ブランド誕生の背景
この新しいブランドが生まれた背景には、変化する観光市場への対応と地域が抱える課題への戦略的な挑戦があります。近年、団体旅行から個人旅行へのシフトが進み、特に若年層の国内観光客は大量生産されたお土産よりも、自分のお気に入りとなるような、センスの良い思い出の品を求める傾向にあります。また、欧米豪を中心とした訪日外国人観光客は、単にモノを購入する傾向が弱く、地域の物販業への収益波及が課題でした。
さらに、雪不足や人口減少に直面する神鍋高原や、歴史ある城崎温泉街において、既存の地域資源(火山、外湯文化など)を現代的なデザインで再定義し、地域産品と融合させることで、新たな経済循環を生み出し、地域の持続可能性を高めることも目的とされています。
各ブランドの紹介
城崎温泉:『Kinosaki Story』
「そのひとつが、また帰りたくなる理由になる。」をコンセプトに掲げる『Kinosaki Story』は、1300年の歴史を持つ城崎温泉の外湯文化や情緒ある町並みを、ミニマルで上質なデザインに落とし込んでいます。

主要アイテムとしては、Tシャツ、ボトル、ステッカー、マグネットなどが展開されており、旅の余韻が日常に溶け込むようなプロダクトが提案されています。
Kinosaki Storyブランドページ:
https://toyooka-tourism.com/kinosaki-story/
神鍋高原:『KANNABE ROOTS』
『KANNABE ROOTS』のコンセプトは「自然に還る、日常に根づく。」です。火山が育んだ大地とアウトドア・ライフスタイルを背景に、自然を愛する人々の日常に根ざしたアパレルや雑貨が提供されます。

主要アイテムには、Tシャツ、ボトル、トートバッグ、キーホルダーなどがあり、神鍋高原の豊かな自然を感じさせるデザインが特徴です。
KANNABE ROOTSブランドページ:
https://toyooka-tourism.com/kannabe-roots/
地域全体で稼ぐ「販売モデル」
このプロジェクトは、地域全体で取り組む「稼げる観光地づくり」の象徴と位置づけられています。商品の販売においては、あえてオンライン販売を行わず、「現地でしか買えない価値」を重視しています。これにより、観光客が地域内を回遊し、店舗に足を運ぶ動機を作り出します。
また、一般社団法人豊岡観光イノベーション、地域事業者、地元クリエイターが一体となってプロジェクトを推進し、宿泊施設や飲食店を「販売パートナー」とすることで、地域内でお金が循環する仕組みを構築しています。
今後の展望
今後、これらのブランドは地元企業とのコラボレーションや地域特産品を活用したシリーズ展開を拡大していく予定です。さらに、宿泊施設や観光施設と連携し、地域全体で物販を展開することで、観光客の回遊性を高め、地域経済の活性化に貢献することを目指しています。
一般社団法人豊岡観光イノベーションに関する情報はこちら:
https://corp.toyooka-tourism.com/


コメント