Amazon.co.jp立ち上げを率いた長谷川純一氏が語る、顧客起点の事業づくりと成長の好循環

ビジネス

Amazon.co.jp立ち上げに学ぶ顧客起点の事業づくり

長谷川氏は講演で、2000年当時のオンライン書店市場における「その時点の常識」にとらわれず、顧客体験を起点に意思決定を重ねた経験を紹介しました。顧客が抱えていた「欲しい本が見つからない」「店頭に在庫がない」「買いに行く時間がない」「洋書が高い」といった具体的な課題に対し、品揃えの拡充、利便性の向上、そして価格の追求がいかに重要であったかを解説しました。

プレゼンテーション中の長谷川氏

成長の好循環「フライホイール」の設計思想

当初は自社で仕入れ、在庫を抱え、販売を行うオンライン書店であったAmazon.co.jpが、どのようにしてプラットフォームへと進化していったのかについても語られました。品揃えと利便性が顧客体験を向上させ、それがさらなるトラフィックと売り手を呼び込み、結果として品揃えがさらに拡大するという「成長の好循環(フライホイール)」の設計思想が示されました。この循環をいかに構築するかが、事業成長の鍵であると説明されています。

また、長谷川氏は伸びる起業家に共通する特徴として、仮説を迅速に更新する学習速度と、耳の痛いフィードバックをも柔軟に受け止める姿勢を挙げました。「事業では、誰のどんな困りごとを解決するのかを曖昧にしてはいけません。成長には、顧客が増えるほど価値が強くなる循環の設計が必要です」と、参加者に向けて力強いメッセージを送りました。

活発な質疑応答と意見交換

講演後には質疑応答の時間が設けられ、参加者からは顧客課題の見極め方、プラットフォーム化の適切なタイミング、起業家が仮説を更新する方法など、実践的な質問が多数寄せられました。長谷川氏は、自身の事業立ち上げやスタートアップ支援の経験を交えながら丁寧に回答し、参加者との間で活発な意見交換が行われました。

「Salon de CEO」について

「Salon de CEO」は、上場企業代表やオーナー経営者、決裁者のみが参加できる完全招待制の経営者コミュニティです。各回20社前後限定の少人数制で開催され、単なる名刺交換にとどまらない「経営の意思決定が動く場」の提供を目指しています。

Salon de CEOの集合写真

株式会社DYMについて

株式会社DYMは、WEB事業、人材事業、海外医療事業などを中心に、M&A事業やスポーツ事業など多角的に事業を展開しています。

会社概要:

  • 代表取締役社長: 水谷 佑毅

  • 設立年月: 2003年8月

  • 資本金: 5000万円

  • 売上高: 324.6億円(22期)、401.7億円(23期)

  • 本店所在地: 〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-2ゲートシティ大崎イーストタワー10階

  • 従業員数: 連結3,039名(2026年4月1日現在)

  • 事業内容: WEB事業、人材事業、HR Tech事業、M&A事業、海外医療事業、スポーツ事業、飲食事業、メディカルソリューション事業、等

  • URL: https://dym.asia/

コメント