訪日前のマレーシア旅行者は日本に何を期待し、何に不安を感じているのか?フードダイバーシティ株式会社が現地調査を実施

旅行

東南アジア最大級の旅行博「MATTA FAIR」について

「MATTA FAIR」は、マレーシア旅行代理店協会(MATTA)が年に2回開催する、東南アジア最大級の旅行博です。毎回およそ18万人もの来場者が訪れ、各国の旅行会社や航空会社、政府観光局などが出展する国際的な旅行イベントとして知られています。

MATTA FAIR告知ポスター

フードダイバーシティ株式会社は、この旅行博の日本パビリオン内で、日本各地の自治体や観光事業者と連携し、日本の多様な食文化や観光情報を紹介します。現地で旅行者に直接情報を提供することで、日本旅行への関心を高め、日本の観光事業者と旅行者をつなぐ機会を創出します。

訪日ムスリム旅行者のニーズと課題

近年、マレーシアから日本を訪れる旅行者の間で、ムスリム旅行者の存在感が増しています。しかし、旅行先を決定する「訪日前」の段階では、食事のハラール対応、礼拝場所の有無、安心して旅行できる環境の整備状況、そしてこれらの情報が十分に提供されているかどうかが、旅行先を選ぶ上で重要な要素となっています。

具体的には、「ハラール対応の飲食店があるか」「礼拝できる場所があるか」「自分たちでも安心して旅行できる環境が整っているか」といった情報は、旅行計画に欠かせない判断材料です。一方で、日本国内では、訪日前の旅行者が実際に何を求め、どのような不安を抱えているのかを直接把握する機会は限られています。そこで、フードダイバーシティ株式会社は、旅行者が日本旅行を検討する「旅マエ」のタイミングで現地の声を収集し、日本の観光業界へ還元することを目指しています。

パンフレットを見る女性

現地での具体的な取り組み

MATTA FAIRの会場では、情報発信と市場調査を組み合わせた多角的な取り組みが実施されます。

【情報発信】

  • 日本各地の観光パンフレット・チラシの配布

  • Halal Media Japanを活用した情報発信

  • ハラール・ムスリムフレンドリーな観光・食の情報紹介

【市場調査】
訪日旅行に関心を持つ来場者を対象に、日本旅行への期待、旅行先選びの意思決定プロセス、旅行計画時の行動などについて調査が行われます。この調査で得られた声は、日本の観光業界がインバウンド施策を検討する上で役立つデータとして活用されることになります。

調査結果の活用と公開について

調査結果は、分析後に自治体、DMO(観光地域づくり法人)、観光協会、宿泊施設、飲食店など、訪日旅行者の受け入れに取り組むさまざまな事業者向けに公開される予定です。これにより、「旅行者は何を期待しているのか」「何が旅行先選びの決め手になるのか」「どのような情報が旅行への安心感につながるのか」といった視点から整理されたデータが提供され、今後の情報発信や受入環境の整備に貢献することが期待されます。

調査結果は、以下のプラットフォームで閲覧可能です。

フードダイバーシティ株式会社について

フードダイバーシティ株式会社は、「食の多様性」をテーマに日本のインバウンド受け入れを支援する企業です。2014年の創業以来、日本初・日本最大級のハラール専門メディア「Halal Media Japan」を運営しています。現在はハラールだけでなく、ヴィーガンやベジタリアンなど、多様な食文化に対応した情報発信、プロモーション、コンサルティングを通じて、全国の自治体、観光事業者、飲食店のインバウンド対応を支援しています。「Halal Media Japan」はSNS総フォロワー30万人以上を有し、ムスリム旅行者へ日本の観光・食・文化の魅力を発信するとともに、ムスリムインフルエンサーとのプロモーションも展開しています。

同社は、2020年には当時の菅義偉内閣総理大臣への政策提言を実施し、2023年には観光庁が選出する「インバウンド対応にかかる課題を解決するベンチャー65社」に約3,000社の中から選ばれるなど、その取り組みは高く評価されています。さらに、2025年にはマレーシアで開催されたWorld Islamic Tourism Awards 2025において、「JAPAN’S LEADING PLATFORM FOR HALAL & FOOD DIVERSITY TOURISM」を受賞するなど、国内外で食の多様性とインバウンド分野における貢献が認められています。

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