髪色の違いで“体感温度”が変わる?髪の表面温度に最大13.05℃の差があることが判明

猛暑が常態化し、多角的な暑さ対策が求められる現代において、気象庁は2026年夏の平均気温が全国的に「高い」と見込まれると発表しました。このような状況の中、ヘアコスメブランド「got2b(ゴットゥービー)」を展開するヘンケル コンシューマーブランドは、多くの日本人の髪色が黒であることに着目し、髪色による熱吸収度の違いについて比較検証を行いました。この検証により、髪色の違いが髪の表面温度に差を生むことが明らかになりました。
今回の実験は「髪の表面温度」に限定したもので、熱中症リスクの低減を保証するものではありませんが、頭部の熱ストレスの一因に“髪色”が関与する可能性を示唆するものです。
実験結果サマリーと考察
ヘンケル コンシューマーブランドが実施した検証は、2025年9月に屋外気温36.4℃、湿度60%の環境下で行われました。黒髪ウィッグと、ヘンケル コンシューマーブランドの製品を使って染めたウィッグを含む6種のウィッグを用意し、3分後、10分後、20分後の髪表面温度をそれぞれ25か所測定した数値を平均化して比較しました。

この結果、髪色によって頭部の温度環境に差が生じることが判明しました。特にブロンドは、測定開始から20分後に、黒髪と比較して最大13.05℃低い結果となり、明るい髪色ほど温度上昇が抑えられることが明らかになりました。
明るい髪色ほど髪表面の温度上昇を抑えられる傾向
屋外気温36.4℃の環境下において、黒髪と比較すると多くのカラーで温度が低くなる結果が確認されました。特にブロンドやピンクなど明るい髪色ほど温度上昇が抑えられる傾向が見られ、髪色の違いが髪の表面温度に差を生む結果となりました。
時間経過とともに温度差が拡大する傾向
3分後よりも10分後、20分後のほうが黒髪との差が大きくなる傾向が見られました。長時間日差しを受ける環境では、日射による熱の吸収・蓄積の違いが時間とともに表れ、日差しを浴び続けるほど髪色による温度差が顕著になる結果が確認されました。
黒髪とブロンドで最大13.05℃の温度差を確認
実験の中で最も大きな差が確認されたのは、ブロンドにおいて測定開始から20分後に記録された-13.05℃という結果です。計測から20分後、黒髪は62.82℃まで温度が上昇したのに対し、ブリーチ毛は49.77℃にとどまりました。長時間日差しを受ける環境では、髪色によって体感温度に大きな差が生じる可能性が示唆されました。

専門家による見解
今回の検証結果について、各分野の専門家から見解が寄せられています。
気象予報士 天達武史氏

天達氏は、猛暑が続く近年の夏は、体感温度を少しでも下げる工夫が重要になっていると述べ、「今回の検証は、これまであまり注目されてこなかった“髪色と暑さ”の関係に着目した興味深い取り組みだと思います」と評価しています。特に黒髪とブロンドで最大13.05℃の温度差が確認された結果は、光を吸収しやすい黒と、反射しやすい明るい色の特性を考えると理にかなっているといえます。この情報は、屋外での作業やスポーツに励む人々、通勤・通学、行楽シーズンに外出の機会が多い人々にとって、猛暑を乗り切るための有意義なヒントになるのではないでしょうか。地球沸騰の時代到来といわれる中、こうした視点から暑さ対策を考えることは、快適に夏を過ごす新たな対策方法の一つかもしれません。
美容ジャーナリスト 伊熊奈美氏

伊熊氏は、黒い衣類を着ていると暑く感じやすいのと同様に、黒髪や暗い髪色は太陽光を吸収しやすく、髪表面の温度上昇につながると説明。髪が熱を持つと頭部が熱を帯びやすくなり、暑さを強く感じる原因になることがあると指摘しています。一方で、ブリーチ毛やハイトーン毛などの明るめの髪色は光を反射しやすいため、頭部の温度上昇が緩やかになると考えられるとのことです。さらに、頭部の温度上昇が抑えられれば、ムレや不快感の軽減に繋がるだけでなく、汗や皮脂の分泌による前髪のベタつきやメイク崩れの予防といった面でも、メリットが期待できるのではないでしょうか。「クールカラーという選択は、衣類や日傘に加え、髪色という新しい視点での暑さ対策として検討する価値がある」との見解です。
美容師・カラーリスト 赤津まゆ美氏(stair:case銀座)

赤津氏は、ハイトーンカラーが黒髪よりも髪の表面温度が上がりにくく、暑さ対策のひとつになり得るという新たな視点に注目しています。ブリーチを用いたカラーリングは、アジア人特有の髪質では表現が難しい軽やかさや透明感をもたらし、柔らかく洗練された雰囲気を演出することができるため、対人印象の向上にも効果が期待できると説明。ブリーチへの抵抗がなくなってきている方は世代を問わず増えており、夏の猛暑を乗り切る方法のひとつとして、“見た目の涼しさ”だけでなく“体感温度の軽減”にもつながる可能性があるクールカラーは、今後広がっていくのではないかと期待を寄せています。
猛暑を快適に過ごす新しい暑さ対策“クールカラー”
今回の実験では、屋外気温36.4℃の環境下において、黒髪と比較して明るい髪色の方が髪表面の温度上昇を抑える傾向が確認されました。この結果から、ブロンドやピンクなどのハイトーンカラーは、髪表面の温度上昇を抑える「クールカラー」として、猛暑を快適に過ごすための新しい暑さ対策のひとつとして期待されます。

髪をハイトーンに染めることで見た目にも涼やかな印象を与えながら、暑さ対策にもつながる新たなヘアカラーの楽しみ方として「クールカラー」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
got2b(ゴットゥービー)について

「got2b(ゴットゥービー)」は、セルフでも気軽にブリーチヘアを楽しんでもらいたいという思いのもと欧米で生まれたヘアコスメブランドです。ダメージレスを追求しながら、なりたい自分を表現できるブリーチオンカラー売上No.1のブランドとして、サロンの技術や知見をホームケア製品に取り入れています。ブリーチ剤・カラー剤・ヘアケアまで、ダメージから髪を保護・強化する「ボンディング・テクノロジー」を搭載した様々な製品を展開しています。
got2bの詳細はこちら:
https://got2b.jp/


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