WHILL、航続距離1.75倍を実現する長寿命・大容量バッテリーを発売

テクノロジー

高齢化社会における移動の課題とバッテリーの役割

日本では高齢化が進み、2040年には65歳以上人口が全人口の約35%を占めると推計されています(注1)。このような社会において、日常の移動を本人だけでなく、家族やケアに関わる人々も含めて支えられる環境の整備が重要です。

近距離モビリティの利用においては、外出先での充電切れに対する不安や、充電作業、バッテリー残量確認といった日々の管理負担を軽減することが求められています。

電動モビリティにおいてバッテリーは、航続距離、充電頻度、使い勝手を左右する中核的な要素です。WHILL社は、航続性能の向上と耐久性・長寿命化を両立した大容量バッテリーにより、充電頻度を低減し、利用者本人と支える人の双方にとって、より安心して使いやすい移動環境の実現を目指しています。

大容量バッテリーの主な特徴

① 航続距離1.75倍、充電頻度を抑えて日々の管理負担を軽減

大容量バッテリーは、歩道の高性能スクーター「WHILL Model R」の場合、航続距離を従来の17.2kmから最大30.1kmへと約1.75倍に伸ばし、連続走行を可能にします。

これにより、買い物や通院など日常の外出時にバッテリー残量を気にする場面が減り、充電頻度の低減によって、利用者本人や家族、支援に関わる人の充電作業・管理負担の軽減にも寄与します。さらに、災害時や停電時などの有事においても、一定の距離を移動できる安心感を提供し、平常時から非常時まで移動を支えるバッテリーとして活用できます。

男性がモビリティに乗っている様子

シニア男性がモビリティに乗っている様子

② USB Type-C対応で、日々の充電をより手軽に

充電ケーブルにはUSB Type-Cが採用されました。従来の専用規格から汎用性の高い充電方式に対応することで、Type-C対応充電器を活用しやすくなります。また、充電器の小型化により、収納や持ち運び、保管がしやすくなり、日々の充電準備や管理の負担を軽減します。

バッテリーとUSB-Cケーブル

③ WHILL ID連携のアプリで、機体管理をよりスムーズに

WHILL IDと連携した「WHILL App」を通じて、機体情報の確認や各種設定など、日常的な機体管理をスマートフォン上で行うことができます。利用者本人や家族を含め、関わる人が機体の状態を把握しやすくすることで、より安心して使い続けられる環境をサポートします。

*介護保険対象モデル(Model CK2・Model RK)についてはアプリ非対応です。

④ 安全性と長寿命に配慮したバッテリー設計

WHILLのリチウムイオンバッテリーは、販売開始から8年間の運用実績において、発煙・発火事故0件を継続しています。今回の大容量バッテリーにおいても、これまで培ってきたバッテリー設計・品質管理の知見を活かし、約1,000回(注2)の充電サイクルに対応する長寿命設計を採用しました。日常の移動を、長く安心して支えるバッテリーとして提供されます。

入手・利用方法

大容量バッテリーは、Model Rに標準搭載されるほか、フラッグシップモデル「WHILL Model C2」ではオプションとして選択できます。購入を希望する場合は、WHILLオンラインストアまたは取扱店へお問い合わせください。

介護保険利用時のModel RKおよびModel CK2については、大容量バッテリーを搭載した長距離モデルとして別アイテムで展開されます。利用を希望する場合は、担当のケアマネジャー、または福祉用具貸与事業所・レンタル事業所へご相談ください。

  • WHILL Model RK 長距離モデル:TAISコード【01520-000038】

  • WHILL Model CK2 長距離モデル:TAISコード【01520-000039】

※取り扱い有無や提供条件は、販売店・レンタル事業所によって異なる場合があります。

大容量バッテリーの概要

製品名 大容量バッテリー
対応モデル WHILL Model C2、WHILL Model R ※介護保険モデル(Model CK2、Model RK)も対応 ※大容量バッテリーを使用するために、ソフトウェアアップデートが必要となる場合があります。
航続距離 Model C2、CK2:29.7km (※標準バッテリー使用時:20km) Model R、RK:30.1km (※標準バッテリー使用時:17.2km)
充電時間 9時間
バッテリータイプ リチウムイオン電池
定格容量 496Wh
充電器 100-240V
充電方式 USB Type-C対応
価格 85,000円(税別)
発売日 2026年9月3日(木) ※介護保険対象モデル(Model RK、Model CK2)については、TAISコードを公開済み

WHILLについて

WHILLは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。全4モデルのうち、Model C2は高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長としています。Model Rはスクーター型のハイパフォーマンスモデルで、その場旋回やバッテリー着脱などが可能となり、住環境を選ばずに生活に取り入れやすいのが特徴です。

WHILL製品について、詳細はこちらをご覧ください。
https://whill.inc/jp/

WHILL製品の複数シーン

WHILL社は「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションに、近距離移動のモビリティ・ソリューションでグローバルNo.1を目指しています。ハードウェアとソフトウェアを融合させたサービス体験で、身体状況や年齢などに関わらず、誰もが自由かつ快適に移動や外出を楽しめる世界の構築を進めています。


(注1):内閣府「令和4年版高齢社会白書」(https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2022/zenbun/pdf/1s1s_01.pdf
(注2):WHILL独自の試験結果に基づく交換目安です。充電回数はバッテリー残量0%まで使用した場合を基準としています。数値は保証値ではなく、寿命は使用状況、保管環境、気温、充電頻度などにより異なります。

コメント