マウザー・エレクトロニクス、セキュリティ・リソース・センターを拡充しコネクテッドシステムの安全設計を支援

テクノロジー

拡充の背景と目的

近年、EU(欧州連合)のサイバーレジリエンス法(Cyber Resilience Act:CRA)が実施段階へ移行し、2026年3月には欧州委員会によるガイダンス案が公表されました。さらに、脆弱性報告に関する義務は2026年9月11日から適用される予定です。これにより、製品開発のより早い設計段階からサイバーセキュリティ対策を組み込むことが、エンジニアリングチームに強く求められています。EU域外の企業であっても、欧州市場でコネクテッド製品を販売するためには、これらの要件への適合が必要です。

産業システムのネットワーク接続化とデータ活用の進展、そして5Gから6Gへと進化する通信ネットワークのロードマップを背景に、マウザーはエンジニアが最新のセキュリティ動向や設計手法を効率的に習得できるよう、リソースセンターのコンテンツを強化しました。

提供されるコンテンツと主要テーマ

Security Resource Centreでは、技術記事、eBook、ブログ記事、製品関連資料が集約されています。取り上げられるテーマは多岐にわたり、以下の内容が含まれます。

  • コネクテッドデバイスの保護

  • 産業用セキュリティ

  • エッジシステム設計

  • 5Gおよび将来の6G環境に対応した安全性の高い通信

これらのコンテンツは定期的に更新され、エンジニアは進化する規格、サイバー脅威、そしてベストプラクティスに関する最新情報を継続的に参照できます。

リソースセンターの具体的な活用方法

エンジニアは、このリソースセンターを次の3つの方法で活用できます。

  1. システム設計の初期段階からのセキュリティ考慮
    デバイス保護、認証、システムの完全性といった要素を開発の早い段階で検討できるよう支援し、セキュリティを設計の基礎から組み込むことを可能にします。
  2. 業界標準や規制変化への対応
    EUサイバーレジリエンス法やNIST(米国国立標準技術研究所)、Industrial Automation Security Resource Centreのコンテンツを活用し、接続性が高まる環境における制御システムの保護や、サイバーセキュリティおよび情報セキュリティに関するインシデントへの備えを促進します。
  3. 実際の製品開発への知識・ガイダンスの結び付け
    セキュアエレメント(暗号鍵や認証情報を安全に保管するセキュリティチップ)やセキュア認証デバイスといったハードウェアセキュリティ技術も紹介されています。これらは、IoTエッジコンピューティング産業機器向けシステムにおいて、信頼の基点(Root of Trust)の構築や暗号鍵の安全な保管、認証に基づく安全な動作の実現を支援します。

最新の技術コンテンツでは、エッジシステムのセキュリティリスク対策、産業分野におけるコンプライアンス対応、サイバー・フィジカルシステムの開発などが取り上げられています。これにより、エンジニアはセキュリティ要件や設計方針を実際のシステム開発に反映するための知見を得ることができます。

コンテンツは実際の設計・導入現場における課題に重点を置いており、エンジニアはさまざまなアプローチを比較し、セキュリティ上の課題や不足点を特定するとともに、セキュリティおよび認証ツールの評価を行うことができます。

マウザーの情報セキュリティ体制

マウザーは、信頼性の高い技術支援への取り組みの一環として、情報セキュリティ体制を強化しています。同社は、SOC 2 Type II、ISO 27001、Cyber Essentialsといった情報セキュリティ関連の認証を取得しており、その安全性と信頼性を示しています。

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