「作業現場のすぐ近く」で命を守る休憩を。可動式断熱ブース「アイキャビン」が工場・物流倉庫の熱中症対策を革新

テクノロジー

工場・物流倉庫の熱中症対策を革新する「アイキャビン」

本格的な夏季の酷暑期を迎え、製造現場や物流倉庫における熱中症対策は喫緊の課題となっています。広大な敷地を持つ工場や天井の高い物流倉庫では、空間全体の空調効率が低く、作業エリアの温度環境が過酷になりがちです。また、従来の共有休憩室は作業エリアから離れていることが多く、休憩室への往復だけで体力を消耗したり、適切なタイミングでの水分補給やクールダウン(こまめな休憩)が難しかったりするという実態がありました。

合同会社マイキャビンは、このような現場の課題に対し、環境適応型可動式断熱ブース「アイキャビン(iCabin)」を作業エリアの直近に配置する「近接・こまめ休憩」という新しい熱中症対策を提案しています。

工場のような広い空間で、作業員たちが大型機械の周りで作業しており、中央には「国際イベント・環境対応」と書かれた試験室のような構造物がある。

「休憩室が遠い」という構造的課題を解決

大規模な工場や物流倉庫における熱中症リスクの一つに、体調の異変を感じても休憩室が遠いために我慢して作業を続けてしまうという行動心理が挙げられます。休憩室への往復に数分を要する環境では、従業員が自発的にこまめな休憩を取ることに高い心理的・物理的ハードルが生じていました。

「アイキャビン」は、この課題を「空間の可動性」によって解決します。優れた断熱性と独自の空調システムを組み合わせることで、室温が上昇しやすい作業現場の片隅や通路の脇に置くだけで、適温に保たれた快適な避難スペースを即座に創出できます。作業員の目の届く場所にクールダウン空間があることで、体調管理のための「こまめな一時休憩」が定着し、熱中症リスクの劇的な低減に貢献することが期待されます。

工場または倉庫のような広い空間で、白いヘルメットをかぶった作業員が、大きな白い箱型の構造物の前でかがみ込み、工具を使って作業している様子です。

ライン変更や配置換えに追従する「優れた可動性」

工場の製造ラインは、生産品目や工程の見直しによって頻繁に再編成が行われます。また、物流倉庫でも季節ごとの荷量変化に応じて棚や動線の再配置が日常的に発生します。「アイキャビン」は、こうした現場の動的な変化に完全に追従できるよう設計されています。

  • 配管工事が一切不要:排水を必要としない独自のノンドレイン空調システム「Cabinair(キャビネア)」を搭載しており、設置場所の制約を受けません。

  • 電源は家庭用100V:どこにでもある100V(15A)コンセント1本で、エアコンと換気扇が即座に稼働します。

  • 簡単な移動構造:自身のキャスターや工場内のフォークリフト、標準的な移動用機材を用いて、大がかりな解体・建築工事をすることなく、ラインの変更に合わせていつでも、誰でも簡単に設置場所を移動・再配置できます。

工場または倉庫のような場所で、白い防音室のような構造物が設置されており、作業員がその近くで作業しています。

「世界一快適な仕事場を作る」というビジョン

日本の可動式個室ブース市場を切り拓き、JRグループをはじめとする空間設計を主導してきたマイキャビン代表の間下浩之氏は、新会社設立にあたり、気候変動による過酷な現場環境から働く人々の「命と健康」を守ることの重要性を強調しています。同氏は、「私たちは、単に箱を売るのではなく、『現場のすぐ隣にある、いつでも避難できるオアシス』という新しい労働文化を提案します。ライン変更にも柔軟に対応できる機動性と、冷暖房効率に優れた高い断熱品質を両立させることで、現場で汗を流す人々が『最も安心して、最も快適に働ける世界一快適な仕事場』を、パートナー企業の皆様と共に創造してまいります」と述べています。

「アイキャビン(iCabin)」の主要な特徴

「アイキャビン」は、以下の特徴により、作業環境の改善に貢献します。

  • 高い断熱性と環境配慮の両立
    壁面・天井には、地球温暖化係数(GWP)が低い発泡剤(HFO)を使用したノンフロン断熱不燃パネルを採用。外部の熱を遮断し、最小限の電力で室内を快適に維持します。

  • クリーンルーム技術を応用した「気密性」と「遮熱」
    クリーンルーム用の扉技術(気密性能:A-4等級相当)を応用したドアと複層二重ガラス、輻射熱を抑える「二重断熱天井構造」の相乗効果により、高い省エネ運転を実現しています。

  • 厚生労働省基準に適合する「機械換気システム」
    室内には、厚生労働省の労働衛生基準に適合する「187 ㎥ / 時」の換気量を標準で確保。常に新鮮な空気を循環させ、密閉感を排除した清潔な環境を保ちます。

実証実験のご案内

現在、国内大手メーカーの物流倉庫内において、4人用断熱モデル「アイキャビン4(iC4)」を用いた実証実験が実施されています。高温の屋内環境下で実際に稼働している様子や、その冷却・省エネ性能、可動性を現地で直接確認することが可能です。

見学を希望される企業担当者様やメディア関係者様は、下記お問い合わせ先まで個別に連絡することで、日程等の調整ができます。

合同会社マイキャビンについて

合同会社マイキャビンは、「移動できる世界一快適なプライベート空間」をコンセプトに、様々な労働環境下での課題解決を目指す空間ソリューション企業です。代表社員の間下浩之氏は、過去にわたり日本の個室ブース分野において仕様設計や標準化を牽引してきました。多くの代理店との強力なパートナーシップのもと、新たな日本の労働環境改善に挑戦しています。

詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。

本件に関するお問い合わせ先

合同会社マイキャビン 総務担当
E-mail:info@mycabin.co.jp

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