サービス提供の背景
「高徳地図(AMAP)」は、中国国内で月間アクティブユーザー(MAU)が9.1億人を超えるアリババグループ傘下の主要な地図・ナビゲーションアプリです。日常の移動から店舗検索、配車サービスまで多岐にわたる機能を提供しており、中国国内の利用者だけでなく、訪日中国人観光客にとっても日本滞在中の重要な情報源となっています。
近年、訪日中国人観光客の旅行スタイルは、従来の団体ツアーから個人旅行へと大きく変化しています。これにより、観光客は自身のスマートフォンを活用し、SNSや地図アプリからリアルタイムに情報を収集し、目的地やルートを自ら決定する傾向が強まっています。日本滞在中もスマートフォンを通じて情報収集を行い、その場で購買や店舗訪問の意思決定を行うことが一般的になっているため、日本の企業や自治体は、主要プラットフォーム上での正確な情報発信や最新の店舗情報の維持管理が不可欠となっています。
Hakuhodo DY ONEは、国内外の知見を集結させた専門組織「i CROSS BORDER JAPAN」を発足し、クロスボーダーマーケティングにおける課題解決に取り組んでいます。「i CROSS BORDER JAPAN」の詳細については、こちらをご覧ください。今回、Hakuhodo DY ONEは「AMAP」の公式パートナーとして、「i CROSS BORDER JAPAN」が持つ高度なデジタルマーケティングの知見と、「AMAP」が保有する膨大な位置情報プラットフォームを組み合わせることで、情報の正確性を確保しつつ、利用者の利便性向上と日本国内の地域経済活性化への貢献を目指しています。
サービスの特長
「AMAP」を活用したマーケティング支援サービスには、主に以下の4つの特長があります。
-
POI(地点情報)登録・最適化
店舗や施設に関する情報を「AMAP」上に正確に掲載し、ユーザーが検索やナビゲーションを利用する際の露出を強化します。多言語(中国語など)での情報発信により、訪日観光客への認知度向上を図ります。 -
位置情報連動型プロモーション
ユーザーが周辺検索やルート検索を行うタイミングに合わせて情報を配信することで、認知向上から来店促進までを一貫して実施します。来店意欲の高いユーザー層に対し、ピンポイントなアプローチが可能です。 -
クーポン配布機能の活用
「AMAP」上で大型商業施設などを対象としたデジタルクーポンを配布し、来店や購買行動を促進します。観光客の利用シーンに合わせた柔軟な設計が可能で、購買意欲の喚起に直接働きかけます。 -
対応業種・活用シーン
観光施設、商業施設、飲食店、自治体プロモーションなど、多岐にわたる業種や用途に対応します。例えば、空港から移動中に周辺の観光スポットや飲食店を推奨したり、主要観光地で利用可能なクーポンを配信したりすることで、訪日観光客の行動を効果的にサポートします。
活用事例
サービス提供開始に先立ち、アシックス商事株式会社が展開する「ASICS RUNWALK銀座店」を含む複数の店舗で導入されました。この施策では、従来のデジタル広告では把握が困難であった「POIベース」での詳細なユーザー行動の可視化とデータ計測が実現されました。
「AMAP」では、地図上での店舗情報の露出回数、詳細ページの閲覧数、現在地から店舗までのルート検索数といった、ユーザーの具体的な行動データを把握することができます。銀座などの特定エリアで目的地を探索している来店意欲の高い層に対し、最適なタイミングで店舗情報を提示し、実店舗への誘導を図るOnline to Offline(O2O)施策の実現が期待できます。また、地図上での露出を戦略的に高めることで、訪日観光客の目的地候補としての認知度を拡大し、旅先での集客へとつなげることが可能です。

今後の展望
Hakuhodo DY ONEは今後、「AMAP」を起点とした地図施策に加え、SNS、動画、広告施策との連携をさらに強化し、訪日中国人観光客の「認知・検討・来訪」までを一貫して支援していく方針です。「AMAP」で得られる位置情報データを活用したパーソナライズされた広告配信や、SNSでのリアルタイムな情報発信との連動により、より高度なソリューションを提供することで、企業のクロスボーダーマーケティング活動に貢献してまいります。
株式会社Hakuhodo DY ONEについて
株式会社Hakuhodo DY ONEは、インターネット広告の黎明期から培ってきたデジタル広告の知見とノウハウを活かし、統合的なデジタルマーケティングサービスを提供しています。マーケティング戦略立案力、クリエイティビティ、高度な運用力と技術開発力、媒体社・プラットフォーマーとの強固な関係性を強みとし、国内外のクライアント企業に対し、デジタルを起点としたマーケティング戦略やテクノロジー活用を包括的に支援しています。
博報堂DYグループの「デジタルコア」として、グループ内のナレッジやリソースを集約し、高い専門性と提案力を併せ持つ企業として業界随一のデジタルマーケティング事業会社となることを目指しています。クライアント企業にとって唯一の「ONE」の存在となるため常に挑戦・前進し、事業成長を支援するビジネスパートナーとして伴走することで、クライアント企業の持続的な成長と、企業価値向上に貢献していくとのことです。
詳細は株式会社Hakuhodo DY ONEのウェブサイト、または関連ニュースをご覧ください。


コメント