AI Samurai ONE「IDEA BOX」活用事例:複数の生成AIで特許調査・分析を効率化

テクノロジー

複数の生成AIを柔軟に切り替え

IDEA BOXの大きな特徴の一つは、プロンプト入力時に利用する生成AIを自由に指定できる点です。GPT、Claude、Geminiなど、複数の生成AIを用途や目的に応じて使い分けることが可能で、これにより、より精度の高い特許文書の作成や調査、分析が期待できます。

知的財産業務を効率化する活用事例

発明の現場では、技術的なアイデアが生まれても、それが知的財産としての検討に適した形に整理されず、評価や調査プロセスに十分に接続されないまま埋もれてしまうことがあります。IDEA BOXは、このような課題を解決するために、以下の3つの活用事例を提供します。

1. 先行技術調査の実施

IDEA BOXは、AI Samuraiが保有する特許データベースと連携しており、日本、米国、中国の特許を対象に文献番号による検索が可能です。発明アイデアを入力するだけで関連特許が自動的に検索・提示されるため、先行技術調査を大幅に効率化できます。このチャット型知的財産支援システムは、特許取得済み(特許第6185209号)の技術を活用しています。

プロンプトの入力例:
「特許文書の作成を支援するシステムで、システムによって提示された質問にユーザーが回答を入力することで特許文書を作成することができ、回答は生成AIを使って自動生成する機能を備える。」という発明アイデアについて、先行技術調査をしてください。

IDEA BOXでの入力例

2. 対比表(クレームチャート)の作成

先行技術調査でヒットした特許文献に基づき、発明のクレーム構成を○・△・×で評価する対比表(クレームチャート)を簡単に作成できます。これにより、既存技術との比較分析が視覚的に行え、発明の新規性や進歩性を評価する上で役立ちます。

プロンプトの入力例:
調査結果の●文献を対象に、対比表(クレームチャート)を作成し、分析結果を○、△、×で評価してください。

対比表による分析結果のイメージ

3. 発明アイデアのブラッシュアップ

IDEA BOXでは、既存特許との差異を明確にしながら、新たな構成要件を追加することで、発明アイデアを磨き上げることが可能です。発明同士を比較検討することで、より強力な特許取得につながるアイデアへと発展させることができます。

プロンプトの入力例:
JP2025-・・・(先行技術)との差異を明確にして、発明アイデアに新しい構成要件を追加してください。

特許調査のできる生成AI!

知財競争力向上への貢献

株式会社AI Samuraiの代表取締役である白坂一氏は、IDEA BOXの対話型調査機能には、同社が2017年に取得した特許技術が活用されており、長年にわたる発明創出支援の知見が凝縮されていると述べています。

また、2025年12月には日本の特許出願数が1か月間で8万件を超えるなど(前年同月比170%増)、生成AIの進展により「発明のあり方そのものが変わる時代」が到来していると捉え、その変化を強く実感しているとのことです。

同社は、このような時代の変化を追い風に、発明創出から知財戦略までを一貫して支援することで、日本の知財競争力の向上に貢献していく方針です。

株式会社AI Samuraiについて

株式会社AI Samuraiは、「知財立国の再興」をミッションに掲げる、大阪大学と北陸先端科学技術大学院大学による産学連携の発明創出AI®企業です。独自のAI技術を組み合わせた『AI Samurai®』は、特許庁が公開する特許公開公報と特許公報をデータベース化し、類似する先行技術の事例から出願予定の特許の登録が成立する可能性をAIによってランク別に評価できるシステムです。2019年3月には第4回「JEITAベンチャー賞」を受賞しています。

また、『AIで特許文書作成』や最新の類似技術を簡易に検索できる『IPLANDSCAPE』など、クライアントの知的財産戦略を加速させるソフトウェアとソリューションの開発・提供を行っています。

会社概要

  • 代表取締役:白坂 一

  • 会社設立:2015年9月11日

  • 所在地:東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル4階

  • 資本金:1億円(2022年10月31日現在)

  • 事業内容:知的財産関連IT・分析サービスの提供

  • URLhttps://aisamurai.co.jp/

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