LIFULL 介護が「夫婦二人暮らし」の老人ホーム探しを調査、元気なうちからの検討が増加傾向に

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LIFULL 介護が「夫婦二人暮らし」の老人ホーム探しを調査

LIFULL 介護は、老老介護リスクが高いとされる「夫婦二人暮らし」世帯の老人ホーム探しに関する実態調査を実施しました。この調査では、入居対象者が「夫婦二人暮らし」の方々が、インターネットを活用してどのように老人ホームを探しているか、そしてその行動が子世代と同居している方々とどのように異なるかを分析しています。

近年、介護者と被介護者がともに65歳以上の「老老介護」の割合は61.9%、ともに75歳以上の「超老老介護」は37.1%に達しており(厚生労働省「2025年国民生活基礎調査」より)、後期高齢者同士での介護は、健康面や経済面で生活を維持するリスクが大きい社会的な課題となっています。

「夫婦二人暮らし」の老人ホーム問い合わせが増加傾向

LIFULL 介護への問い合わせデータによると、入居対象者が「夫婦二人暮らし」である割合は年々増加しています。2024年には17.6%、2025年には18.0%、そして2026年には18.9%と、全体の約2割を占めるまでになっています。

LIFULL 介護のお問い合わせに占める入居対象者が「夫婦二人暮らし」の割合

施設探しの主導権は「本人や配偶者」に

誰が老人ホーム探しを主導しているかを比較すると、「夫婦二人暮らし」世帯では「本人(33.5%)」と「配偶者(29.9%)」を合わせると6割を超えています。一方、「子世帯と同居」の場合は「子供(その配偶者含む)」からの問い合わせが59.4%と約6割を占めています。このことから、「夫婦二人暮らし」の場合は、ご夫婦自身が主体的に施設探しをしている傾向が強いことがわかります。

元気なうちからの施設探しが顕著

入居対象者の介護度を見ると、「夫婦二人暮らし」世帯では、介護認定を受けていない「自立」の状態での問い合わせが46.6%と約半数を占めています。これは、「子世帯と同居」の場合の「自立」の割合(22.7%)の2倍以上にあたります。この結果は、夫婦二人暮らしの方々が比較的お元気なうちから老人ホーム探しを始めていることを示唆しています。

入居対象者の介護度

また、入居対象者の年齢層についても違いが見られます。「夫婦二人暮らし」世帯では、80歳未満の問い合わせが合計で4割にのぼります。対して「子世帯と同居」世帯では80歳未満は2割にとどまり、「85〜89歳」と「90〜94歳」が共に25.1%とボリュームゾーンになっています。

厚生労働省の令和6年度介護給付費等実態統計の概況(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/kyufu/24/index.html)によれば、85歳以降は要介護認定を受ける人が増加し、二人に一人が要介護者となっています。このことから、「子世帯と同居」の場合は要介護状態になってから施設探しをしていることが多いと考えられます。一方、「夫婦二人暮らし」の場合は、本格的な介護が必要になる前の、元気なうちから自分たちで施設探しを始める傾向が強いことがわかります。

入居対象者の年齢

LIFULL 介護 編集長 小菅秀樹氏のコメント

LIFULL 介護編集長の小菅秀樹氏は、今回の調査結果について、「夫婦二人暮らしの方が、介護が必要になってからではなく、比較的元気なうちから自分たちで住まいを探している点が興味深い」と述べています。インターネットの検索ポータルサイトは問い合わせのハードルが低いため、切迫した状況になる前から情報収集に着手しやすい媒体であると分析しています。

LIFULL 介護 編集長 小菅秀樹

小菅編集長は、「高齢の夫婦二人暮らしでは、どちらかに介護が必要になると、もう一方が支える側になります。さらに双方の心身機能が低下すれば、老老介護や認認介護につながる可能性もあります。だからこそ、どちらか一方の負担が大きくなってからではなく、二人とも元気なうちに『この先、どこでどう暮らしたいか』を話しておくことが必要です」と強調しています。

病気や転倒などで突然介護が必要になると、退院期限などに追われ、十分に施設を比較検討する余裕がなくなることがあります。体力や判断力があるうちであれば、複数の選択肢を比較し、自分たちで納得して住まいを選ぶことができるでしょう。高齢化が進む中で、このような住まい探しは今後より身近になっていくことでしょう。

ご夫婦での老人ホーム選びで注意すべきポイント

LIFULL 介護の小菅編集長は、ご夫婦で老人ホームを選ぶ際に注意すべき5つのポイントを監修しています。

ご夫婦での老人ホーム選びで注意すべきポイント

  1. 夫婦の介護度に差が出たときの対応を確認する: 入居後に夫婦間で介護度に差が出た場合でも、同じ施設内で暮らせるか、一緒に過ごす時間を持てるかなどを確認しておくことが重要です。
  2. 二人部屋か個室2室か、居室の選び方を考える: 夫婦でも生活リズムや必要なケアは異なります。二人部屋だけでなく、同じ施設内で個室を2室契約する方法も検討し、どちらかが亡くなった後の住み替えや費用についても確認しましょう。
  3. 「二人分」の費用を長期で考える: 入居金や月額費用だけでなく、介護保険の自己負担、医療費、生活支援費なども含め、二人とも長期間暮らす可能性を考慮し、数年先まで無理なく支払い続けられるかを確認する必要があります。
  4. 「夫婦一緒」だけでなく、それぞれの暮らしも考える: 趣味や外出、食事の好み、生活時間は夫婦でも違うことがあります。常に二人で行動することを前提とせず、それぞれが自分の時間を持てる環境であるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
  5. 介護・医療が重くなっても住み続けられるか確認する: 認知症が進んだ場合や医療的ケアが必要になった場合、看取りの段階になった場合に、どこまで施設が対応できるのかを、元気なときの暮らしだけでなく、将来の状態まで見据えて確認することが大切です。

ご夫婦で入居できる老人ホーム3選

LIFULL 介護では、ご夫婦での入居を検討している方におすすめの施設も紹介しています。

  • 介護度が異なっても二人で過ごせる老人ホーム

    高層マンションと海

    三井不動産レジデンシャルウェルネスが運営する老人ホーム「パークウェルステイト」では、ご夫婦の介護度が異なっても、一緒に過ごすことが可能です。例えば、一方が一般居室、もう一方が要介護居室に住んでいても、食事などを一緒にとることができます。ご夫婦の時間を大切にしながら、安心して暮らせる環境が提供されています。

    パークウェルステイト鴨川

  • お元気なうちに入居し、看取りから葬儀まで対応できる高齢者住宅

    さくら・さくの家

    ゆいま〜る中沢は、自立から要介護まで幅広く対応している高齢者住宅です。敷地内には訪問介護事業所「スマイル中沢」や、クリニック、訪問看護などの医療施設が併設されています。お子様や親族に頼れない場合でも、ご夫婦で安心して最期まで一緒に暮らすことができるでしょう。

    ゆいま〜る中沢

  • 介護が必要になっても安心して日帰り旅行ができるサービスを提供

    チャームスイート 東逗子

    チャームケアコーポレーションが運営する老人ホームでは、介護スタッフや看護スタッフが同行し、要介護認定を受けた方でも楽しめる日帰り旅行企画「チャーム・ツアー」を提供しています。ご夫婦で入居し、どちらかに介護が必要になっても一緒に旅行を楽しめる、魅力的なサービスです。

    チャームスイート 東逗子

調査概要

この調査は、老人ホーム検索サイト「LIFULL 介護」に寄せられた掲載施設への問い合わせデータのうち、入居対象者が「夫婦二人暮らし」となっているデータを集計したものです。

  • 集計対象期間: 2026年6月1日〜8月31日

  • 過去データの集計期間: 2024年6月1日〜8月31日、2025年6月1日〜8月31日


株式会社LIFULL seniorは「老後の不安をゼロにする」をビジョンに掲げ、老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」(https://kaigo.homes.co.jp/)などの事業を展開し、超高齢社会の課題解決に取り組んでいます。

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