知財部を持たない企業を支援する「仮想知財部」AI機能、リーガルテック社が提供開始

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知財部を持たない企業向け「仮想知財部」AI機能、リーガルテック社が提供開始

リーガルテック株式会社は、2026年3月16日より、知財AIプラットフォーム「Tokkyo.Ai」において、知財部門を持たない企業でも戦略的な特許判断を可能にするAIエージェント機能「仮想知財部」の提供を開始しました。この新機能は、発明の増加に対応し、中堅・中小企業を含む幅広い企業に知財判断の基盤を提供することを目的としています。

リーガルテック社が提供を開始した「仮想知財部」AI機能のイメージ

AX時代における知財判断の新たな課題

近年、AI Transformation(AX)の進展により、製品・サービスの改良が高速化し、業務プロセス自体が発明として捉えられるケースが増えています。これにより、特許出願候補となる発明が飛躍的に増加しています。

しかし、中堅・中小企業や成長企業の中には、専任の知財部門を設置していない企業も少なくありません。そのため、特許出願の判断が遅れたり、外部の専門家への依存度が高まったりする傾向が見られます。発明創出が日常となる現代において、適切な知財判断体制の整備は、企業にとって重要な経営課題となっています。

「仮想知財部」AI機能の概要

「Tokkyo.Ai」に搭載された「仮想知財部」AI機能は、以下のような多岐にわたる知財判断プロセスを支援します。

  • 発明候補の自動検出: 新たな発明の可能性をAIが自動的に検出し、見落としを防ぎます。

  • 出願要否のチェック補助: 発明が出願すべきものかどうかの判断をAIがサポートします。

  • 競合特許との関係分析: 競合他社の特許との関係性を分析し、自社の優位性やリスクを評価します。

  • 将来価値・マネタイズ可能性評価: 出願する特許の将来的な価値や収益化の可能性を評価します。

  • 出願優先順位の可視化: 複数の発明がある場合、どの特許を優先的に出願すべきかをAIが可視化します。

これらの機能により、知財部門を持たない企業でも、戦略的な視点に基づいた出願判断を行うための環境を整えることが可能です。

想定される利用シーン

この「仮想知財部」AI機能は、様々な企業や状況で活用が期待されます。

  • 成長企業における初期知財体制構築: 知財部門をこれから立ち上げる成長企業が、効率的に知財戦略を構築する際に役立ちます。

  • 中堅企業の出願ポートフォリオ整理: 既存の特許ポートフォリオを見直し、最適化を図りたい中堅企業にとって有効です。

  • 経営陣と技術者による共同判断: 経営層と技術開発部門が連携し、知財に関する意思決定を行う際の共通基盤として利用できます。

  • 弁理士との戦略的連携強化: 外部の弁理士との連携において、より戦略的な議論を行うための情報共有ツールとしても活用が考えられます。

従来、属人的で断片的になりがちだった知財判断を、組織的かつ継続的なプロセスへと転換することを目指しています。

製品の詳細については、以下のサイトで確認できます。

今後の展開

リーガルテック社は、今後も企業規模や業界特性に応じたテンプレートの整備を進め、知財判断支援機能のさらなる高度化を図る方針です。大企業だけでなく、中堅企業やスタートアップ企業においても活用可能な知財判断基盤として、導入の拡大を目指しています。

リーガルテック株式会社について

リーガルテック株式会社は、2021年3月に設立されました。資本金は3億7,900万円(資本準備金含む)。代表取締役社長は平井 智之氏。本社は東京都港区に位置しています。

事業概要は以下の通りです。

  • 特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」の提供・開発

  • 知の資産化ナレッジベース「IPGenius」の提供・開発

  • 秘密情報の共有データルーム「リーガルテックVDR」の提供・開発

詳細については、以下の企業サイトをご覧ください。

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