Vicor社、自動車のイノベーションを推進するバスコンバータ「BCM6135」で「2026年エレクトロニクス・エクセレンス・アワード」を受賞

テクノロジー

自動車向け電源設計に革新をもたらす「BCM6135」

Vicorのフラッグシップ製品である「BCM6135」は、高電圧(800V)から安全超低電圧(SELV)の48Vまで対応するDC-DC電源コンバータです。この車載グレード製品は、業界トップクラスの電力密度と極めて高速な過渡応答特性を兼ね備えています。これにより、自動車メーカーやTier-1メーカーは、これまでにない電源設計の革新を実現できるようになります。

BCM6135の製品画像

課題解決と効率化への貢献

「BCM6135」の導入により、長年の課題であったアクティブサスペンションの電源問題をはじめとする、難度の高い電源設計上の問題が解決できるようになります。さらに、この小型で高性能なモジュールは、48Vゾーンアーキテクチャを採用した車両設計の最適化に貢献します。具体的には、60秒でのフロントガラスのデフロスト(除霜)を可能にし、48Vバッテリーの廃止を後押しすることで、大幅な省スペース化と車両の航続距離延長を実現します。また、電源システムの体積を約50%削減することも可能です。

自動車の電気システム図

Vicorオートモーティブビジネス バイスプレジデントのPatrick Wadden氏は、「今回の受賞を大変光栄に思います」と述べています。また、「BCM6135は、極めて高速な過渡応答性能と優れた電気性能が求められるアプリケーションに対応し、前例のない電力密度を実現しています。その性能は他のDC-DCコンバータを大きく上回ります。特定の用途では、高電圧から低電圧への変換という自動車向けの厳しい電力要件を満たすことができる唯一の製品です」とコメントしています。

関連情報

Vicorについて

Vicorは、高性能電源モジュールのリーディングカンパニーです。電力源から負荷点まで高い電力密度と高効率を実現する電力供給ネットワークを、モジュールで構成する電源システムソリューションによって実現し、お客様の技術革新に貢献しています。配電アーキテクチャ、電力変換技術、パッケージ技術を長年にわたり進化させることで、Vicorの電源モジュールは、電力密度、効率、電力容量の向上を続けてきました。同社は、ハイパフォーマンスコンピューティング、産業機器、自動車、航空宇宙・防衛など、要件の厳しい産業分野のお客様に製品を供給しており、電源モジュールの設計、開発、製造を40年以上続けています。

Electronic Specifierについて

Electronic Specifierは、「エレクトロニクス・エクセレンス・アワード」を主催しており、同アワードはエンジニアリングの卓越性、イノベーション、そしてエレクトロニクスの未来を毎年称えるものです。Electronic Specifierのウェブサイト、ブログ、メールニュースレター、デジタルマガジンでは、新製品情報、事例研究、動画チュートリアル、ホワイトペーパー、技術データシート、ウェビナーなど、エンジニアがコンセプト開発から製造ラインへの移行を迅速に進めるために必要な情報を提供しています。Electronic Specifierは、グローバルエレクトロニクス業界向け情報メディアにおいて欧州を代表する出版社です。

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