協業の背景と目的
現在、キャッシュレス化が急速に進む一方で、店舗やサブスクリプション型サービスを運営する企業では、口座振替や振り込み伝票によるアナログな集金業務が多く残っています。これには「振替依頼書の郵送・捺印」や「紙の払込票の発行・発送」といった事務作業が伴い、企業の大きな負担となっています。また、これらの手続きの煩雑さや時間的な課題は、ユーザーの負担となり、サービスの機会損失にも繋がっていました。
この協業は、三井住友カードが持つ多様な決済サービスとクラブネッツのLINE活用ノウハウを組み合わせることで、書類のやり取りをなくし、企業とユーザー双方にストレスのないシームレスな決済体験を提供することを目的としています。さらに、LINEを新たな決済導線として追加することで、幅広い年齢層のユーザーが利用しやすくなり、企業の収納率向上にも貢献します。LINE公式アカウントからの支払い案内はフィッシング詐欺への懸念を払拭し、ユーザーの安心感を高めることが期待されます。
クラブネッツが提供する「+DIRECT」の主要機能と特徴
「+DIRECT」は、LINE公式アカウントを基盤としたマーケティングおよび顧客管理を支援するデータマネジメントプラットフォームです。既存の顧客データベースとの連携、属性に応じたセグメント配信、LINEユーザーIDの活用など、企業のデジタル接点における運用の効率化と高度化を支援する多機能を備えています。

追加される3つの主要決済機能と特長
本連携により、「+DIRECT」を通じて以下の3つの機能がLINE上で提供されます。
1. WEB口座振替受付サービス
従来の紙の書類で行っていた「記入・捺印・郵送」のステップを、LINE上での入力のみで完結させ、口座登録のペーパーレス化を実現します。これにより、書類不備による対応が減り、登録までの期間を大幅に短縮できます。ユーザーが登録した口座情報は企業にデータ還元されるため、企業は口座情報のパンチ入力が不要になります。

2. PAYSLE(ペイスル)
紙の払込票の代わりに、LINE上で電子バーコードを送付することで、コンビニ決済をデジタル化いたします。ユーザーはスマートフォン一つでコンビニ支払いが可能になることに加え、企業は印刷・郵送コストを削減できます。

3. SMBCマルチペイメントサービス
クレジットカード決済を含む多様な支払い手段を、ユーザーが用途に合わせてLINEから自由に選択可能になります。スポット決済から定期的な決済まで幅広く対応します。

今後の展開
クラブネッツと三井住友カードは、このパートナーシップを強化し、電気・ガス、保険料、各種スクール、公共料金の支払いなど、定期的な集金が発生するあらゆる業種へ本サービスを導入していく予定です。今後は、蓄積された決済データとCRM(顧客管理)の連動をさらに強化し、個々のユーザーに最適化された購買体験の提供を目指します。


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