AI見守りプラットフォーム「BUDDY」が日本に上陸
シリコンバレー発のデジタルヘルステクノロジー企業LiveFreely Inc.は、AI見守りプラットフォーム「BUDDY(バディ)」の日本でのサービス提供を2026年6月23日より開始しました。
このプラットフォームは、人工知能(AI)と機械学習の力を借りて、高齢者の健康状態や日々の生活パターンを継続的に分析します。転倒などのリスクが「発生する前に予測し、予防し、そして必要なサポートへと繋げる(PREDICT. PREVENT. CONNECT.™)」ことを目的としています。日本での本格的な導入に先立ち、福岡を中心に介護事業を展開する株式会社ケアリングの協力のもと、6月23日には福岡県内の施設で実証実験が実施され、介護現場での活用可能性と有用性が検証されました。

「BUDDY」の主な機能と特徴
「BUDDY」は、Apple WatchやFitbitといったウェアラブルデバイスと連携して利用できるアプリケーションです。利用者の健康パターンを学習し、転倒リスクの兆候を事前に予測・検知するだけでなく、異常が検知された際には、家族、介護スタッフ、緊急対応先へリアルタイムで通知します。
このプラットフォームは「転倒後の対応から、転倒前の予防へ」という発想に基づき、利用者の自立した生活を維持しながら安全を確保する「AIが支える自立型ケア」を通じて、「主体的な健康長寿(proactive aging™)」の実現を目指しています。
サービスサイトはこちらです。
https://www.buddy.jp/
6つの主要機能
「BUDDY」は、高齢者の見守りや健康管理を多角的にサポートする、以下の6つの機能を備えています。
- 転倒予測・検知: AIが利用者の動きや生活パターンを学習し、転倒リスクの兆候を事前に捉えます。日常の動きとの違いを見極めることで誤検知を抑え、精度の高い検知を実現します。転倒が発生した際には、関係者へ通知され、迅速な対応へと繋がります。
- 歩行分析: 歩行や動作の変化を継続的に分析することで、健康状態の変化や転倒リスクの兆候を早期に把握します。
- 健康状態の継続モニタリング: スマートウォッチのセンサーを活用し、心拍数や活動量などのデータをもとに、日常的な健康状態の変化を把握し、異常を検知します。
- 服薬管理・生活サポート: 服薬リマインドやスケジュール管理機能により、利用者の日常生活における自立を支援します。
- 位置情報・見守り(GPS・ジオフェンス): 位置情報をもとに現在地を把握し、設定した行動範囲から外れた場合に通知を行います。
- 緊急時リアルタイム通知: 異常が検知された場合、家族や介護スタッフなどへリアルタイムで通知されます。

「BUDDY」が求められる背景
日本を含む世界の高齢者ケアは、これまで事故や体調悪化が起きてから対応する「事後対応型」が主流でした。しかし「BUDDY」はAIとデータを活用し、日常のわずかな変化からリスクを事前に予測・予防・繋げることで、「予測・予防・繋がるケア」という新たなアプローチを推進しています。
日本は世界でも有数の超高齢社会であり、介護人材の不足、施設運営の負担増加、高齢者の独居の増加といった課題が深刻化しています。特に、転倒・転落は要介護状態に至る要因の一つとされており、事故を未然に防ぐ取り組みが非常に重要です。このような背景のもと、「BUDDY」は、高齢者の健康寿命の延伸と自立した生活の実現、そして介護現場の負担軽減を支援していきます。
LiveFreely CEO / Co-founderのArthur Jue氏は、日本でのサービス展開について「日本の多くの方々やさまざまな組織に貢献できることを大変嬉しく思っています。日本は、シニアウェルネスおよびエイジングテクノロジーの分野において、世界で最も重要な市場の一つです。福岡での実証実験を皮切りに、『予測・予防・繋がるケア』を介護の現場へ届け、高齢者一人ひとりがより健康で自立した生活を送れるよう支援していきます。そして、利用者の皆さまはもちろん、そのケアを支える介護従事者やご家族にとっても、大きな価値を提供できる環境づくりを目指してまいります」と述べています。
福岡での実証実験で高い評価
日本での本格展開に先立ち、2026年6月23日に福岡県内の施設で実証実験が実施されました。この実証実験では、介護現場での活用可能性、利用者の安全性向上、スタッフの業務負担軽減などが検証されました。
実証実験に参加した利用者からは「かっこいい。安心できる。特に自分が設定することややることが複雑じゃない、何もしなくていいので、機械が苦手でもできる」といった声や、「違和感がない。『I’m OK』を押すだけで操作が簡単」といった肯定的なコメントが寄せられました。
また、職員からは「アプリを開けたら一目で情報が見られて分かりやすい」とのコメントがあり、「BUDDY」の導入によりスタッフがより適切に利用者をサポートできるようになること、そしてご家族にとっても安心感の向上につながることが期待されています。

関連企業
LiveFreely Inc.
LiveFreelyは、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置くデジタルヘルステクノロジー企業です。高齢者とその家族・介護者が、より自由でつながりのある自立した生活を送れるよう支援しています。主力プラットフォームである「BUDDY」は、AIを活用して健康パターンを分析し、異常が検知された場合には家族や介護者、緊急対応先へ通知することで、より安全で安心なケアエコシステムの構築を目指しています。

株式会社ケアリング
株式会社ケアリングは、福岡県に本社を置く介護サービス企業です。訪問介護、デイサービス、介護支援、居住型サービスなど、幅広い高齢者向けサービスを提供しています。LiveFreelyの日本展開におけるパートナーとして、「BUDDY」の導入および実証を進めています。

SPRINK株式会社
SPRINK株式会社は、海外企業の日本市場への参入を支援する企業です。日本市場に関する知見と事業運営のノウハウを活かし、海外企業が日本で円滑にサービスを立ち上げ、展開できるよう包括的なサポートを提供しています。本プロジェクトでは、LiveFreelyの日本市場への参入および「BUDDY」の実証実験・展開を支援し、日本の介護・高齢者ケア市場への円滑な導入を推進しています。



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