【Enthought 創立25周年】2026 R&D イノベーションサミット開催 – DXからインテリジェンス・ドリブンへ、科学的R&Dの次代を展望

テクノロジー

開催の背景とR&Dが直面する課題

AIの進化が急速に進む一方で、研究開発(R&D)領域では、最新AIがもたらす「真の可能性」と現状の研究手法との間に大きなギャップが生じつつあります。日本の多くのR&D組織は、AIが進化する前の時代に最適化されたままの状態にあり、開発期間の長期化、技術継承、人材不足といった課題が顕在化しています。このような状況の中で、AIやデータ活用を軸とした研究開発プロセスの抜本的な変革が求められています。

サミットの主な見どころ

「DXの先」を定義する新概念:科学的R&Dのインテリジェンス・ドリブンへの転換

本サミットでは、効率化に留まらない「DXの先」として、AIが自律的に仮説生成や意思決定を支援する「インテリジェンス・ドリブン」なR&Dの全貌が提示されます。科学的イノベーションを推進する日本のR&Dリーダーや経営層とともに、その実現に向けた具体的な方向性が議論されます。

データ蓄積の「器」から、推論する「知能」へ

単なるデータの「デジタル化」に終わらず、実験プロセスとAIを高度に融合させ、データから戦略的な示唆を導き出す新たな研究手法に焦点を当てます。ツールの導入だけでなく、研究プロセス、意思決定フロー、そして知識の蓄積・活用のあり方そのものを再設計する視点が提供されます。

注目のプログラムと登壇者

本イベントでは、日本のR&D変革を牽引するフロントランナーによる3つの基調講演が実施されます。

基調講演 1:和泉 憲明 氏

和泉 憲明 氏
株式会社AIST Solutions Vice CTO 兼 デジタル庁 シニアエキスパートである和泉憲明氏は、「2025年の崖」問題の提起者としても知られています。講演では、デジタル産業革命の100年を俯瞰し、R&D組織が直面する構造的矛盾に鋭く切り込みます。研究者個人に属人化しがちな「Intelligence(問いを生成し知を組み替えるプロセス)」をいかに組織として設計・運用すべきかという観点から、AIレディな組織への転換条件が構造的に論じられます。

基調講演 2:福島 正人 氏

福島 正人 氏
株式会社レゾナック・ホールディングス 執行役員 CTOの福島正人氏は、素材化学業界の変革を牽引するレゾナック社が実践する、データとデジタル技術を高度に融合した科学的R&D DXについて紹介します。材料開発における価値創造を加速させ、グローバル競争で勝利するためのR&D変革に向けた実践的な洞察が共有されます。

エンソート セッション:エリック・ジョーンズ博士

エリック・ジョーンズ博士
Enthought Inc. 創業者 兼 最高経営責任者(CEO)のエリック・ジョーンズ博士は、今日の科学技術計算のデファクトスタンダードとなっている「Scientific Python(SciPy)」エコシステムの創設者の一人であり、「SciPyの父」として世界中のサイエンティストから尊敬されています。講演では、材料科学・化学R&Dにおける新たなパラダイム「Intelligence at Scale(知のスケール化)」を提示します。各社独自の組織的知見・企業知と、LLMやエージェンティックAIを融合し、信頼性の高い成果を生み出す実践的アプローチが解説され、科学的発見とイノベーションを加速するための指針が示されます。

パネルディスカッション:ヤング・リーダー・セッション

「R&D変革を次世代へつなぐ」をテーマに、次世代リーダーが登壇し、科学的R&D変革をどのように推進し、持続させていくのかについて活発な議論が展開されます。

「R&D イノベーションサミット 2026」開催概要

  • 日時: 2026年6月4日(木)14:00~19:30(13:30 受付開始)

  • 場所: 赤坂インターシティコンファレンス(東京都港区赤坂1-8-1 3F・4F)

  • 対象者: 研究開発を競争力の源泉とする企業の管理職、研究者、DX推進リーダー、経営幹部の方を優先します(対面での深い知見共有を重視するため、席数には限りがあります)。

  • 参加費用: 無料(事前登録制)

  • 主催: エンソート合同会社

  • 共催: 株式会社化学工業日報社

参加登録とエンソートについて

本サミットへの参加をご希望の方は、以下の公式ランディングページより事前登録をお願いいたします。

エンソートは、2001年の設立以来、科学分野のデジタルトランスフォーメーションを推進し、独自の技術と深い科学的専門知識で、半導体、電子部品、材料設計、製薬、エネルギーなど、各業界における迅速な発見と継続的な革新を支援しています。科学者がデジタルを駆使して価値創出の促進者となるためのツールやスキルを提供し続けています。

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