ピックルボールの世界的拡大と日本市場の現状
ピックルボールは、世界中で急速に競技人口が拡大しているスポーツです。特に米国では、成人の約5人に1人にあたる約5,000万人が過去1年間にプレーしたという統計があり(※1)、4年連続で「全米で最も急成長しているスポーツ」に選ばれています(※2)。専用コートの整備やプロリーグの発展、用品市場の拡大なども進み、その成長は世界的に注目されています。
日本のピックルボール市場は現在「立ち上げフェーズ」にあると捉えられています。ピックルボールワンは、この産業を創出することを最優先に事業を展開してきました。具体的には、コート運営、イベント企画、メディア運営、用品販売などを一体的に行っています。都市型拠点「ピックルボール銀座新橋」の運営をはじめ、国内イベント・大会の企画運営、海外プロツアー関連イベントの開催などを通じ、日本におけるプレー機会の創出と市場認知の拡大に取り組んでいます。
大手5社との連携で推進する取り組み
今回の資金調達と企業連携により、各社の専門知識やアセットを活かした具体的な取り組みが開始されます。
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アシックス・ベンチャーズ株式会社
スポーツ分野における豊富な知見を活かし、ピックルボールに適したフットウエアのレンタル事業の拡大や、競技基盤の強化に向けた取り組みを進めます。 -
Sansan株式会社
今夏に開設される「Sansanピックルボールコート池袋」の運営における連携を通じて、競技人口の拡大を目指します。また、ビジネスにおける新たなコミュニケーション手段としての活用も推進していく予定です。 -
TBSイノベーション・パートナーズ合同会社(TBSグループ)
ピックルボールのイベントや国際大会の開催などを通じて、日本国内での普及・定着を推進します。TBSグループが持つ多様なアセットや知見を活用し、新たなスポーツ・エンターテインメントの可能性を広げることが期待されます。 -
株式会社電通グループ
同グループがスポーツマーケティング領域で培ってきた知見やノウハウを活かし、競技の普及からファンベースの構築、競技価値向上までを一貫して支援します。生活者との接点を広げることで認知度を高め、あらゆるレベルのプレイヤーやファンによる熱量の高いコミュニティの形成を通して、ピックルボールを起点とした新たなスポーツ市場の創造と拡大を目指します。 -
三井不動産株式会社
同社のアセットを活用し展開している国内最大の企業リーグ「企業対抗ピックルボール&BIZ CUP」などの運営における連携を通じ、プレー機会および企業間交流を創出し、ピックルボールの普及を推進します。
ピックルボールワンの今後の展開
今回の資金調達および企業連携を基盤として、ピックルボールワンは以下の取り組みを進めていくとしています。
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都市部におけるピックルボール拠点の拡大・運営
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企業向けイベントおよびコミュニティの創出
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競技環境およびプレー機会の整備
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メディアを通じた市場認知の向上
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商品販売の強化によるプレー環境の充実
これらの取り組みは、産業全体の成長を最優先に、段階的に推進される計画です。
各社代表者からのコメント
今回の連携にあたり、各社代表者からコメントが寄せられています。
アシックス・ベンチャーズ株式会社 代表取締役社長 秋山 大介氏

「株式会社ピックルボールワンは、イベント運営・商品販売・コート運営を統合的に展開する企業であり、成長過程にある日本のピックルボール市場において、同社がさらなる市場拡大を牽引していくことを期待しています。ピックルボールワン社が行う幅広い事業に、アシックスが持つスポーツの知見を掛け合わせることで、競技者との接点創出に加え、ピックルボール領域における将来的な事業シナジーを最大化し、スポーツの新たな価値創造に貢献していきます。」
Sansan株式会社 社長室 室長/ピックルボール事業推進室 室長 小池 亮介氏

「『出会いからイノベーションを生み出す』をミッションに掲げる当社は、世代やあらゆるバックグラウンドの垣根を超えてプレーできるピックルボールを、ミッションとの親和性が高いスポーツとして捉え、普及活動を展開してきました。株式会社ピックルボールワンは、体験イベントやビジネス向け交流会、国内最大級の国際大会の開催など、あらゆる施策において共に挑戦してきたパートナーです。そして今年7月、当社が開業するピックルボール専用施設『Sansanピックルボールコート池袋』の運営も委託することが決まっており、今回の出資を機に連携をさらに強固なものにしていきます。当社が持つビジネスネットワークと、ピックルボールワンの専門性を掛け合わせ、ピックルボールの普及をさらに加速させていきます。」
TBSイノベーション・パートナーズ合同会社 代表パートナー 久保田 千絵氏

「TBSグループは、2030年に向けて『最高の“時”で、明日の世界をつくる。』というブランドプロミスのもと、多様なコンテンツや体験価値の提供を目指しています。子どもからシニアまで、誰でも楽しめるピックルボールに大きな可能性を感じています。ピックルボールワンと事業開発を通じて、Vision2030の中核をなす『Experience(体験)』を拡大し、心豊かな社会と健康の起点をつくっていきます。」
株式会社電通グループ Chief New Ventures Officer 新規事業創出責任者 石原 良樹氏

「ピックルボールは、プレーする楽しさだけではなく、自然に人と人をつなげ、コミュニティを生み出す力を持つ新しいスポーツコンテンツだと捉えています。こうしたスポーツが日本で立ち上がり社会に根づいていくことは、スポーツ産業全体の成長にも寄与するものと期待しています。当社は、競技の普及と価値向上を支援しながら、ピックルボールの持つ様々な可能性を広げ、日本における新たなスポーツ文化の形成に貢献していきます。」
三井不動産株式会社 ビルディング本部 法人営業統括一部 法人営業推進グループ 主事 山中 康平氏

「当社は、スポーツ・エンターテインメントの力を活用した街づくりを推進しており、ピックルボールは都市空間における新たな交流やコミュニティ創出につながるスポーツと捉えています。これまで『企業対抗ピックルボール&BIZ CUP』の開催などを通じ、企業間交流の創出に取り組んできました。本出資を契機に、同社の実行力と当社アセットを掛け合わせ、プレー機会や企業間交流の場づくりをさらに推進し、日本における普及と新たな価値創出に貢献してまいります。」
ピックルボールワン代表コメント

ピックルボールワンは、今回の資金調達と企業連携を通じて、日本におけるピックルボール産業の本格的な立ち上げに挑戦するとしています。コート拠点の拡大、競技環境の整備、企業コミュニティの創出、メディア発信、ECや用品販売の強化などを通じて、産業の基盤を総合的に構築していく方針です。多くの企業とともに、ピックルボールを日本に新しいスポーツ文化として根付かせたいと述べています。
ピックルボールワンが目指す世界

ピックルボールワンは、「FUN AS ONE」という理念のもと、ピックルボールを通じて生まれる出会いや笑顔、そして「またやりたい」と思える時間が、人々の毎日や人生を豊かにしていくと信じています。テクノロジーが進化しても、人と人とのつながりの価値は変わらないと考え、ピックルボールをコミュニケーションハブとして、その「人を幸せにする力」をより日常に広げる未来を目指しています。
参照元
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※1:Association of Pickleball Professionals「New APP Research Reveals Nearly 50 Million Adult Americans Have Played Pickleball In The Last 12 Months; Average Age Drops To 35」(2023年3月29日発表)
https://www.theapp.global/news/nearly-50-million-adult-americans-have-played-pickleball -
※2:PiCKLEHEADS/SFIA Data「Pickleball statistics – the numbers behind America’s fastest-growing sport」(2025年2月19日発表)
https://www.pickleheads.com/guides/pickleball-statistics
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ピックルボールワン |
| 代表者 | 代表取締役 熊倉 周作 |
| 所在地 | 〒100-0011 東京都千代田区内幸町1丁目5−2 内幸町平和ビルB1F |
| 設立 | 2023年7月 |
| 事業内容 | コート運営、イベント企画・運営、メディア運営、ショップ運営 |
| 公式サイトURL | https://company.pickle-one.com/ |
| 専門メディアURL | https://pickle-one.com/ |
| オンラインショップURL | https://pickleball-jpn.shop/ |
| ピックルボール銀座新橋 | https://ginza.pickle-one.com/ |


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