4DGS対応とEvercoast社との連携
「BEGIN Auria」シリーズでは、生成済みの4DGSデータを3DCG・3DGSと組み合わせ、Web3D・WebARコンテンツとして利用するための制作環境を開発しています。4DGSデータそのものの生成が必要なプロジェクトについては、米Evercoast社との連携により対応する体制が準備されています。
Evercoast社は、複数カメラの同期撮影から4D spatial videoの生成、圧縮、ストリーミング、Webやゲームエンジンへの統合までを一体的に提供する先進的な4D制作プラットフォームを展開しています。同社のCloudbreakでは、4D Gaussian Splattingが正式な生成パイプラインとして提供されており、高品質なNative PLY Sequenceから配信用の圧縮形式まで、制作用途に応じた出力が可能です。
StockGraphyでは、4DGSを利用する受託プロジェクトにおいて、Evercoast社と連携して4Dデータ生成を行い、3DCG・3DGSとのシーン統合、Web3D・WebARでの表示、インタラクションの実装などを担当します。

なお、StockGraphyは4DGS撮影用のマルチカメラスタジオを自社保有していません。撮影スタジオの選定が必要な場合は、国内の撮影スタジオとの調整や、連携先であるEvercoast社との相談の上、撮影・データ生成方法が検討されます。StockGraphyでは、4DGS撮影業務の連携を検討できるマルチカメラ撮影リグ保有の撮影スタジオ・事業者も募集しています。業務連携を検討される事業者の方は、下記の問い合わせフォームより連絡が可能です。
本件の4DGS撮影環境の研究にあたり、合同会社 UNrealizeの手島浩氏より技術的な助言を得たとされています。
3DGS対応とXGRIDS製品からのワークフロー検証
「BEGIN Auria」シリーズは、各社の3DGSデータを扱えるオープンな制作環境を基本としながら、XGRIDS製品から生成された3DGSデータへの対応を重点的に進めています。XGRIDSのLixelシリーズやPortalCamは、LiDARとカメラを組み合わせた空間取得により、実空間から高品質な3DGSモデルを生成できます。
「BEGIN Auria」シリーズでは、XGRIDSの公式ソフトウェアから出力されたPLY等を受け取り、必要に応じて位置調整、データ整理、Web利用向け最適化などを行い、Web3D・WebAR制作へ引き継ぎます。
「BEGIN Auria」シリーズの開発にあたっては、XGRIDSの正規販売店・グローバルパートナーであり、国内で多数の実機検証や活用事例を蓄積している株式会社神戸清光より、サンプルデータ提供や技術情報面での協力が得られています。神戸清光は、XGRIDS製品の2025年売上実績でメーカー調べによるNo.1の実績を持ち、測量・建設分野だけでなく、3DGSを含む新しい空間取得技術についても継続的な実機検証と情報発信を行っています。StockGraphyでは同社と連携し、XGRIDS製品の販売も「BEGIN Store」で開始する予定です。
Web3D技術導入の課題解決とベンダーロックインの回避
Web上で3Dコンテンツを公開する方法には、既存のホステッド型3Dビューア/WebARプラットフォームを利用する方法と、WebGL / WebGPUエンジニアがプロジェクト専用のビューアを独自開発する方法があります。後者は高い自由度を得られる反面、3DCG制作者、3Dスキャンや3DGS / 4DGSの担当者だけでなく、高い技術を持つWebGL / WebGPUエンジニア、フロントエンドエンジニア、UI / UXデザイナーなど、異なる専門領域の人材が必要です。しかし、多くの初期段階のプロジェクトでは、全ての専門家を個別に配置できる予算がないことが課題となっています。
「BEGIN Auria」シリーズは、大規模なチームを組まない段階でも一定の作り込みが可能なWeb3D・WebAR開発ができるツールを目指します。
また、プロジェクトが拡張し、より高度な機能が必要になった場合に、より高度な技術を持つ専門家が後から参加できることも重要です。そのため「BEGIN Auria」では、完成した3D体験を特定のサービス上だけで動作するブラックボックスとして閉じるのではなく、表示・再生を行う「Viewer Runtime」と、3Dデータ・配置・設定・インタラクション等を保持するコンテンツデータ一式を書き出し、Web制作チームや専門エンジニアへ引き継げる設計を進めています。この仕組みは、クラウドサービスへの継続支払いなく、制作済みの「Viewer Runtime」をファイルとして保存し、ユーザー自身が保持できることも意味します。
「最適化」「シーン制作」「公開・運用」の分離
「BEGIN Auria」シリーズでは、一つの大きなソフトウェアで多種の処理を担う使いづらいソフトウェアになることを避けるため、制作段階ごとに分割した3つのソフトウェアを開発しています。
- 3DGSデータの前処理・最適化
大容量の3DGSデータをそのままWebへ投入するのではなく、位置合わせ、データ整理、LoD(Level of Detail)、空間分割、ストリーミング向けデータ生成などを行い、リアルタイム表示に適した状態へ整えます。 - 3DCG・3DGS・4DGSを使ったWeb3D・WebARシーン制作
異なる種類の3Dデータを同じ制作画面で配置し、ライティング、表示制御、インタラクション、WebAR設定などを行い、「Viewer Runtime」とコンテンツデータ一式を構築します。 - Webへの公開・継続運用
大容量3DコンテンツをWebへ公開し、クライアント確認、本公開、埋め込み、更新、権限管理などを行う配信・運用環境を構築します。
BEGIN Storeについて

「BEGIN Store」は、StockGraphyが運営するBEGIN3D.com内に新設される、3D制作・活用に関連する製品の販売・案内コーナーです。StockGraphyが開発するソフトウェアだけでなく、実際の3D制作プロジェクトで利用する機材や他社ソフトウェアも含め、用途や制作工程に応じて製品を探せる場所として展開されます。
「BEGIN Store」では、主に以下のカテゴリーが設けられます。
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Partner Products
StockGraphyが販売するパートナー企業の製品カテゴリーです。Epic Gamesの「RealityScan」に加え、新たにXGRIDSの3Dスキャナー製品群などが展開されます。 -
Production-Ready
業務用途向けのStockGraphy自社開発製品カテゴリーです。3DCG・3DGS・4DGS対応のWeb3D・WebAR制作環境「BEGIN Auria」シリーズなど、3D制作業務で利用するソフトウェアが順次展開されます。 -
Hacky Internal Tools
StockGraphyの自社業務の中で生まれた小規模な簡易ツールを製品化するカテゴリーです。個別サポート非対応で、10〜20ドル相当の低価格で提供されます。第一弾として、glTF / GLBをUSDZへ変換するWindowsツール「BEGIN ARShift Proto」が販売されます。
会社情報とお問い合わせ窓口
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会社名:株式会社StockGraphy
お仕事のご依頼やご導入については、ウェブサイトのお問い合わせ窓口より連絡が可能です。
- お問い合わせ窓口URL:https://www.stockgraphy.com/jp/#contact


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