安全対応のフィジカルAIプラットフォーム「MIC-735」を発表
アドバンテックは、NVIDIA IGX Thor™を搭載した最新のエッジAIプラットフォーム「MIC-735」を発表しました。このプラットフォームは、OpenClawおよびNVIDIA Nemotron™と連携し、エージェント型AIをエッジで実現することを目指しています。

「MIC-735」は、NVIDIA Halos検証ラボによる認証取得に向けて大きな進展を遂げており、NVIDIAの安全性重視のフィジカルAIフレームワークに対応する初期段階のプラットフォームの一つとして位置づけられています。
フィジカルAIにおける機能安全の重要性
ヒューマノイドロボット、AMR(自律走行搬送ロボット)、自律機械など、実環境で稼働するインテリジェントシステムの活用が急速に拡大しています。これらのシステムが人との協働や現場での確実な運用を実現するためには、機能安全、決定論的動作、そして国際規格への準拠が不可欠です。
NVIDIA Halos AI System Inspection Labの認証プログラムは、システム全体の安全設計を体系的に評価・検証する高度なフレームワークを提供します。このプログラムを活用することで、主要な国際機能安全規格への適合が効率化され、信頼性と安全性の高い設計が実現可能となります。「MIC-735」は、この検証を通じて「IEC 61508」および「ISO 13849」といった主要なグローバル安全規格との整合性を確立しており、産業およびロボティクス分野における各種規制への対応力を強化します。このアプローチにより、安全関連の設計・開発プロセスが簡素化され、最終段階での認証取得に必要な工数の削減が期待されます。
「MIC-735」の詳細については、以下の製品ページをご覧ください。
MIC-735製品ページ
NVIDIA Halos AI System Inspection Labについては、以下のリンクをご参照ください。
NVIDIA Halos AI System Inspection Lab
強力なエコシステム連携と技術的特徴
機能安全は、予測が難しい実環境において機械が確実に動作し、安全に相互作用することが求められるロボティクス・産業分野において、フィジカルAIシステムの実用化を支える重要な基盤です。
「MIC-735」は、NVIDIA Halos AI Labフレームワークとの連携により、機能安全に対応したNVIDIA IGX™プラットフォームを採用しています。これにより、安全性を重視したフィジカルAIエコシステムの拡充に貢献し、次世代ロボットアプリケーション開発に最適なソリューションを提供します。
NVIDIA IGX Thor™ T5000アーキテクチャを基盤とする「MIC-735」は、内蔵および外部センサーデータを統合することで、リアルタイム処理を実現する高性能なプラットフォームです。これにより、周辺環境の高精度な把握と、システム全体における堅牢な安全機能を実現します。さらに、この設計は安全と制御を統合したフィジカルAI向けフレームワークを提供し、外部安全信号を確実に処理することで、ロボティクスおよび産業オートメーション分野における即時的なリスク低減を可能にします。
NVIDIA IGX Thor™ T5000に関する詳細はこちらです。
NVIDIA IGX Thor™ T5000
即時導入可能な安全対応フィジカルAIプラットフォーム
「MIC-735」は、ハードウェア設計に加えて10年間の長期ライフサイクルサポートとNVIDIA AI Enterprise-IGXソフトウェアスタックに対応しています。これにより、以下のNVIDIAテクノロジーを活用したAIアプリケーションの迅速な開発が可能となります。
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NVIDIA NIMマイクロサービス
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NVIDIA Isaacの基盤モデルや各種開発フレームワーク
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NVIDIA Metropolis
さらに、NVIDIA Holoscanプラットフォーム(Holoscan Sensor Bridge技術を含む)を統合することで、リアルタイムセンシングと、複数のセンサーおよびAIプロセッサ間における高帯域かつ高精度な同期通信を実現します。
本製品は、状況が常に変化する現場環境での運用を想定し、セキュアなIPネットワーク経由で認証取得済みの非常停止(E-Stop)機能を含むリアルタイム安全制御に対応するよう設計されています。Endpoint Controllerをはじめとするエコシステム機能により、フリート全体の統合管理と指令の即時実行を実現します。さらに、「Wireless E-Stop Pro」を活用することで、緊急時には各AMR(自律走行搬送ロボット)へ直接ローカル制御や非常停止を行うことができ、現場での迅速なリスク対応を可能にします。
業界初のNVIDIA IGX Thorが生む、実運用に耐えうるNVIDIA認証システム
「MIC-735」は、近日中にNVIDIA Halos検証ラボでの認証を完了する予定であり、これにより機能安全対応(FuSa-ready)プラットフォームとしての信頼性と位置づけを確立します。
NVIDIA認証システムは、安全性の指標にとどまらず、プラットフォームの優れたパフォーマンス、セキュリティ、拡張性、そしてシームレスなソフトウェア統合における「ゴールドスタンダード(絶対的基準)」を象徴しています。アドバンテックの「MIC-735」は、これらの厳格な評価をすべてクリアし、NVIDIAより即時導入可能なAIプラットフォームとして正式に認証取得されました。これにより、導入企業はシステム構築に要する期間を大幅に短縮し、開発・統合時の技術的障壁を最小限に抑えることが可能となります。この実績は、フィジカルAI分野におけるアドバンテックの優位性を裏付けるものであり、次世代ロボティクス、ビジョンAI、最先端の医療アプリケーション向けに、信頼性の高い高性能なアーキテクチャを提供します。
NVIDIA認証システムに関する詳細はこちらです。
NVIDIA認証システム
COMPUTEX 2026での紹介
アドバンテックは、2026年6月2日~5日に台湾・台北で開催されたCOMPUTEX 2026に出展し、ブース番号#K0603aで次世代エッジAIプラットフォームを紹介しました。
詳細については、アドバンテック公式ウェブサイトをご覧ください。
アドバンテック公式ウェブサイト COMPUTEXイベントページ
アドバンテック株式会社について
アドバンテック株式会社は、1983年に台湾で創設されたアドバンテック(研華股份有限公司)の日本法人です。40年以上にわたり産業向けに高品質・高性能なパソコンを開発してきました。2024年現在、3,000を超える多様なIoT機器をラインナップし、世界26か国95都市に拠点を構える産業用パソコン市場の世界シェアNo.1メーカーとして、「Enable an Intelligent Planet」のビジョンを掲げ、AI × IoTプラットフォームサービスを通じて社会課題の解決と豊かな未来の実現を目指しています。
アドバンテックの会社サイトはこちらです。
アドバンテック株式会社


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