ローデ・シュワルツとLITEON社が5Gフェムトセルの高効率テストを実証
2026年3月27日、ローデ・シュワルツとLITEON社は、高スループットなマルチデバイス試験を生産現場で行うための最適なテストセットアップを共同で実証したことを発表しました。この成果は、2026年3月2日から5日まで開催される「MWC Barcelona 2026」で披露される予定です。
PVT360Aが実現する革新的なテスト環境
今回のデモンストレーションでは、ローデ・シュワルツが開発した「PVT360A高性能ベクトル・テスタ」が中心的な役割を果たします。PVT360Aは、5G NR FR1およびLTEスモールセルの設計検証から生産段階まで対応するノンシグナリング・テストのための包括的なソリューションです。最小限のフットプリントで最大限の性能を発揮するよう設計されており、LITEON社の新しいFlexFi 5Gフェムトセル4台を同時に特性評価できる能力を持っています。

PVT360Aの詳細については、以下の製品ページをご覧ください。
LITEON社の生産効率を50%向上
LITEON社は、このPVT360Aテストプラットフォームを新しいFlexFi 5Gフェムトセルの製造ラインに採用しました。その結果、テスト全体のスピードが50%も向上し、生産スループットの大幅な向上に成功しています。PVT360A独自の「Smart Channel」技術を活用することで、1台の装置で4台の5Gフェムトセルを同時にテストすることが可能となり、キャリブレーションと検証プロセスを完全に自動化しています。
LITEON社のRichard Chiang氏(Smart Life Application戦略事業単位ゼネラルマネージャ)は、「製造エクセレンスを高めるため、ローデ・シュワルツとの長期的なパートナーシップを結ぶ考えです。PVT360Aプラットフォームを取り入れて、当社の試験プロセスの自動化と精度をさらに高い水準に引き上げ、製品が一貫して市場で最も高い基準を満たすよう保証していくのが狙いです」と述べています。
高度な5GテストをサポートするPVT360Aの機能
PVT360Aは、ベクトル信号発生器(VSG)とベクトル・シグナル・アナライザ(VSA)をワンボックスに収めたソリューションであり、R&S VSE Vector Signal Explorerソフトウェアとシームレスに連携します。これにより、効率的で高性能なRFテストが実現し、信頼性の高いタイミング検証を含めた包括的な5G NRダウンリンク/アップリンク信号解析が可能となります。
また、PVT360Aは、革新的な2×8ポート・アーキテクチャの採用に加え、リソースの割り当てを動的に最適化する独自機能「Smart Channel」を搭載しています。オプションのデュアル信号発生器/アナライザを用いることで、マルチコンポーネント・キャリア・テストや高精度なMIMO測定といった高度な5Gシナリオにも対応できます。これらの機能により、メーカーはより短時間でより多くのデバイスをテストでき、テストスループットが劇的に向上します。
ローデ・シュワルツのGoce Talaganov氏(無線機テスタ担当副社長)は、「PVT360Aプラットフォームによって、LITEON社が推進するスマート生産戦略を支援できることを光栄に思います。LITEON社が高いスループットと安定した品質を実現できていることは、当社のスケーラブルなマルチポート・アーキテクチャとSmart Channel技術がいかに生産効率を改革可能であるかを実証しています。今後も協力関係をさらに深めて、5Gスモールセル生産分野でいっそう大きなイノベーションを実現していけるものと期待しています」とコメントしています。
MWC Barcelona 2026でのデモンストレーション
この共同デモンストレーションは、2026年3月2日から5日に開催される「MWC Barcelona 2026」のホール5・小間番号5A80にあるローデ・シュワルツ展示ブースで実際にご覧いただけます。
ローデ・シュワルツのスモールセル・テスト向けソリューションに関する詳細は、以下のリンクで確認できます。
また、ローデ・シュワルツおよびLITEON社の詳細情報は、それぞれの公式サイトでご確認いただけます。


コメント