訪日インドネシア人観光客の増加とプロモーションの課題
2026年3月の訪日外客数は約361万人を記録し、これは同月として過去最高となりました。特にインドネシアからの訪日客も増加傾向にあり、ラマダン(断食月)明けの休暇や継続的な訪日旅行人気が後押しとなり、前年同月比36.6%増と単月で過去最高を更新しています(JNTO 2026年3月 訪日外客数推定値)。
こうした訪日需要の拡大に伴い、現地でのインバウンドプロモーションへの関心が高まっています。しかし、これまでのプロモーションでは、ターゲットを絞り込んだ効率的なアプローチが難しいという課題がありました。例えば、「日本に関心がある層」といった広範なターゲティングに留まったり、日本国内の居住者を除外して訪日客のみを特定した広告配信の手法が限られていたりしました。この状況に対応するため、マイクロアドは「Eternity X」のサービス提供範囲をインドネシア市場へと拡張しました。
「Eternity X」インドネシア市場向けサービスの特徴
この新サービスは、インドネシア人観光客へのプロモーションにおいて、以下の二つの主要な特徴を持っています。
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航空券予約データを活用した高精度なターゲティング
リアルタイムなGDSデータ(※1)を利用することで、広告主は日本への旅行が確定している「旅マエ」の層だけでなく、訪日後の滞在先を都道府県単位で指定した「旅ナカ」の層に対しても、最適なタイミングで商品やサービスを訴求できます。 -
インドネシアの主要SNS・プラットフォームへの広告配信
インドネシア国内で高い利用シェアを誇る「Google」「Meta(Facebook / Instagram)」「TikTok」などの主要なプラットフォームに対応しています。これにより、訪日客の日常的な情報接触経路に合わせた媒体選定が可能となり、広告効果の最大化が期待されます。
※1)GDSデータ:OTA(オンライン旅行会社)、航空会社、ホテル、レンタカー会社などの旅行関連サービスプロバイダーと接続し、効率的に予約・販売を行うためのネットワークシステムから収集されるデータです。
JCBでの導入事例
JCBは、インドネシア国内で発行されたJCBカード会員に対し、訪日時のカード利用促進を目的としたインバウンドマーケティングを実施しています。今回のサービス導入により、日本への渡航予定者に対し、出発前から日本滞在中まで一貫して、JCBカードの優待情報や利便性を効果的に伝えることが可能になりました。
PT. JCB International IndonesiaのPresident Directorである佐藤 陽氏は、「インドネシアにおける訪日需要が拡大する中、JCBは現地会員基盤と日本国内の加盟店ネットワークを活かし、インバウンド領域での価値提供を強化しています。GDSデータを活用することで、渡航前から滞在中まで一貫した高精度なアプローチが可能となり、マーケティングの実効性を大きく高められると期待しています。今後もパートナー企業の皆様とともに、新たな顧客接点の創出と送客価値の最大化に取り組んでまいります」とコメントしています。
今後の展望
マイクロアドは今後もEternity Xとの連携を強化し、「MicroAd X Travelers(マイクロアド クロス トラベラーズ)」を軸とした、訪日インドネシア人観光客向けインバウンドプロモーションの商品力強化に努めていく方針です。また、アジア圏でのネットワークをさらに拡充し、企業のインバウンドマーケティングにおける課題解決に貢献していくとしています。



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