Klookと大阪観光局が連携協定を締結、大阪府域の訪日観光促進へ

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連携協定の目的と具体的な取り組み

この連携協定は、訪日外国人観光客が集中しがちな大阪市中心部だけでなく、大阪府域全体で多様な体験を提供し、観光を促進することを目的としています。Klookが持つデータやデジタルインフラと、大阪観光局が持つ現場での専門知識を組み合わせることで、より魅力的な観光地づくりを目指します。

具体的な協力内容は以下の通りです。

  • 共同コンテンツ開発とオンラインプロモーション: 大阪の隠れた魅力を掘り起こし、世界に向けて発信します。

  • 相互データ共有と分析: 訪日外国人観光客の行動パターンを深く理解し、効果的な観光戦略を立案します。

  • 持続可能な観光イニシアチブ: 観光客の流れを管理し、地域への負担を軽減しながら、質の高い観光体験を維持します。

  • デジタルソリューションの展開: 地域の観光関係者が訪日外国人観光客にとってより利便性の高いサービスを提供できるよう支援します。

大阪観光局理事長の溝端宏氏は、「大阪観光は今、構造転換の局面にあります。訪問者数の拡大だけでなく、府域全体での体験価値の創出と、データに基づく継続的改善が不可欠です。本連携は、各市町村の魅力を商品へと昇華させ、旅行者が新たな体験を発見しやすい環境を創出するものです。」と述べ、地域経済への波及効果と持続可能な成長への期待を示しています。

大阪が「ゲートウェイ都市」から「地域エコシステム」へ進化

Klookが約1万1千人の旅行者を対象に実施した年次調査「Travel Pulse 2026」によると、2026年に日本を訪れる予定の旅行者のうち、48.6%が大阪を旅程に含める意向であることが明らかになりました。特に購買力の高いミレニアル世代では53.4%と、大阪への関心の高さがうかがえます。

また、Klookの過去12ヶ月間のプラットフォームデータからは、関西を含むJRパスや新幹線チケット、レンタカーといった移動関連の予約が日本の主要カテゴリーの一つであることが示されています。これは、訪日外国人観光客が大阪を単なる滞在都市としてだけでなく、関西や日本各地を周遊するための「重要な玄関口」として活用していることを示唆しています。

Klookの日本支社ゼネラルマネージャーの増田航氏は、「旅行者の関心は、これまでの『一都市滞在型』から、複数の目的地を巡る旅へと広がっています。本連携協定により、こうした旅行者の動向を的確に捉え、その期待を具体的なリアル体験へと結び付けてまいります。」とコメントしています。

DX化と持続可能な成長の推進

この連携協定は、単なるマーケティング協力にとどまらず、観光地経営のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進するものです。デジタルコンテンツソリューションや音声ガイド機能といった新しいテクノロジーを活用し、旅行者の移動・滞在体験を総合的に向上させます。これにより、変化する旅行行動に適応できるよう、地元の観光事業者を支援します。

増田氏はさらに、「データとテクノロジー、そして魅力的なストーリーテリングを融合させることで、旅行者が大阪をより深く、多角的に楽しめる環境づくりを推進してまいります。同時に、大阪府内の中小規模事業者がKlookのプラットフォームを通じて世界中の旅行者にアクセスできる機会を拡大します。これにより、大阪府域における体験の発見機会を創出し、地域社会への経済効果を高めるとともに、よりバランスの取れた訪問者の流れの実現を目指してまいります。」と述べ、地域全体の活性化に貢献する意向を示しました。

観光地が分散型成長を志向する中で、データと「発見」を活かし、地域間でより持続的に需要を分散させ、旅行の流れを形成するためには、ITプラットフォームと観光組織間の連携が不可欠であると考えられます。

Klookについて

Klookは、世界中の観光・交通・通信・宿泊を予約できる旅行・体験予約アプリです。2014年の設立以来、旅行者がワクワクする瞬間をサポートしています。

大阪観光局について

大阪観光局は、大阪府・大阪市・堺市および関西経済界の支援のもと、オール大阪体制で観光振興を推進する地域連携DMOです。戦略的マーケティングやデータ活用を基盤とした観光施策の立案・実行を担っています。

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