動画吹替AI「mimidub」が200言語対応で正式リリース、コンテンツのグローバル展開を加速

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動画吹替AI「mimidub」が200言語対応で正式リリース、コンテンツのグローバル展開を加速

株式会社Titan Intelligence(本社:東京都渋谷区)は、声質と感情まで再現するAI吹き替えサービス「mimidub」を、2026年5月18日より正式サービスとして提供開始しました。このサービスは、話者の声、感情、話し方の癖を保ったまま、動画コンテンツを多言語化できるAI吹き替え技術を特徴としています。これまで限定パートナー向けにベータ版として提供されていましたが、対応言語を200言語へと大幅に拡大し、権利処理された作品を保有する全ての顧客への提供を開始しています。

mimidubのサービス紹介

サービス正式ローンチの背景

動画コンテンツを世界中に展開する際、多言語での吹き替えは依然として大きな課題となっています。プロのナレーターによる吹き替え制作は、1言語あたり数百万円規模のコストと数ヶ月の制作期間を要するため、グローバル展開を目指す企業やクリエイターにとって、多言語化のハードルは決して低いものではありませんでした。

一方で、機械的な自動吹き替えでは「無機質な音声」「感情の抜け落ち」といった品質面の課題があり、ブランドの世界観や作品の魅力を損なわずに多言語化することは容易ではありませんでした。

mimidubは、このような課題を解決し、「声質と感情を保ったまま、誰もが手の届くコストとスピードで多言語化できる」ことを目指して開発されたAI吹き替えサービスです。

「mimidub」の主な特徴

mimidubは、独自開発のAI音声合成エンジンにより、以下の3つの特徴を同時に実現します。

  1. 声質と感情を保ったまま多言語化
    従来のAI音声変換で課題となっていた「無機質さ」や「感情の抜け落ち」が起きにくく、話者本人の声、感情、話し方の癖までを再現します。これにより、「声質の再現と感情表現が圧倒的」という評価が多数寄せられているとのことです。

  2. 適切な権利処理
    元の声質と感情をそのまま翻訳・吹替変換する性質上、元の話者(タレントや声優)の許諾を得ることで正しい権利処理のもと制作を行うことが可能です。株式会社Titan Intelligenceは、元の声優やタレントへ利益を還元することを推奨しており、演者の活躍の場を広げるためのサービスとしての仕組みづくりを続けていく方針です。ただし、原作の権利や許諾のない吹き替えは受け付けられないため、注意が必要です。

  3. 従来比コスト90%削減と最短3日での納品
    従来の吹き替え制作と比較して、コストを最大90%削減することが可能です。また、ネイティブ話者による制作から監修まで最短3日で納品できるため、これまで採算が合わなかった海外展開も実現できると期待されています。

対応言語について

mimidubは、世界人口の大部分をカバーする約200言語に対応しています。

具体的には、英語、中国語(簡体字/繁体字)、日本語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、イタリア語、ロシア語、アラビア語、ヒンディー語をはじめ、東南アジアではタイ語、ベトナム語、インドネシア語、マレー語、中東ではトルコ語、ペルシャ語、ヘブライ語、北欧ではスウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語、フィンランド語など、各地域の主要言語を幅広くカバーしており、ローカライズや海外展開において重要な世界の主要市場をサポートします。

想定されるユースケース

「言語の壁を越えてコンテンツを届けたい」というニーズがある全ての業界・用途で、mimidubは活用が期待されています。代表的なユースケースは以下の通りです。

  • アニメ・ゲーム・キャラクターなどエンタメコンテンツのグローバル展開

  • 映画・ドラマ・ドキュメンタリーなど映像作品の海外配給・吹き替え制作

  • IR動画・コーポレート動画の多言語化

  • 教育コンテンツ・eラーニング・企業研修動画の海外展開

  • メディア・パブリッシャーの動画コンテンツのグローバル配信

  • 観光・インバウンド向け施設紹介・体験コンテンツの多言語化

  • 化粧品・ファッションブランドのブランドストーリー多言語化

  • スポーツ中継・eスポーツ大会の国際配信

  • 自治体・公共機関の広報動画・防災情報の多言語発信

  • 医療・製薬分野における学術動画・MR向け説明資料の多言語化

  • SaaS・テック企業のプロダクト紹介動画・チュートリアルのグローバル展開

  • ECサイト・D2Cブランドの商品紹介動画の多言語化

正式版で提供される機能とサポート体制

正式リリースにあたり、より幅広い顧客が安心して利用できるよう、以下の体制が整備されました。

  • 声の権利処理に関するガイドラインの提供

  • 法人向け専任サポート体制

  • エンタープライズ用途に対応したカスタム対応窓口

株式会社Titan Intelligence 代表コメント

株式会社Titan Intelligenceの代表である赤塚育海氏は、今回の200言語対応に加えて、今後は対応した言語における訛りの除去、より豊かな感情表現、歌などの音程を保持する研究開発を予定していると述べています。

同氏は、AI技術はまだ人間の表現力には及ばないとしつつも、元の演者の良さを他の言語でどこまで伝えることができるかに焦点を当てた結果、世界でもトップクラスの表現力を持った音声合成エンジンを開発することができたと説明しています。
また、AIで吹き替えした音声を監修・編集する「吹替家」という職業が生まれ、社内で活躍していることがmimidubの高品質な要因であるとも語っています。同社は、技術が誰かの仕事を奪うのではなく、誰かの活躍の場を広げるために用いられることを忘れず、「ミライの面白いを創る」というビジョンに向けて、今後の開発を進めていく予定です。

株式会社Titan Intelligence 概要

項目 内容
社名 株式会社Titan Intelligence
所在地 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C
代表者 赤塚 育海
事業内容 AI技術を核としたエンタメコンテンツ関連事業
URL https://titan-intelligence.co.jp/

サービスに関する詳細情報

mimidubのサービスサイトはこちらからご覧いただけます。
https://biz.mimidub.com/

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