「Guide of the Year」とは
日本のインバウンド市場は、2025年には訪日外国人旅行消費額が9兆4,559億円、訪日客数が年間4,268万人と過去最高を更新するなど、量的・質的に大きく成長しています。特に、1回の旅行で100万円以上を消費する「高付加価値旅行者」は、全体の約2%でありながら消費額の約19%を占めており(2023年時点)、その存在感は増しています。
このような市場の急拡大の背景には、ガイド不足や地域間の偏在といった課題も指摘されています。高品質な旅行体験を提供するためには、通訳ガイドの役割がこれまで以上に重要です。
そこで地球の歩き方は、優れたガイドを称え、その価値を広く発信することを目的に、2024年に「Guide of the Year」を創設しました。2026年度は、日本各地で訪日外国人のために活躍する英語ガイドを対象に募集が行われました。
本表彰の設立背景や特長に関する詳細は、以下のリンクで確認できます。
Guide of the Year 設立背景・特長
厳正な選考プロセス
「Guide of the Year 2026」の選考では、語学力、伝達力、ストーリーテリング力、柔軟な対応力、顧客との関係構築力などが総合的に評価されました。観光・ガイド業界の有識者による厳正な審査を経て、以下の5名が選出されています。
<選考スケジュール>
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2025年7月:募集開始
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2025年11月:募集終了
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2025年12月:書類審査・オンライン面談(二次審査)
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2026年1月:審査員による審査会
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2026年3月3日:受賞者発表
「Guide of the Year 2026」受賞者紹介
◆Guide of the Year
卓越したスキルと実績が評価されたガイド2名です。
◉萩野 慶子(Keiko Hagino)
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居住地:石川県
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ガイド歴:12年(2014年1月開始)
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得意なエリア:北陸
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得意な分野:米作りをはじめとする地元農業の紹介、北陸の伝統工芸の歴史的背景と価値、業務経験を活かした産業訪問(インダストリアルツーリズム)案内
北陸での後進育成を含む活躍実績と、安定感のあるガイディングが魅力とされています。
◉李 由紀子(Yukiko Lee)
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居住地:兵庫県
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ガイド歴:8年(2018年3月開始)
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得意なエリア:主に関西(京都、奈良、大阪、神戸)、直島、広島、金沢
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得意な分野:伝統芸能(歌舞伎、能楽、文楽、日本舞踊など)、伝統文化(香道、華道、茶道、着物、焼き物など)、アート、ファッション、日本酒、日本庭園、買い物、カラオケ
多岐にわたる伝統文化への造詣の深さと、エンターテインメント性が高く評価されています。
◆Special Award(特別賞)
特定の分野で際立った専門性を持つガイド1名です。
◉今泉 朋子(Tomoko Imaizumi)
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居住地:香川県
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ガイド歴:5年(2020年4月開始)
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得意なエリア:四国遍路
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得意な分野:巡礼(四国遍路、熊野古道、サンティアゴ巡礼の比較説明)、ハイキング(歩き遍路の難所も把握)、寺社仏閣(四国八十八ヶ所霊場や神社、山岳信仰、日本人の宗教観など)、四国の地元グルメ
四国遍路を得意とし、歩き遍路で得た独自のストーリーを展開するスペシャリストとして表彰されました。
◆Guide of Tomorrow
将来のガイド業界を担う若手ガイド2名です。
◉木口 大輔(Daisuke Kiguchi)
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居住地:京都府
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ガイド歴:2年(2023年5月開始)
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得意なエリア:京都、奈良、大阪(堺を含む)、金沢、飛騨高山、松本
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得意な分野:歴史、飲食文化、ファッション
リピーターも多く、ガイド業の展望を見据えた精力的な活動に大きな期待が寄せられています。
◉内藤 真一(Shinichi Naito)
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居住地:富山県
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ガイド歴:2年(2023年8月開始)
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得意なエリア:富山県・石川県・岐阜県・長野県
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得意な分野:酒蔵見学や利き酒、サイクリング
注目の高まる富山エリアで、経験を活かした多言語ガイドとして活躍が期待されています。
詳細情報
受賞者の詳細なプロフィールや、本表彰の詳細は、地球の歩き方ウェブサイトにて公開されています。
地球の歩き方ウェブサイト
地球の歩き方総合研究所は、今後も日本の観光産業の発展に貢献する通訳ガイドの活躍を支援していくことでしょう。


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