音楽座ミュージカルが児童文学の傑作『A MONSTER CALLS』を世界初ミュージカル化、新作「カイブツはささやく」を上演

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音楽座ミュージカル、児童文学『A MONSTER CALLS』を世界初ミュージカル化

株式会社ヒューマンデザインが主催する音楽座ミュージカルは、2026年10月および12月に新作「カイブツはささやく」を上演すると発表しました。本作は、カーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞を同時受賞した児童文学『A MONSTER CALLS』を世界で初めてミュージカル化した作品です。

音楽座ミュージカルが創作の核としてきた「喪失と再生」というテーマは、本作の物語と深く響き合います。13歳の少年コナーと“怪物”との出会いを通じて、コナーが自身の内面と向き合う過程が描かれます。また、この作品は『令和8年度 文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業』に採択されており、子ども無料招待席や同伴者半額席が設けられるなど、次世代に舞台芸術の体験を届けるための取り組みとして上演されます。作品のテーマと観劇機会の創出を結びつけることで、舞台芸術が持つ価値をより広く社会に開いていくことを目指しています。

音楽座ミュージカル『カイブツはささやく』メインビジュアル

物語のあらすじ

物語は、病気の母と暮らしながら学校や家庭で言葉にできない不安を抱える13歳のコナーを中心に展開します。ある夜、裏庭のイチイの木が“怪物”となって現れ、コナーに三つの物語を語りかけます。そして最後に「お前自身の物語を語れ」と告げるのです。怪物が語る奇妙でありながらどこか現実味を帯びた物語を聞くうちに、コナーの心の中で長く押し込めてきた想いが揺らぎ始めます。毎晩12時7分に現れる悪夢の理由も、次第にその輪郭を見せていきます。

三つめの物語が終わり、ついにコナーが自身の物語を語る番が訪れます。ずっと胸の奥に隠してきた“自分の物語”とは何なのか、そして彼が向き合おうとしている想いとは何か、が本作の大きな見どころです。

脚本・演出からのメッセージ

音楽座ミュージカル代表の相川タロー氏は、本作の脚本・演出を手がけています。相川氏は「『怪物はささやく』は、言葉にならない思いを大切にした素敵な作品です。はじめて原作を読んだ時の衝撃は今でも忘れることができません。いつかこの物語をオリジナルミュージカルにしたい。長年そう願い続けてきたことが、今回ようやく形になります」と語っています。また、「大切な人を失うことは辛い。でも失うからこそ、みつかるものもある」と、「喪失と再生」という音楽座ミュージカルが大切にしてきたテーマと作品の関連性を強調しています。8年ぶりの新作として届けられる本作に、大きな期待が寄せられています。

公演日程と会場

「カイブツはささやく」は、以下の日程と会場で上演されます。

  • 【大田区プレビュー公演】

    • 大田区民ホール・アプリコ:2026年10月11日(日)
  • 【東京公演】

    • 草月ホール:2026年12月11日(金)〜12月20日(日)

チケット販売情報

チケットは以下のスケジュールで販売されます。

  • 【音楽座メイト第一次先行(先着)】

    • 対象:音楽座メイトプライム会員

    • 期間:2026年6月20日(土)10:00〜 6月27日(土)23:59

  • 【音楽座メイト第二次先行(先着)】

    • 対象:音楽座メイトプライム会員・スタンダード会員

    • 期間:2026年7月5日(日)10:00〜7月12日(日)23:59

  • 【一般発売】

    • 開始日:2026年7月20日(月・祝)10:00〜

公演概要と音楽座ミュージカルについて

「カイブツはささやく」の公演概要は以下の通りです。

  • 原作:パトリック・ネス『A MONSTER CALLS』

  • 原案:シヴォーン・ダウド

  • 脚本・演出:相川タロー・ワームホールプロジェクト

  • 音楽:高田 浩・金子浩介

  • 振付:ワームホールプロジェクト

  • 美術:久保田悠人

  • 衣裳:原 まさみ

  • ヘアメイク:川村和枝

  • 照明:渡邉雄太

  • 音響:小幡 亨

  • 音楽監督:高田 浩

  • 文化芸術パートナー:町田市

  • メインビジュアル:高橋信雅

  • 共催:公益財団法人大田区文化振興協会(大田区公演)

  • 後援:大田区教育委員会(大田区公演)

  • 協力:一般財団法人草月会・草月文化事業株式会社(東京公演)

  • 製作著作・主催:ヒューマンデザイン

文化庁ロゴ

この公演は、令和8年度 文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業の一環として実施されます。

音楽座ミュージカルは1987年の創設以来、「喪失と再生」をテーマにオリジナルミュージカルを創作し続けているカンパニーです。「シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ」や「リトルプリンス」など、深い哲学性と独創性に富んだ作品群は、文化庁芸術祭賞、紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞など数々の受賞歴があります。近年では、学校公演やワークショップを通じて若い世代の感性や想像力を育む教育の場としても高く評価されており、企業向けの人財育成研修にも俳優が講師として活躍するなど、舞台創造での学びを社会に還元しています。日本のミュージカル界における独自の存在として、音楽座ミュージカルは今後も新しい舞台芸術を発信していくことでしょう。

音楽座ミュージカルの詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。

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