「つなぐ力」が価値を生む市場変化
一見すると異なる分野の展示会ですが、それぞれの内容を詳しく見ると、2026年9月の産業界に共通する「つなぐ力」が価値となっている傾向が浮かび上がります。
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ギフト: 伝統技術と現代の生活、日本と海外市場をつなぐ動きが活発です。
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物流: 人、倉庫、車両、ロボット、在庫、データを連携させ、部分最適から全体最適へと進化しようとしています。
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エネルギー: 発電技術だけでなく、「つくる・貯める・運ぶ・使う」といった一連のシステム全体をつなぐことが求められています。
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溶接・接合: 熟練技能とAI、ロボット、検査DXをつなぎ、基盤技術の進化が加速しています。
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観光: 地域と旅行者、文化と体験、健康や食と旅をつなぐことで、「旅行する理由」自体が多様化しています。
これらの展示会を訪れることで、商品や技術そのものだけでなく、その間に生まれている「新しいつながり」に注目すると、少し先の市場変化を読み取ることができるでしょう。
専門家が語る各展示会の見どころ
展示会マーケティング専門家の清永健一氏は、今月の展示会では「何が新しいのか」以上に、「何と何をつなごうとしているのか」を見てほしいとコメントしています。
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東京インターナショナル・ギフト・ショー: 「伝統と革新」をテーマに、職人技を現代の生活や海外市場につなぐ新たな価値創造に注目が集まります。
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国際物流総合展: ロボット単体ではなく、倉庫管理、搬送、ピッキング、輸配送、AIなどがどこまで連携しようとしているか、全体最適への動きが重要視されます。
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SMART ENERGY WEEK: 太陽光、水素、二次電池、風力といった個別技術だけでなく、発電したエネルギーをどう貯め、運び、利用するかというシステム全体に注目が必要です。特に今回初開催の「熱」に特化した展示会も加わり、エネルギー産業がシステム競争へ移行していることが示唆されます。
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国際ウエルディングショー: 人の技能とAI・自動化・検査DXの関係性に焦点が当てられます。熟練技術とデジタル技術の組み合わせ方、人間に残すべき仕事と機械に任せる仕事のバランスが探られています。
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ツーリズムEXPOジャパン: 旅の目的が多様化している現状が反映され、「有名観光地への移動」だけでなく、食、健康、スポーツ、学び、地域文化などとつながる「旅×何か」という新しい旅行スタイルに注目が集まります。
展示会トレンドから読み解く市場の未来
今回の展示会からは、以下の3つのトレンドが浮かび上がっています。
1. 「単品の性能」から「つないだときの価値」へ
現代の市場では、単独の商品や技術だけでは価値を語りにくくなっています。例えば物流では、搬送ロボットを導入しても、在庫管理や受発注、輸配送と連携しなければ全体の効率化にはつながりません。エネルギー分野でも、発電量だけでなく、蓄電、送配電、需給調整、利用までを含めた仕組みが重要です。展示会場では「この製品は何ができるのか」だけでなく、「前後の工程や別のシステムと何をつなげようとしているのか」という視点で見ると、市場の変化がより明確に理解できるでしょう。
2. 「古いか、新しいか」ではなく、どう組み合わせるか
新しい技術が登場すると、古い技術や仕事が消えるという議論が起こりがちです。しかし、2026年9月の展示会からは、既存の価値を新しい技術や市場につなぎ直すという発想が見て取れます。ギフトショーの「伝統と革新」や、国際ウエルディングショーでの熟練技能とAI・ロボットの組み合わせ、観光における地域の文化や食と新しい旅行スタイルの結合などがその例です。
3. これまで別の市場だったものが、隣り合い始めています
新しい市場が生まれる前には、これまで別々だった産業やテーマが接近する傾向があります。SMART ENERGY WEEKに「熱」が独立した展示会として登場することや、ツーリズムEXPOジャパンにウェルネスやガストロノミーといったテーマが設けられること、溶接の専門展示会でAIやロボティクス、検査DXが大きく扱われることなどが、市場の境界線が動き、新しい産業が認知され始めているサインと捉えられます。
2026年9月開催 注目の展示会5選
(1)第102回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026
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日程: 9月2日~4日
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会場: 東京ビッグサイト
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主催: 株式会社ビジネスガイド社
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概要: 日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市です。「伝統と革新」をテーマに、インバウンド、国産ギフト、職人の技、温故知新といった分野から、これからの商品や売り場が提案されます。同時開催のLIFE×DESIGN、グルメショーなども含め、生活雑貨、ファッション、ヘルスケア、食品、インテリアなど、生活者市場の変化を幅広く見ることができます。
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専門家のおすすめポイント: 「今年は何が流行りそうか」だけでなく、「昔からある価値が、どのように現代の商品へ翻訳されているか」という視点が重要です。伝統工芸は、職人技、素材、産地の物語を残しながら、現代の暮らしで実際に使える形へ変化している商品に注目しましょう。特に、国産デニム雑貨で年間1万点を販売する株式会社ハート・プランニング倉敷屋のような事例は、「地域のものづくり」が現代の生活者に届く商品へと変換される具体例として参考になります。また、海外市場やインバウンド向け商品が、日本らしさをどのように表現しているかにも注目することで、日本のものづくりが海外へどうつながろうとしているのかが見えてきます。
(2)国際物流総合展2026
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日程: 9月8日~11日
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会場: 東京ビッグサイト
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主催: 一般社団法人日本産業機械工業会、一般社団法人日本産業車両協会、一般社団法人日本パレット協会、一般社団法人日本運搬車両機器協会、一般社団法人日本物流システム機器協会、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会、一般社団法人日本能率協会
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概要: 「知恵と技術で、物流の未来を切り拓く。」をテーマに開催される、物流・ロジスティクスの大型専門展示会です。600社・団体、3,250ブースの展示が予定されており、搬送、仕分け、ピッキング、産業車両、物流施設、包装、WMS、TMS、AIなど、物流に関わるハードとソフトが一堂に会します。
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専門家のおすすめポイント: 前回2024年の「物流の2024年問題」に続く、その次の段階に注目すべきです。人手不足への対応として単一作業の自動化に留まらず、倉庫、在庫、搬送、ピッキング、輸配送、そして人をデータでいかに連携させるかという全体最適化の段階へ進んでいます。AIを活用した物流、フィジカルAIによる物流現場の自動化、次世代WMS、TMS、未来倉庫といったテーマが扱われます。来場者は、ロボットの動きだけでなく、「このロボットの前と後の工程はどうなっているのか」を質問することで、物流の次の変化を捉えることができるでしょう。
(3)第26回 SMART ENERGY WEEK[秋]
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日程: 9月9日~11日
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会場: 幕張メッセ
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主催: RX Japan合同会社
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概要: 水素・燃料電池、太陽光発電、二次電池、スマートグリッド、風力発電、CCUSなど、カーボンニュートラルに関わる技術が集まるエネルギー総合展です。核融合発電、建材一体型太陽光発電、浮体式洋上風力、エネルギー貯蔵技術などの特別企画に加え、今回初開催となる「熱を作る・管理する・活用する」技術を集めた第1回[国際]熱エネルギー展も同時開催されます。
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専門家のおすすめポイント: 太陽光、水素、蓄電池、風力といった個別技術だけでなく、「エネルギーがどう流れるか」を一本の線として捉えることが重要です。発電から貯蔵、運搬、制御、そして電気だけでなく熱としての利用まで、一連の流れをどうつなぐかがカーボンニュートラル実現の鍵となります。特に、今回初開催される[国際]熱エネルギー展は、これまでニッチだったテーマが一つの産業として認知され始めているサインであり、新しい産業の「メジャーデビュー」と見ることができます。次世代の発電技術だけでなく、「これまで捨てられていた熱をどう使うのか」「発電と蓄電と需要をどうつなぐのか」といったエネルギー全体の設計に注目すると良いでしょう。
(4)2026国際ウエルディングショー
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日程: 9月16日~19日
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会場: 東京ビッグサイト
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主催: 一般社団法人日本溶接協会、産報出版株式会社
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公式サイト: https://weldingshow.jp/2026/
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概要: 溶接・接合、切断技術と、その周辺の最新製品・加工システムが集まる国内最大級の専門展示会です。「未来をつむぐウエルディング・トランスフォーメーション-SMART CRAFT×DEEP TECHNOLOGY-」をテーマに掲げ、レーザ加工、鉄骨加工、非破壊検査・計測の3大フォーラムのほか、製造現場の具体的な課題解決に焦点を当てた「ウエルディング コミュニケーション・ゾーン」も開催されます。
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専門家のおすすめポイント: 溶接は文字通り「つなぐ技術」ですが、金属同士の接合だけでなく、「人の技能とAI」「熟練技術とロボット」「加工と検査」「現場とデータ」といった異なる要素をいかに「つなぐ」かに注目すべきです。「ウエルディング コミュニケーション・ゾーン」では、AIとものづくり、自動化・ロボティクス、品質・検査DXなど、製造現場の課題から技術を見る企画が用意されています。「人に残す仕事は何か」「機械に任せる仕事は何か」「熟練者の知恵を次世代へどうつなぐのか」という視点で会場を歩くと、日本のものづくりが向かう方向性が見えてくるでしょう。また、新企画の非破壊検査・計測フォーラムも、つないだものが安全であるかをどう確かめるかという点から、社会インフラやものづくりを支える基盤技術の広がりを理解する上で重要です。
(5)ツーリズムEXPOジャパン2026
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日程: 9月24日~27日
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会場: 東京ビッグサイト
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主催: 公益社団法人日本観光振興協会、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)
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公式サイト: https://www.t-expo.jp/
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概要: 国内・海外・訪日観光に関わる国・地域、観光事業者、関連企業などが集まる日本最大級の総合観光イベントです。9月24日、25日は業界・プレス日、26日、27日は一般日として開催されます。2026年のテーマは「進化する旅のカタチ」で、従来の特別コーナー・特集エリアが「TEJコレクション~選べる旅、ひろがる世界~」として刷新され、「ウェルネスツーリズム」「ガストロノミーツーリズム」が新たなテーマとして加わっています。
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専門家のおすすめポイント: 「次にどこへ旅行するか」だけでなく、「人は何のために旅をするようになっているのか」という視点で来場することをおすすめします。旅の目的が「目的地中心」から「旅×何か」へと多様化しており、食、健康、スポーツ、学び、地域文化などと結びつくことで、旅の目的自体が増加しています。今回新たにウェルネスツーリズムとガストロノミーツーリズムがテーマとして設けられたことは、この変化を象徴しています。会場では、華やかな観光地のPRだけでなく、「温泉×健康」「地域食×体験」「自然×教育」など、どのような掛け算が増えているかを見ることで、新しい旅行市場の兆候を捉えることができるでしょう。
メディア関係者への取材サポート
株式会社展示会営業マーケティングは、展示会取材を行うメディア関係者向けに、専門家による取材サポートサービスを提供しています。清永健一氏が同行し、各展示会のおすすめブース案内や「展示会の見方」を解説します。このプレスリリースに書ききれなかった個別のおすすめブースについても詳しく案内が可能とのことです。
具体的なサポート例として、以下のポイントで「展示会の見方」が伝えられます。
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「こんな看板では人は来ない」。一目でわかる効果的ではない展示ブースデザイン
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説明員の立ち位置から読み解く、興味を引く展示ブース
この「取材サポート」については、同社へ直接お問い合わせの上、相談が必要です。
なぜ「注目の展示会リスト」を配信するのか
五感を使ったリアルな体験を提供する企業イベントとしての展示会は、近年再び注目を集めています。展示会は企業にとって重要なマーケティング手段であり、特に経営資源が限られる中小企業にとっては、自社の価値を国内外に発信する貴重な場です。オンライン化やAI化が進み、顧客とのリアルな接点が持ちにくくなった現代において、その重要性はさらに高まっていると言えるでしょう。
株式会社展示会営業マーケティングが実施した調査では、出展者536名、来場者1,089名を対象に「AI時代に対面展示会の重要性が高まるか」を尋ねたところ、出展者の69.6%、来場者の67.9%が「高まる」と回答しました。また、来場者の93.4%が今後も展示会に参加したいと答えています。これらの結果は、検索やAIで情報が得られる時代だからこそ、現場でしか得られない一次情報へのニーズが高まっている傾向を示しています。
国内外の最新技術や製品が一堂に会する展示会は、業界の最新動向や未来が見える「大人のテーマパーク」とも言えます。月間約60件もの展示会が全国各地で開催される中で、「行くべき展示会」や「取材すべき展示会」を選択する必要があるため、株式会社展示会営業マーケティングの代表取締役社長であり、展示会マーケティングの専門家である清永健一氏が、2021年4月から「注目すべき」・「取材すべき」展示会を厳選してリスト化し、情報提供を行っています。

株式会社展示会営業マーケティングについて
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代表者: 代表取締役社長 清永健一
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創業: 2015年8月
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設立: 2016年5月17日
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所在地: 〒140-0002 東京都品川区東品川5-9-15-904
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ホームページ: https://tenjikaieigyo.com/
清永健一氏は中小企業診断士であり、展示会を活用した売上アップの技術を伝える専門家です。中小企業への売上サポート実績は1,300社を超え、NHKラジオ総合での展示会の未来についての言及など、業界活性化にも尽力しています。テレビ出演や行政、公益法人、金融機関などでの講演も多数行っており、著書に『展示会のプロが発見!儲かっている会社は1年に1回しか営業しない』他7作があります。


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