動画生成AI「NoLang」が東欧・バルカン4言語に対応
株式会社Mavericksは、動画生成AI「NoLang」に新たにクロアチア語、ブルガリア語、ウクライナ語、ギリシャ語の東欧・バルカン4言語を追加したことを発表しました。この機能追加により、企業や自治体は翻訳会社やナレーターの手配を挟まずに、現地語の動画コンテンツを内製できるようになります。

現地語対応の重要性と企業が抱える課題
企業や自治体が海外の生活者や顧客に情報を届ける際、言語の壁は購買行動や理解において大きなハードルとなることが知られています。
CSA Researchが29カ国・8,709人の消費者を対象に実施した調査では、76%が「自国語で情報が提供されている製品を購入したい」と回答し、4割が「他言語のみのサイトからは購入しない」と回答しています。このデータは、現地語でのコンテンツ発信が情報の到達、理解、そして行動喚起に直接つながることを示しており、東欧・バルカン地域向けの発信においても現地語対応の重要性は変わりません。
また、日本貿易振興機構(ジェトロ)が実施した「2025年度 海外進出日系企業実態調査(欧州編)」では、東欧を含む欧州進出企業が高コスト構造やデジタル法規制対応など、多くの経営課題に直面している実態が報告されています。このような状況下で、多言語の動画コンテンツを制作するには、翻訳会社への外注やナレーション収録に時間とコストがかかり、対応言語を増やすたびに同様の負担が発生するという課題がありました。
これらの背景から、Mavericks社は、今回新たに東欧・バルカン地域の4言語に対応することで、対応言語のさらなる拡大に取り組みました。
参考資料:
-
CSA Research 「Can’t Read, Won’t Buy – B2C」: https://www.newswire.com/news/survey-of-8-709-consumers-in-29-countries-finds-that-76-prefer-21174283
-
日本貿易振興機構(ジェトロ)「2025年度 海外進出日系企業実態調査(欧州編)」: https://www.jetro.go.jp/world/reports/2025/01/1d239958d0a7e958.html
NoLangによる東欧・バルカン言語動画の簡単な生成方法
今回のアップデートにより、動画生成AI「NoLang」の動画生成機能に「Hrvatski(クロアチア語)」「Български(ブルガリア語)」「Українська(ウクライナ語)」「Ελληνικά(ギリシャ語)」の4言語が追加されました。NoLangにとって、東欧・バルカン地域の言語への対応は今回が初めてです。
操作は非常にシンプルです。動画生成画面に用意された「言語の設定」メニューから、生成したい言語として新たに追加された東欧・バルカン4言語のいずれかを選択するだけで、すぐに動画を作成できます。この言語選択メニューは、テキスト入力・PDF資料・音声ファイルなど、NoLangが対応するすべての動画生成モードで共通しており、既存の使い勝手を変えることなく東欧・バルカン向けの動画制作に着手できます。

日本語資料からの現地語動画生成と既存動画の変換
NoLangは、テキストの入力、PDFなどの資料、音声・音声付き動画ファイルなど、さまざまな入力形式からアバターが解説する動画を自動生成できるサービスです。出力言語としてクロアチア語・ブルガリア語・ウクライナ語・ギリシャ語を選択すれば、日本語の原稿や資料をもとに、現地語の台本・ナレーション・字幕を備えた動画をそのまま生成できます。
PDFを入力とする「資料をプレゼンさせる」「資料を要約する」「資料を分析する」といった各動画生成モードにも、新たに追加された東欧・バルカン4言語は対応しています。これにより、決算資料や製品資料、生活・行政情報など、既存の日本語ドキュメントをアップロードするだけで、東欧・バルカン向けにそのまま展開できる解説動画・要約動画・分析動画を作成できるようになります。
また、すでに生成済みの動画についても、視聴画面に用意された「変換」ボタンからワンクリックでクロアチア語・ブルガリア語・ウクライナ語・ギリシャ語に変換できます。日本語で作成済みの動画を新たに作り直す必要はありません。

ラテン文字・キリル文字表記への対応と自動尺調整機能
動画に表示される字幕(テロップ)についても、クロアチア語・ギリシャ語(ラテン文字・ギリシャ文字)、ブルガリア語・ウクライナ語(キリル文字)それぞれの文字種に対応したフォント表示によって、正しく表示されます。
さらに、NoLangは動画生成時に、言語ごとの標準的な発話ペースに応じてナレーションの再生時間や動画の想定尺を自動算出する仕組みを備えており、この機能は新たに追加された東欧・バルカン4言語にも対応しました。これにより、言語ごとの文字量や語のまとまりの違いを踏まえたうえで再生時間が調整されるため、不自然な間延びや早口になることを防ぎ、ナレーションと字幕が自然なテンポで流れる動画を生成できます。
多岐にわたる活用シーン
今回の東欧・バルカン4言語対応によって、NoLang上ではすでに手元にある日本語の素材から、具体的な活用シーンに直結した動画をすぐに作成できます。
-
訪日観光客向けの多言語プロモーション動画: 既存の観光案内資料や観光パンフレットのテキストをそのまま入力するだけで、クロアチア語・ブルガリア語・ウクライナ語・ギリシャ語いずれかのナレーション・字幕付きの観光プロモーション動画を作成できます。特に訪日検討段階の動画発信ニーズが高いギリシャ語圏の観光客に向けても、翻訳会社への外注やナレーション収録の手配を挟まずにすぐに着手できます。
-
在留外国人向けの生活・行政情報の多言語発信: 自治体や企業が持つ行政パンフレットや生活ガイドなどの資料をアップロードするだけで、クロアチア語・ブルガリア語・ウクライナ語・ギリシャ語で解説する生活・行政情報動画をそのまま生成できます。地域で暮らす外国人住民が必要な情報にアクセスしやすくなるという点で、公共的な意義も大きい活用シーンといえます。
-
IR情報の海外投資家向け開示: 日本語で作成済みの決算資料などのPDFをそのままアップロードし、出力言語にクロアチア語・ブルガリア語・ウクライナ語・ギリシャ語のいずれかを選ぶだけで、現地投資家向けの解説動画が完成します。
-
越境ECの商品紹介動画: 商品スペックや使用方法をまとめたテキストや資料を入力すれば、現地語のナレーション・字幕付きの商品紹介動画をそのまま生成でき、ECサイトの商品ページやSNS広告にすぐに展開できます。
今後の展望とNoLangの概要
Mavericksは今後も、利用者ニーズの高い言語や、日本国内で急速に存在感を増す外国人コミュニティの母語への対応を順次拡充していく方針です。日本・アジアを中心とした「多言語動画制作のインフラ」として、言語の壁を超えた情報発信を引き続き支援していくとしています。

動画生成AI「NoLang」とは
動画生成AI「NoLang」は、テキストやPDF・pptx資料、WebサイトのURL、さらには画像や音声・動画ファイルを入力するだけで、最短数秒で動画を生成できる日本発の動画生成AIサービスです。
2024年7月のリリース以来、登録ユーザー数は20万人、法人企業の導入社数は100社を突破しています(2026年7月時点)。ニュース記事の要約動画作成、SNS向けコンテンツ制作、社内研修資料の動画化など、幅広い用途で活用されており、日本発の動画生成AIプロダクトとして日本最大級の規模を誇ります。
100体以上のアバターや300種類以上の音声などの豊富なアセットに加え、独自のアバターを作成できる機能や感情豊かな音声合成機能を備えており、専門知識がなくても誰でも瞬時に高品質な動画を作成できます。
NoLangを試す: https://no-lang.com/
株式会社Mavericksについて
株式会社Mavericksは、プロダクトアウト型の生成AIスタートアップです。リアルタイム動画生成AI「NoLang」や超解像化技術「カクダイ」など、先端的な自社プロダクトを多数保有しています。生成AI時代の開発現場の先端をキャッチアップしている、開発力に特化したチームです。

会社HP: https://www.mvrks.co.jp/
お問い合わせ先:nolang-corporate@mvrks.co.jp


コメント