5つのインサイト ~Jリーグの魅力は、90分の試合だけでは語れない~
1. 満足度の高さを支えているのは、スタジアムでしか生まれない「熱狂」
観戦に対する満足度は、スタジアム観戦回数4回以上の「コア層」と3回以下の「ライト層」、そしてJ1・J2・J3といったカテゴリに関わらず、8割を超える高い評価を得ていることが明らかになりました。特に「試合内容」(相関指数0.58)が最も高く、次いで「応援の楽しさ・迫力」(0.47)、「スタジアムの臨場感」(0.40)が高い関連性を示しています。この結果から、試合内容だけでなく、応援やスタジアムならではの体験が観戦全体の満足度を支える重要な要因となっていることがわかります。

2. Jリーグの楽しみ方は、一つじゃない
観戦スタイルやカテゴリによって、楽しみ方や注目ポイントには多様性があることが示されました。「コア層」は自発的な購入や情報収集を背景に応援を目的とした観戦を習慣化しているのに対し、「ライト層」は招待や誘いなどのきっかけで来場し、試合観戦やスタジアム体験を楽しむ傾向が強いことが判明しました。カテゴリ別では、J1は試合や選手などの「コンテンツ起点」、J3は招待や誘いなどの「関係性起点」が相対的に強く、J2はその中間に位置していることがわかりました。

3. 国立開催は、新たな観戦機会を生み出している
MUFGスタジアム(国立競技場)で開催された試合では、ホーム試合と比較して「ライト層」の観戦が多く、これまでスタジアムへ足を運ぶ機会が少なかったファン・サポーターとの新たな接点となっていることが明らかになりました。また、国立競技場での開催試合は、スタジアムまでのアクセスや観戦環境への評価が高いことが示されています。

4. 地域から愛されるクラブには、共通点がある
J1/J2を中心に、クラブに対する関心は2024年調査と比べて高まる中で、特にホームタウン・地域への貢献への注目が高まっている傾向が見られました。カテゴリや観戦歴を問わず、リーグ全体として各クラブのホームタウンに対する活動や貢献は広く認知・評価されており、特に評価の高いクラブには、ホームタウン貢献に対する考え方に共通点が確認されました。一方で、その考え方を拠り所としつつも、実践方法は地域ごとに異なることもわかりました。

5. 地域への貢献がファンを増やし、ファンの力が地域をもっと元気にする
クラブヒアリング調査を通じて、クラブのホームタウンへの貢献と、ファン・サポーターの関心度やロイヤルティの高まりは同じ循環の中にあることがわかりました。この循環が力強く回ることで、クラブが強くなるとともに、地域を元気にする力も高まっていく可能性があることが示唆されています。

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