【みんなの介護研究所調査】入居一時金0円の介護付き有料老人ホームは42.5%で最多、サービス付き高齢者向け住宅は19.8%で最下位に

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調査結果のポイント

  • 介護付き有料老人ホーム: 42.5%で4種別中最多

  • 住宅型有料老人ホーム: 27.6%

  • グループホーム: 23.7%

  • サービス付き高齢者向け住宅: 19.8%で4種別中最も低い

これらの数値は、各施設種別における入居一時金0円施設の割合を示しています。また、今回調査対象となった4種別すべてで、全国平均の19.4%を上回る結果となりました。

施設種別 入居一時金0円施設の該当率

「賃貸感覚」のサ高住、入居一時金0円の割合は最下位

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、必要な介護サービスを外部から利用できるため、賃貸物件に近く初期費用もかからないというイメージを持たれがちです。しかし、今回の調査では、サ高住の入居一時金0円施設は19.8%にとどまり、介護付き有料老人ホームの42.5%の半分以下でした。この結果から、初期費用の面では、サ高住が必ずしも他の施設種別より有利とは言えないことが明らかになりました。

サ高住と介護付き有料老人ホームの入居一時金0円率比較

月額費用と入居一時金の関係性

介護付き有料老人ホームは、入居一時金0円施設の割合が高い一方で、月額費用の中央値も20.7万円と、サ高住の15.3万円を上回っています。このことから、初期費用を抑える代わりに月額費用に上乗せされているケースも考えられます。一方で、サ高住は月額費用が15.3万円あるにもかかわらず、入居一時金0円施設の割合が4種別中最も低く、月額費用の高低だけでは入居一時金0円施設の多さを説明できないことが示唆されています。

介護付き有料老人ホームとサ高住の月額費用中央値比較

全国平均との比較

今回の調査対象となった介護付き有料老人ホーム(42.5%)、住宅型有料老人ホーム(27.6%)、グループホーム(23.7%)、サービス付き高齢者向け住宅(19.8%)の4種別は、すべて全国平均の19.4%を上回りました。これは、全国平均にはこれら4種別以外の施設も含まれており、それらの入居一時金0円施設の割合が低いことが、全体の平均値を押し下げていると考えられます。

施設種別4区分と全国平均の入居一時金0円率比較

入居検討時の注意点

入居一時金が0円の施設は初期費用を抑えられますが、その分の費用が月額費用に上乗せされているケースも存在します。そのため、施設を選ぶ際には、「入居一時金なし」の表示だけでなく、月額費用を含めた総額で比較検討することが重要です。

みんなの介護研究所 所長 武智弘樹氏のコメント

武智弘樹氏

「みんなの介護研究所」所長の武智弘樹氏は、今回の調査結果について次のように述べています。

「4種別を並べると、介護付き有料老人ホームの42.5%だけが2位の住宅型有料老人ホーム27.6%に14.9pt差をつけて突出し、下位3種別は27.6〜19.8%の7.8pt幅に収まる。注目したいのは、賃貸感覚で初期費用がかからないと見られがちなサービス付き高齢者向け住宅の19.8%が、全国平均19.4%とわずか0.4pt差にとどまる点だ。この種別だけが例外的に低いのではなく、介護付き有料老人ホームだけが例外的に高いと読むほうが実態に近い。介護付き有料老人ホームは月額費用の中央値も20.7万円と高いが、サービス付き高齢者向け住宅も15.3万円の月額がありながら該当率は最下位で、月額費用の高低だけではこの差を説明できない(住宅型有料老人ホーム・グループホームの月額費用は本調査の対象外)。初期費用の有無は種別のイメージではなく、施設単位で一時金と月額の総額から確かめたい。」

調査概要

  • 調査実施日: 2026年8月25日

  • 調査対象サイト: 「みんなの介護」

  • 掲載施設数(2026年8月25日時点・公開値): 59,528件

  • 調査対象: 上記掲載施設数のうち、掲載を停止している施設・運営を終了している施設を除いた、施設種別が確認できる介護付き有料老人ホーム4,518件・住宅型有料老人ホーム13,148件・サービス付き高齢者向け住宅7,392件・グループホーム14,011件(計39,069件)

  • 調査機関: みんなの介護研究所(株式会社クーリエ)

  • 調査手法: 自社掲載データベースの全件集計

  • 算出方法: 施設ページに「入居一時金なし」と表示されている施設数を、各施設種別内の施設数で除して該当率を算出。月額費用は、施設ごとの部屋タイプ別費用を平均した代表値をもとに、施設間で中央値を算出。

関連ウェブサイト

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