「ホワイトハット」開発の背景
現在販売されているワイヤレスディスプレイ送受信機「MCCMT250」は、コンパクトなサイズでありながら、安定した無線接続とスムーズな映像伝送を実現し、ビジネスや教育現場で広く利用されています。この製品は業界最小レベルの軽量化が図られている一方で、高性能な画像処理に伴い熱が発生します。熱に対する安全基準はISOに準拠していますが、より安心して日常的に利用できるよう、利用者から寄せられた「触れた際の熱さを和らげてほしい」「抜き差しの際の端子の保護対策がほしい」という声に応え、「ホワイトハット」が開発されました。
「ホワイトハット」という名称は、善良な目的でサイバー攻撃から社会を守る「ホワイトハッカー」が被る白い帽子をイメージしているとのことです。

「ホワイトハット」の主な特長
「ホワイトハット」は、以下の特長を備えています。
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優れた保護性能
柔軟性の高い高品質シリコンを採用しており、日常的な擦り傷や軽微な衝撃から本体を保護します。 -
滑りにくい質感
グリップ性が向上し、机上や手からの落下を防ぐため、現場での取り扱いがより安心になります。 -
シンプルで清潔感のあるホワイトカラー
「MCCMT250」本体に調和する白色で、ビジネスシーンにも自然に馴染むデザインです。 -
着脱しやすい一体型設計
本体にぴったりフィットする形状でありながら、用途に応じて簡単に脱着が可能です。
「ホワイトハット」の仕様と注意点
「ホワイトハット」の仕様は以下の通りです。
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材質: シリコンゴム硬度80度
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耐熱温度: 約200度(瞬間的温度)
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使用可能な温度範囲: -5度~40度(一般生活温度)
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色: 白色
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寸法: 高さ20mm x 幅37mm x 厚み18mm
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重さ: 3g
利用上の注意点として、シリコンゴムは引き裂き強度や摩耗強度が他の材質に比べて低い特性があること、紫外線や蛍光灯の光によって変色する可能性があること、直射日光や高温多湿になる場所での保管を避けること、乳幼児の手の届かないところで使用することが挙げられています。
対象製品「MCCMT250」について
「ホワイトハット」は、ワイヤレスディスプレイ送受信機「MCCMT250(Compact Mate 2 C1+R1 JP)」専用です。この製品は、国内専用の業界最小クラスUSB-C対応ワイヤレスディスプレイ送受信機として、以下の特徴を持っています。
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送信機(C1)をThunderbolt3/4またはDP ALT対応のUSB-C端子に、受信機(R1)を大型モニターやプロジェクターのHDMI端子に接続し、送受信機間を専用無線でつなぎます。
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通信距離は約20メートルで、HDMIケーブルを無線に置き換えて利用できます。
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技術基準適用証明(Telec)認証を取得した日本専用モデルです。
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オプション設定により、1台の受信機(R1)に対して複数の送信機(C1)の運用も可能です(画面投影は1台のみ)。
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約12gの送信機(C1)と23gのHDMI受信機(R1)はポケットサイズで、持ち運びが容易です。
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送信機(C1)と受信機(R1)の間はダイレクト通信のため、WiFiネットワークに接続せずにすぐに利用できます。
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送信機(C1)は、USB-C DP ALTまたはThunderbolt3/4の規格で利用でき、給電とデータ送信を1端子で行えます。
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画面転送の開始と停止は、送信機(C1)をUSB-C端子から抜き差しするだけで行えます(接続操作不要)。
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フルHD(1920×1080)60fpsの動画と音声を同時に、低遅延で高速投映が可能です。
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複数台の送信機(C1)を1台の受信機(R1)とペアリングし、複数の利用者が順番に投映できます。
利用可能機器の例
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USB-C(Thunderbolt3/4)端子を備えたWindows10/11パソコン
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USB-C端子を備えたiMac, Macbook, iPad pro, iPad10, iPad mini6, iPad air4, iPhone17/17 Pro/17 pro MAX/16/16 pro/ 15/15 pro/15 plus/15 pro Max(iPhone16eは除く)
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Chromebook
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USB-C DP-ALT対応のAndroidスマートフォン(一部機種。最新状況はメーカーまたは販売店に確認してください)
多様な導入事例
「MCCMT250」は、その利便性から様々な分野で導入されています。
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大学や研究機関: 学内ネットワークへの接続が制限される外部からの持ち込みデバイスでも、安全に無線投影ができるため、全国30以上の大学で導入されています。
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第2期GIGAスクールの学校: 校務用ネットワークと授業用ネットワークが分離された環境で、教員用パソコン1台で校務用ネットワークに接続したまま、デジタル教科書などを電子黒板へ無線投影できるため導入されています。ある教育委員会では、1,000人以上の教員に配布され活用されています。
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建設業: 人の出入りが多く、危険防止のためにケーブル配線を減らしたい大手ゼネコンの建設現場事務所で導入されています。
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製造業: 工場内のモーターノイズにより2.4Ghz帯無線の利用が難しい環境でも、5Ghz帯で接続できるため導入されています。
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商社: 客先訪問時にWiFiネットワークに接続せずに利用できるため、プレゼンの習慣化とスキルアップに貢献する営業支援ツールとして導入されています。
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病院、クリニック: 院内入口の案内モニターや診察室、検査室内のモニターへ、HDMIケーブルを不要にして無線投映で利用されています。
株式会社マトリックスコミュニケーションズについて
2008年設立の株式会社マトリックスコミュニケーションズは、無線技術、通信技術、インターネット技術を融合した新しい情報通信機器およびアプリケーションソフトウェアの企画開発・販売を行っています。ワイヤレスディスプレイアダプターは累計3万台以上の販売実績があり、国内の自治体、学校、大手企業に導入されています。同社はネットワークのエキスパートとして、導入前の接続検証から導入後の機能改善などのサポートサービスも提供しており、無線化によるケーブル削減を通じてSDGsへの取り組みも行っています。


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