関西のディープテックを世界へ「情報発信戦略」が始動
関西広域連合は、関西地域のスタートアップ・エコシステムにおける情報発信戦略「関西スタートアップ・エコシステム情報発信戦略(2025–2029)」を策定し、公開しました。この戦略は、関西が持つディープテック分野(最先端の科学・技術研究を基盤に、社会や産業の根本的な課題解決を目指す技術分野)の大きな可能性を国内外に広く発信し、その世界的認知度を高めることを目的としています。

関西が持つポテンシャルと情報発信の重要性
関西地域は、再生医療や創薬といったライフサイエンス分野、グリーントランスフォーメーション(GX)関連技術、さらにはAIや量子コンピューティングといった先端領域において、世界的に注目される多くの研究シーズを有しています。近年では、大阪・関西万博の開催が決定したことをきっかけに、関西におけるイノベーション創出やスタートアップ・エコシステムへの国際的な関心も高まっています。
しかしながら、同等の経済規模を持つ海外都市と比較した場合、Global Startup Ecosystem Ranking(GSER)における評価をさらに向上させるためには、スタートアップの創出数や資金調達額などの実績を、より戦略的に世界へ発信していくことが不可欠であると考えられます。こうした背景から、関西広域連合は情報発信の方向性について検討を重ね、今回の戦略策定に至りました。
情報発信戦略の3つの柱
今回公開された「関西スタートアップ・エコシステム情報発信戦略(2025–2029)」では、関西全域のスタートアップ情報の国内外への発信を強化するため、以下の3つの柱を掲げています。
- 「DeepTech Frontier Kansai」ブランドの確立と発信
- ポータルサイトを活用した域内情報の一元的整理・発信
- 海外データベース・メディア等を活用した国際認知向上

具体的には、スタートアップの資金調達実績や評価額、大学・研究機関の研究成果などを体系的に整理し、日本語と英語による記事制作を進めます。これらを海外メディアへの掲載、SNSでの発信、域内のスタートアップ情報の海外データベースへの登録促進、そして国際イベントの開催機会を通じて継続的に発信することで、世界における関西のプレゼンス向上を目指します。
また、大阪・京都・ひょうご神戸コンソーシアムをはじめとする関係機関との連携のもと、域内のスタートアップ・エコシステムのさらなる活性化とグローバル展開の推進に取り組んでいく方針です。
関連イベント「J-Startup KANSAI カンファレンス」の開催
関西広域連合は、近畿経済産業局と共催で「J-Startup KANSAI カンファレンス」を2026年3月11日(水)に開催します。本イベントでは、「J-Startup KANSAI 2025」選定企業への選定証授与に加え、関西のスタートアップのさらなる成長に資する3つのセッション「大企業連携」「万博レガシー」「インパクトスタートアップ」が実施されます。これにより、選定企業をはじめとした関西のスタートアップと域内の関係者との交流が促進されることでしょう。
特に、関西広域連合が担当する「万博レガシー」のセッションでは、2025年に続き大阪が開催地に選ばれた「Global Startup Expo」をテーマに、グローバルイベント開催への機運を高めると共に、スタートアップやVC(ベンチャーキャピタル)から見たビジネスチャンスについて議論が行われる予定です。
イベント概要
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開催日時: 2026年3月11日(水)14:00~19:00
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開催場所: ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター ホールA(大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館 B2F)
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申込締切: 2026年3月9日(月)12:00
関連リンク
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関西スタートアップ・エコシステム 公式サイト: https://kansai-startup-ecosystem.com/
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情報発信戦略のWebページ: https://kansai-startup-ecosystem.com/about/
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Startup Genome: https://startupgenome.com/
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J-Startup KANSAI カンファレンス イベント詳細ページ: https://www.kansai.meti.go.jp/3-3shinki/Startup/J-Startup/event/20260311.html


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