イノベーションを推進するオープンモデル
グローバル規模でのイノベーションを推進する上で、オープンモデルは不可欠とされています。NVIDIAのポートフォリオには、エージェント型システム向けのNVIDIA Nemotron™、フィジカルAI向けのNVIDIA Cosmos™、自動運転車向けのNVIDIA Alpamayo、ロボティクス向けのNVIDIA Isaac™ GR00T、生物医学研究向けのNVIDIA BioNeMo™など、多岐にわたるモデルが含まれており、これらが業界全体で新たな可能性を切り拓くことに貢献しています。
NVIDIAの生成AIソフトウェア担当バイス プレジデントであるカリ ブリスキー氏は、「オープンソースのAIは、イノベーションを推進する世界的な原動力となっています。生物学および科学的発見から、ロボティクスおよび自律マシンに至るまで、NVIDIAのオープンモデルファミリーは言語を超えて知能を拡張し、世界中の開発者がインテリジェントエージェントを構築し、デジタル業界およびフィジカル業界で画期的な進歩を実現できるようにします」と述べています。
AIエージェントを強化するNVIDIA Nemotron 3
NVIDIA Nemotronファミリーは、言語、視覚、音声、安全分野における多角的な理解モデルへと広がり、マルチモーダルインテリジェンスを拡張することで、開発者が専門的なAIエージェントを構築できるよう支援しています。
Nemotron 3の多角的理解モデルは、AIエージェントを強化し、自然な会話、複雑な推論、高度な視覚機能を実現します。
-
Nemotron 3 Ultra: NVIDIA Blackwellプラットフォーム上でNVFP4形式により5倍のスループット効率でフロンティアレベルのインテリジェンスを提供し、コーディングアシスタント、検索、複雑なワークフローの自動化などのAIネイティブアプリケーションを強化します。
-
Nemotron 3 Omni: 音声、視覚、言語理解を統合し、AIエージェントが動画やドキュメントから高い効率性と精度で洞察を抽出できるようにします。
-
Nemotron 3 VoiceChat: AIがリスニングし、同時に応答するリアルタイム会話をサポートします。このモデルは、自動音声認識、大規模言語モデル処理、テキスト音声変換機能を1つのシステムに統合しています。
-
Nemotronの安全モデルと検索パイプライン: テキストや画像の安全でないコンテンツを検出して信頼できるマルチモーダルシステムを強化すると同時に、エージェント型検索パイプラインが、出力の関連性と精度を向上させます。
LangChainは、NVIDIA Nemotronモデルやその他のNVIDIA Agent Toolkitソフトウェアをエージェント開発プラットフォームに統合し、エンタープライズ規模で複雑なタスクを自動化できるインテリジェントなAIアシスタントの構築、展開、監視を可能にしています。
Automation Anywhere、CodeRabbit、CrowdStrike、Cursor、Factory、Distyl、Genspark、Perplexity、ServiceNowなどの主要企業が、高度なエージェント型アプリケーションを強化するためにNVIDIA Nemotronモデルを展開しています。Edison Scientificは、5万人以上の研究者が利用している自律型AI科学者であるKosmosの不可欠な構成要素としてNVIDIA Nemotronを活用しています。Kosmosは、数百の研究課題を並行して実行し、数か月かかる研究を1日で完了させます。
また、世界中のAI開発者は、Nemotronのモデル、データ、フレームワークを活用して、数十億人に母国語でサービスを提供し、現地の文化や価値観に合わせたソブリンモデルを構築しています。これには、AI Singapore、Bielik.ai、Indosat Ooredoo Hutchison、LINAGORA、SOOFI、ストックマーク、Trillion Labs、Viettel、YTL AI Labsなどが含まれます。
NVIDIAは以前、地元の国勢調査と人口統計データに基づいたプライバシー保護型の完全合成データセットであるNemotron-Personasをリリースしています。Pleiasと協力して開発されたフランスのデータセットは、米国、日本、インド、ブラジル、シンガポールで既にリリース済みのデータセットに続き、本日より提供開始されました。
フィジカルAIリーズニングを推進する新しいオープンモデル
NVIDIAは、ロボットや車両が物理世界で認識、推論、行動できるように設計された新しい基盤モデルとシミュレーションツールの提供により、自律システムの開発を加速しています。これには、以下のモデルが含まれます。
-
NVIDIA Cosmos 3: 合成ワールド生成、フィジカルAIリーズニング、行動シミュレーションを統合した初の世界基盤モデルであり、近日中に提供される予定です。複雑な環境でのフィジカルAIの動作を支援します。
-
NVIDIA Isaac GR00T N1.7: ヒューマノイド向けに設計されたオープンなリーズニング型視覚言語行動(VLA)モデルで、実環境での展開に向けて商用向けに利用可能になりました。
-
NVIDIA Alpamayo 1.5: リーズニング型VLAモデルであり、ナビゲーションガイダンス、プロンプトコンディショニング、柔軟なマルチカメラサポート、構成可能なカメラパラメータにより、自動運転車の推論機能を強化します。
GTCの基調講演で、NVIDIAの創業者兼CEOであるジェンスン フアン氏は、DreamZeroの研究を基にした次世代ロボット基盤モデルであるGR00T N2を披露しました。新しい世界行動モデルアーキテクチャ上に構築されたこのモデルは、ロボットが新しい環境下で新たなタスクを成功させる確率を、主要なVLAモデルの2倍以上に高めます。年内に提供を予定しているGR00T N2は、現在、MolmoSpacesとRoboArenaでジェネラリストロボットポリシーで第1位にランクインしています。
HCLTech、Johnson & Johnson MedTech、Milestone Systems、mimic robotics、Skild AI、Tulip、Toyota Research Instituteは、NVIDIA Cosmosを活用して、フィジカルAIのトレーニングとビデオ解析を加速させています。Humanoid、LG Electronics、NEURA、Noble Machinesは、ヒューマノイドロボットの展開を拡張するために、NVIDIA Isaac GR00T N1.7を採用しています。
ヘルスケアおよびライフサイエンス研究を加速するオープンモデル
NVIDIAは、生物医学研究、創薬、医用画像処理、科学文献の理解を高速化するオープンなマルチモーダル基盤モデルとデータセットの提供により、ヘルスケアおよびライフサイエンス分野でAI主導の発見を推進しています。
NVIDIA BioNeMoは、ヘルスケアおよびライフサイエンス向けのオープンAI開発プラットフォームとして拡大しており、研究者が大規模な生物学的システムのモデル化、設計、シミュレーションを行うことを可能にします。
Proteina-Complexaは、構造ベースの創薬と治療薬開発を加速するタンパク質バインダー設計向けの生成モデルです。Novo Nordisk、Viva Biotech、Manifold Bioは、Proteina-Complexaを活用して標的タンパク質に結合するタンパク質を設計し、生成された設計を実験的に検証しています。
NVIDIAは、EMBLの欧州バイオインフォマティクス研究所、Google DeepMind、ソウル国立大学と協力して、AlphaFold Protein Structure Databaseを大幅に拡張しました。約3,000万のタンパク質複合体予測を計算し、AlphaFoldデータベースに170万の高信頼度予測を追加することで、新しい薬物標的や疾患生物学の発見を加速させています。
提供予定
一部のNVIDIAオープンモデル、データ、フレームワークは、GitHubとHugging Face、さまざまなクラウド、推論、AIインフラプラットフォームのほか、build.nvidia.comから利用できます。モデルの多くは、エッジからクラウドまで、NVIDIAアクセラレーテッドインフラ上で安全かつスケーラブルに展開できる、NVIDIA NIM™マイクロサービスとしても利用可能です。
ジェンスン フアン氏によるGTC基調講演のリプレイを視聴し、セッションもご確認ください。
NVIDIAについて
NVIDIAは、AIとアクセラレーテッド コンピューティングの世界的なリーダーです。


コメント