美容師・サロンネットワークとメンズ美容KOLが融合 マゼルシェアとSHBが戦略的アライアンス締結

ビジネス

提携の背景と目的

近年の美容市場では、女性・男性双方のセグメントが急速に成長しています。しかし、これまで両市場を横断し、オフライン(サロン・ディーラー)とオンライン(SNS・インフルエンサー・KOL)を一気通貫でカバーできるパートナーは存在していませんでした。

Mazeru Shareは、メンズ美容に特化したKOLプロダクションを立ち上げ、TikTokやInstagramを中心とした生活者視点のコミュニケーション設計や、イベント・PR領域の強化を進めてきました。一方、SHBは累計300ブランドを超えるメーカー支援実績を持ち、美容師・サロンを起点としたOMO(オンライン・オフライン融合)マーケティングを強みとしています。

両社が提携することで、美容師・サロンを軸とした「プロによる信頼性訴求」とメンズKOLによる「生活者への共感訴求」が一体化し、美容メーカーに対してこれまでにない統合的なマーケティング支援が可能になります。

両社の強みと役割

Mazeru Share株式会社の強み:メンズ美容KOL軸

Mazeru Shareは、業界初のメンズ美容特化KOLプロダクション「Soft Drink」を運営しています。インフルエンサー・KOLのマネジメントからコミュニケーションプランニング、PR戦略立案、イベント企画、動画制作、WEB広告運用まで、企業のコミュニケーション課題にワンストップで対応します。メンズ美容の定点調査やメディア発信も手がけており、PR領域をさらに強化しています。ナショナルメーカーを中心に、美容・コスメ・食品分野で豊富な実績を持ちます。また、日本最大級のメンズ美容イベント「Men’s Beauty Festival」を自社で開催し、昨年は42ブランドが協賛し、2,200名規模の集客を記録しています。

株式会社シェアリング・ビューティー(SHB)の強み:美容師・サロン軸

SHBは「デジタル × リアル」を軸に美容産業のDXを推進する美容総合商社です。全国28店舗のサロンを直営し、登録スタイリスト28,000名、月間100万UUを誇る美容メディア「HAIR」、LINE公式アカウント友だち数300万人といった圧倒的なリアル基盤とデジタル資産を擁しています。広告事業ではインフルエンサーマーケティング(ALLRY)、美容師サンプリング(ISP)、UGC広告、サロンPOP展示など、メーカー向け施策をフルラインナップで提供し、累計300ブランド以上の支援実績があります。オンラインとオフラインを一気通貫で実行できるOMO戦略が最大の強みです。

グロース戦略ロードマップ(3フェーズ構想)

両社は以下の3フェーズにわたり、メーカー向け支援体制を段階的に拡充していく計画です。

Phase 1:両社強みの相互活用によるメーカー支援の本格始動

美容師・サロンネットワークとメンズKOL・PR力を組み合わせ、ジェンダーを横断したワンストップ支援を提供します。

Phase 1: 相互活用 - 両社強みの統合によるワンストップ支援

第一フェーズでは、両社が持つ既存リソースを相互活用し、同一メーカーに対して「美容師・サロン軸の施策」と「メンズKOL施策」を統合したプランを提供することで、これまでリーチできなかったターゲット層へのアプローチを実現します。

具体的な施策としては、SHBの美容師・サロン向け施策(ISP・サロンサンプリング・UGC広告)とマゼルシェアのメンズKOL施策を同一メーカーに統合提供し、ターゲット訴求の幅を最大化します。また、SHBの美容師100名調査・キャスティング機能とマゼルシェアのKOLマネジメントを組み合わせた「プロ推奨 × 生活者UGC」ハイブリッド認知施策の実行や、マゼルシェアのコミュニケーションプランニングとSHBのHAIRメディア・LINE(友だち300万人)を活用したPR連動コンテンツ配信も行われます。さらに、SHBのディーラー機能(全国サロンへの卸・商品導入ルート)とマゼルシェアのKOLによる認知施策を連動させ、SNSで話題化した商品をリアルのサロンチャネルへ直接導入するルートを構築し、両社クライアント間の相互紹介・クロスセル営業体制の整備によるメーカーへの接点最大化を目指します。

Phase 2:データ統合 × オフライン強化による体験型トータル支援

両社のデータ・ネットワークを統合し、サロン・美容師を起点としたリアル体験とオンライン施策を一気通貫で設計します。これにより、認知から興味、体験、購買、ファン化までを網羅する支援を提供します。

Phase 2: データ統合 × 体験型支援 - オンライン・オフラインを一気通貫で設計

第二フェーズでは、両社が保有するデータとネットワークを統合し、メーカーごとに精度の高い戦略設計と、オンライン・オフラインを横断した体験型支援を実現します。具体的には、SHBのHAIRプラットフォーム消費行動データとマゼルシェアのメンズ美容定点調査データを統合し、ジェンダー×ライフスタイル軸での精度の高いペルソナ・カスタマージャーニーを設計します。また、美容師100名調査データとメンズKOL ENGデータを掛け合わせた「プロ視点 × 生活者視点」共同インサイトレポートをメーカーに提供します。SHBの全国28店舗サロンとマゼルシェアのKOLを連動させたブランド体験イベント・ポップアップを共同企画・実施し、認知から体験までを一気通貫で設計。サロン内POP・商品展示・美容師によるサンプリングとKOLによるSNS発信を連動させ、リアル接点とオンライン波及を同時に設計します。これらの取り組みを競合分析・KW調査・カスタマージャーニー可視化・施策ロードマップをパッケージ化した「ブランドグロースプラン」として商品化する予定です。

Phase 3:「美容商材圏(BTA)」の形成と業界標準の確立

第三の業界プレイヤーとの連携拡大により、美容業界横断のマーケティングエコシステムを構築し、メーカー支援の質・量・スピードを業界水準ごと引き上げることを目指します。

Phase 3: 美容商材圏(BTA) – 業界横断のマーケティングエコシステム構築

第三フェーズでは、両社の取り組みをプラットフォーム化し、業界全体を巻き込んだ「美容商材圏(BTA)」型のマーケティングエコシステムの構築を目指します。構想段階ではありますが、美容メーカー支援に強みを持つ第三の業界プレイヤー(PR会社・EC支援会社・流通ディーラー等)との戦略的な連携を段階的に拡大し、「美容商材圏(BTA)」の形成を目指します。BTA参画各社のデータ・チャネルを統合した共同データプラットフォームを構築し、メーカーに業界内最高水準のマーケティング支援を提供することを目指します。また、BTA単位での合同営業・共同プレゼン体制を整備し、単社では対応困難だった大型予算・複合施策に対応できる座組みを実現する予定です。各社ノウハウを集約したナレッジシェア・人材交流の仕組みを整備し、美容マーケティング分野における業界標準メソッドの共同開発と普及を推進します。将来的な海外展開(韓国・東南アジアの美容メーカー支援)については、BTA発足後の中長期オプションとして検討が進められています。

各社コメント

Mazeru Share株式会社 代表 松倉寛之氏は、「メンズ美容市場は急速に拡大しており、メーカーからはオンライン施策だけでなく、リアルな接点を通じた信頼性の高い訴求を求める声が高まっています。SHBが持つ28店舗のサロン・28,000名のスタイリストネットワークは、弊社のメンズKOL・コミュニケーションプランニング力と組み合わせることで、これまでにないシナジーを生み出すと確信しています。メーカーの成長を最大化するパートナーとして、スピード感を持って取り組んでまいります」と述べています。

株式会社シェアリング・ビューティー 代表取締役 坂本幸蔵氏は、「SHBはこれまで全国のサロン・美容師ネットワークとHAIRメディアを活用し、多くのメーカーの成長を支援してきました。今回の提携により、メンズ美容領域に圧倒的な強みを持つマゼルシェアのKOL・PR力を加えることで、ジェンダーを問わず美容メーカーの課題に応えられる唯一無二の体制が生まれます。フェーズを追って業界全体の水準を引き上げる取り組みを、スピード感を持って進めてまいります」とコメントしています。

株式会社シェアリング・ビューティー 広告事業本部長 兼 CSO 平井康晴氏は、「今回の提携は、SHBがこれまで積み上げてきた美容師・サロンを軸としたマーケティングインフラを、メンズ美容という新たな成長市場へと拡張する、まさに戦略的な一手です。メーカーと向き合い続けてきた立場として、『美容師・サロン経由の信頼性ある訴求』と『メンズKOL・SNSによるリアルな生活者接点』を統合することの価値は非常に大きく、これまでご提案できなかった課題解決のアプローチが可能になります。Phase 1から具体的な成果を出し、メーカーにとってなくてはならないパートナーを目指してまいります」と語っています。

会社概要

Mazeru Share株式会社

  • 代表者:松倉寛之

  • 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町4-17 Art POINT 103

  • 設立:2022年2月

  • 資本金:1,000千円

  • 事業内容:マーケティング事業 / プロダクション&メディア事業

  • URL:https://mazeru-share.jp/

株式会社シェアリング・ビューティー(SHB)

  • 代表者:代表取締役 坂本幸蔵

  • 本社所在地:〒150-0034 東京都渋谷区代官山町8番13号 代官山ハマダビル3階

  • 設立:2010年6月10日

  • 資本金:100,000千円

  • 従業員数:約192名

  • 事業内容:広告事業 / 店舗DX事業 / サロン事業(美容室・ネイルサロン)

  • URL:https://www.sharingbeauty.co.jp/

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